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ノーマン・カズンズ(松田銑訳)「笑いと治癒力」岩波現代文庫
入院しているとき、コメントでおすすめされた本。
ちなみに1981年に日本語で最初に刊行された時のタイトルは『死の淵からの生還――現代医療の見失っているもの』。更に1979年に刊行された際の原題は『ANATOMY OF AN ILLNESS AS PERCEIVED BY THE PATIENT』(拙訳:患者の立場から感じた、ある病気の解剖学)とだいぶ一般化されたタイトルとなっており、必ずしも「
「鑑賞者」としての美術解剖学
1.美術解剖学との馴れ初め
タレントの松嶋尚美さんは地元に司馬遼太郎の石碑があったことをきっかけに司馬遼太郎を読み出した…という消されたWikipedia情報がある。真偽のほどはわからないし、わざわざ確認する気も無いんだけど、人はそういう、「なんで?」と言われそうなきっかけで突如として新たな趣味・関心を開拓することがある。
私の場合、美術解剖学がそれだった。過去に漫画っぽいイラストを描いて