マガジンのカバー画像

創作の日々のエッセイ【ささやかなアイデアに数分間をください】

839
私がクリエイティブな生活や創作物のために、日常で考えたこと、見聞きしたことなどを。
運営しているクリエイター

#主人公

フィクションのアイデアのメモ〜自他境界不明瞭をテーマに

 創作活動のアイデアをメモする紙のメモ帳を持ち歩くことにした。アイデアは必ず書き留めてお…

片桐 秋
3か月前
2

野球漫画の『ダイヤのA』無料公開分を読んで

Wikipediaによる説明はこちら。 現在、マガポケで5巻分のみ無料公開中である。この機会に読ん…

片桐 秋
4か月前
2

決して『いいヤツ』ではない

関連する記事はこちら。 ウェブ小説風の長文タイトルの話と一緒に書いたので、少々論点がとっ…

片桐 秋
5か月前
1

漫画『デスノート』から着想を得た話と長文タイトル

この漫画が大ヒットしていたのも、00年代のことで、かれこれ20年ほどが経つ。週刊少年ジャンプ…

片桐 秋
5か月前
2

主人公のキャラデザ

オリジナル小説の『復讐の女神ネフィアル』を自分で漫画化しようと考えています。 それで今回…

片桐 秋
6か月前

高機能サイコパス的な『迷いなき』キャラを書いてみよう

関連する記事はこちら。 この記事で、極めて能動的な主人公が語った『自分より優れた裁き人』…

片桐 秋
6か月前
3

『真夜中ハートチューン』先週号と今週号の感想

現在、コミック3巻まで出ている少年向けラブコメである。週刊少年マガジンに連載中で、先週号では巻頭カラーだった。 これは私の勘だが、いずれアニメ化もするだろうと思う。 高校生の四人のヒロインがいて、それぞれが大切な夢を持っている。声優や歌手になりたいといった夢だ。 同じ学校の主人公視点では、彼女たちは自分の夢に向かって努力するのが第一で、自分への好意は二の次、優先順位低めに見えている。 ヒロインたちは互いに仲が良く、時として主人公よりもヒロイン同士の関係を優先することも

『ブルーロック』23巻の感想

『ブルーロック』の感想に関しては、TwitterXに垂れ流したままのものが多く、前に16巻の感想を…

片桐 秋
6か月前
2

相反する要素に耐えられないのは能動性の欠如である

前回の記事はこちら。  今回もあくまでもフィクションの話である。現実の話はしない。なおか…

片桐 秋
7か月前
1

緊張感に耐えられないのは能動性の欠如である

 前回の記事はこちら。  現実の人間の話はしない。あくまでもフィクションの話であり、なお…

片桐 秋
7か月前
2

複雑さと曖昧さに耐えられないのは能動性の欠如である

 ここで言うのは現実の話ではない。あくまでもフィクションの話であり、しかも主人公に限定さ…

片桐 秋
8か月前
5

【フィクション】能動性と男性性は違うのではないか?

 ひょっとしたら、世間で求められる男性性をフィクションに落とし込むなら、それは能動性とは…

片桐 秋
8か月前
5

大長編構造にて、二通りの導入部分を書きました

 何十万や百万を越える文字数の大長編を書くには、そのための書き方がある。私もTwitterXで初…

片桐 秋
8か月前

ホフマン『砂男』とシェリダン『カーミラ』序盤の比較

 ホフマンの『砂男』は1817年に発表された小説である。ドイツ・ロマン派と呼ばれる時代の文学作品だ。幻想文学の一種とも言える。  シェリダンの『カーミラ』は、1872年に出版された。若い女性同士の恋愛を書いた、耽美的な吸血鬼文学として著名である。  以前のこの記事でも比較に出したが、この記事で取り上げた違いとしては、主人公と背景となる世界との関わり方である。  『砂男』は『能動的に状況に働きかける主人公』であり、『世界や出来事は、主人公のために、障害や恩恵として存在する