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ウィルトンズサーガ【厳然たる事実に立ち向かえ】

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『暗黒城の城主』の続編です。 『暗黒城の城主』はこちらのマガジンにまとめてあります。 https://note.com/katagiriaki/m/mc6ecb876a984
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#ヴァンパイア

ウィルトンズサーガ【厳然たる事実に立ち向かえ】第3作目『深夜の慟哭』第63話

マガジンにまとめてあります。 「しかし俺たちは、どこをどう他の妖精たちを探したらいいのか…

片桐 秋
2か月前
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ウィルトンズサーガ【厳然たる事実に立ち向かえ】第3作目『深夜の慟哭』第61話

「終わったか」  ウィルトンは小さくささやいた。  ウィルトンは自分自身のその声を、我な…

片桐 秋
3か月前
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【ダークファンタジー小説】ウィルトンズサーガ『古王国の遺産〜受け継がれるレガシー…

前作はマガジンにまとめてあります。  デネブルが支配していた土地は広い。三人の領主が治め…

片桐 秋
2年前
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【ダークファンタジー小説】ウィルトンズサーガ『古王国の遺産〜受け継がれるレガシー…

前回の話はこちらです。 マガジンにまとめてあります。  一晩中歩いて、ウィルトンが生まれ…

片桐 秋
2年前
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【ダークファンタジー小説】ウィルトンズサーガ『古王国の遺産〜受け継がれるレガシー…

マガジンにまとめてあります。 「天井を照らしてくれ。暗くてよく見えない」  アントニーは…

片桐 秋
2年前
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【ダークファンタジー小説】ウィルトンズサーガ『古王国の遺産〜受け継がれるレガシー…

マガジンにまとめてあります。 「まさか宿の中にいるんじゃないだろうな」  老人は首を横に…

片桐 秋
2年前
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【ダークファンタジー小説】ウィルトンズサーガ『古王国の遺産〜受け継がれるレガシー』 第5話

マガジンにまとめてあります。  幸い、老人は分かってくれた。 「ああ、そうだな。それは当然だ」  老人は人の良さそうなしわ深い顔にある、小さな黒い目で二人を見た。 「いくら払えばいいかね?」  そう言われるとウィルトンは少し困ってしまった。こうした時の相場はいくらくらいなのだろうか。 「上等な赤ワインをひと月分買えるだけの金がいる。一日に一瓶で」  とりあえずこう言ってみる。 「上等と言ってもいろいろ格があるがね。大きな金貨一枚でどうだね?」  ウィルトンは

【ダークファンタジー小説】ウィルトンズサーガ『古王国の遺産〜受け継がれるレガシー…

マガジンにまとめてあります。  ロランはデネブルの呪いから解かれ、元々の目と知力を取り戻…

片桐 秋
2年前

【ダークファンタジー小説】ウィルトンズサーガ『古王国の遺産〜受け継がれるレガシー…

マガジンにまとめてあります。  額、もしくは腹に意識を向けて精神を統一し、恐れや興奮に捕…

片桐 秋
2年前
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【ダークファンタジー小説】ウィルトンズサーガ『古王国の遺産〜受け継がれるレガシー…

マガジンにまとめてあります。  宿にはすぐに入れた。外で助けた母娘は、一階の食堂にあるカ…

片桐 秋
2年前
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【ダークファンタジー小説】ウィルトンズサーガ『古王国の遺産〜受け継がれるレガシー…

マガジンにまとめてあります。 「待ってください」  アントニーの声が、出て行こうとするウ…

片桐 秋
2年前
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【ダークファンタジー小説】ウィルトンズサーガ『古王国の遺産〜受け継がれるレガシー…

マガジンにまとめてあります。 「分かっています。誤解されやすいのですが、彼はあなた方に対…

片桐 秋
2年前
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【ダークファンタジー小説】ウィルトンズサーガ『古王国の遺産〜受け継がれるレガシー…

マガジンにまとめてあります。  一行は五人一緒に、大蜘蛛の巣があると思われる大木の周囲を…

片桐 秋
2年前
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【ダークファンタジー小説】ウィルトンズサーガ『古王国の遺産〜受け継がれるレガシー』 第12話

マガジンにまとめてあります。  アラニスがひざまずく地面には、小さな靴の跡があった。 「なるほど、確かにこれなら小柄な女に見えるだろうな」  ウィルトンは気分が明るくなった。これで謎の人物を見つけられるかも知れなかった。 「残念ながら、まだベールの主と決まったわけでは」  アントニーは軽く反論した。  世の中には、こんな事を言うにも気を使わねばならない者もいる。わずかでも反論されると傷ついたり腹を立てる人間だ。幸い、ウィルトンはそうではなかった。     そうした