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玉川可奈子の本棚

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私が読んだ本について、感想や思ひ付きをまとめたものをまとめました。
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#ブックレビュー

司馬理恵子『マンガでわかる もしかしてアスペルガー! ? ~大人の発達障害と向き合う~』(主婦の友社)を読んで

司馬理恵子『マンガでわかる もしかしてアスペルガー! ? ~大人の発達障害と向き合う~』(主婦の友社)を読んで

 いつもお読みいただき、ありがたうございます。玉川可奈子です。今回は久し振りのブックレビューです。本の内容といふより、私自身について考へさせられることが多く、自分語りとなることをご容赦ください。

 なほ、本書のアスペルガー症候群については、以下をご参照ください。

 「変はつた子」 私は幼少の頃から、「変はつた子」、「ユニークな子」と言はれて育ちました。
 好きなことや興味があることには没頭する

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乃樹愛『なんで私が適応障害!?暗闇の中で光を見つけた私。』(合同出版)を読んで

乃樹愛『なんで私が適応障害!?暗闇の中で光を見つけた私。』(合同出版)を読んで

 「まさか、自分が…」

 「適応障害」といふ名称は、皇后陛下も当時、罹られたといふことで知つてゐました。

 さらに、同じ職場の人がなつた人がゐるのを見て、多少身近なもののやうに感じました。

 職場以外の親しい人がなつて、その大変さを間近で見ることもありました。

 そして、まさか自分が「適応障害」になるなんて、夢にも思ひませんでした。

 この記事に目をとどめていただき、ありがたうございます

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斎藤一人『絶対!なんとかなる』(マキノ出版)を読んで

斎藤一人『絶対!なんとかなる』(マキノ出版)を読んで

 この記事に目をとどめていただき、ありがたうございます。玉川可奈子です。暑い日が続きますね。どうか、最後までお付き合ひいただければ幸甚です。

 さて、本を通じて私を救ってくれた人たちがゐます。

 国史学者の平泉澄先生。

 評論家の日下公人さん。

 哲学者の行徳哲男さん。

 心理カウンセラーの心屋仁之助さん。

書籍一覧 アーカイブ - 性格

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倉山満『検証 内閣法制局の近現代史』(光文社新書)を読んで

倉山満『検証 内閣法制局の近現代史』(光文社新書)を読んで

 この記事に目をとどめていただき、ありがたうございます。ブックレビューですが、どうか最後までお付き合ひください。

 私は政治にあまり関心がなく、その話題にも疎いのですが(疎いフリをしてゐるだけかも知れませんが)、倉山氏の言論にはいつも学ばせていただいてゐます。中でも、倉山氏の明治維新以降の史論は見るべきものが多く、また戦後の政治についての動きはたくさん勉強させていただいてをります。
 さうした中

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犬養孝『万葉の人びと』(新潮社)を読んで

犬養孝『万葉の人びと』(新潮社)を読んで

 この記事に目をとどめていただき、ありがたうございます。玉川可奈子です。
 今回は『万葉集』に関するブックレビュー、といふより読んで思ひ付いたことの羅列です。どうか、最後までお付き合ひいただければ幸甚です。

 『万葉集』に関する本は、数多くあります。専門的な研究書はもちろん、入門書、奇を衒つたもの、そして何度読んでも飽きない本…。その探求の歴史も古く、はじまりは梨壺の五人による研究から、鎌倉時代

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宮脇俊三『最長片道切符の旅』(新潮文庫)を読んで

宮脇俊三『最長片道切符の旅』(新潮文庫)を読んで

 この記事に目をとどめていただき、ありがたうございます。
 久しぶりにブックレビュー、といふより、思ひつきです。どうか最後までお付き合ひください。

 私がこの本を読んだのは、大学三年生の頃でした。当時、仲の良かつたアルバイト先の鉄道好きの早稲田大学生(二浪した三年生)に薦められて手にしました。読んでみた感想はただただ「この宮脇俊三といふ人は、すごいナア」といつたところでした。
 また、「私も宮脇

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汐街コナ・ゆうきゆう『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由』(あさ出版)を読んで

汐街コナ・ゆうきゆう『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由』(あさ出版)を読んで

 この記事に目をとどめていただき、ありがたうございます。
 今回は、私が読んだ本について思つた書きますので、どうか最後までお付き合ひ下さい。

 かつて私は朝7時出勤の20時退勤で、土日も月上限3,000円の手当で出勤しなければならない組織に勤めてゐました。毎月の残業時間は、余裕で100時間を超えました。ひどい時では、月に2日しか休みがありませんでした。
 なほ、当時のストレス解消方法は、過食と浪

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