8月に読んでいる本
🎃ご自愛本🎃🎃
shasaさんが紹介されてた本🥰
自己受容の本📖
「ほめる」と「勇気づけ」は違う
プロセスに注目して実況中継でよい
自分が満たされていないと、誰かを勇気づけたり優しくしたりすることはできない
誰かに優しくされるのを待つのではなく、自分の行動に一つ一つ声をかけていく
「頑張っているね」「そのままでOK」「いいね、いいね」
「そっか、イライラしているんだねー、いいんだよ」
「ダメ出し」ではなく「良い出し」
「自分よりも相手を優先してしまう」
「他者に厳しく、ときに感情がコントロールできなくなってしまう」
どちらも原因は同じで、自己肯定感の不足によるもの
⇒「私は私のままで大丈夫」と思えない結果、「すべて相手に合せることで嫌われないようにする私」と
「自分の価値や自信を下げる相手を許さない私」が同居している
☆自分磨きをしても自己肯定感は高まらない
なぜなら自己肯定感とは、ありのままの自分に対して「私は私のままで大丈夫」と思える気持ちのことだから
たとえSNSでいいねがたくさんついても、だからといってそのことで自己肯定感が高まることはない
自己肯定感が高い人は、成績が下がってもすぐに気持ちを切り替えられる
ありのままの自分に対する価値と、仕事の成績とを分けて捉えることができる
「まぁ、なんとかなる」と心のどこかで信じている
そのため、「本当の自分を知られたら嫌われてしまうかも」といった不安も抱えていないし、特定の人に対して過度に執着することもない
一方、自己肯定感が不足した人は、どんなに素晴らしい才能や成功体験があったとしても「どうせ私なんて」と信じており、他人からの注目や賞賛を集めることで、なんとかして自分の心を満たそうとする
自己肯定感が不足していると、SNSに依存したり、自分の価値を高めてくれそうな相手ばかり求めてしまう
☆自己肯定感の不足には、親からの「条件付きの愛」が起因
とはいえ、親に謝罪を求めることで、ますます自己肯定感を低めてしまう
親の自己肯定感もまた不足していたことから、子どもに対して「親のコントロール願望」が生まれてしまった可能性を考えてみること
自分の親も、その親からの「条件付きの愛」で苦しんできたゆえの結果
また、親による虐待やネグレクトもその要因になるが、それには
「悪口を延々と聞かせ続ける」
「親の気まぐれでルールや対応が変わる」
「親が不倫をしている事実そのもの」
といったものも挙げられる
「真面目で手のかからない、いい子」でなければ「親から愛されない」という無言のメッセージを、親の言動から感じ取っていたからいい子で居続けた。長年、親の顔色を伺いながら親の期待に沿って行動してきた結果、自己肯定感が不足し、「自分は相手の期待に応えなければ愛してもらえない」という信念
やがて、友達に「何を食べたい?」と聞かれても、「自分の気持ちより相手の気持ちを優先すべき」といった信念から、反射的に「〇〇さんは?」と聞き返してしまう
☆自己肯定感を回復させるには「自分を愛すること」
他者を肯定することで、自分自身をも肯定する信念が育まれてくる
☆「でも、まだまし」「でも、まだまだ」の呪文で極端マインドを減らす
☆屋上ボタンを押して、自分を俯瞰して実況中継
☆妄想ボタンで自分が楽になるように考え、感情のコントロールを
☆「自分の人生を生きる」とは
「誰にとって」の「いい子」か
「何に対して」の「真面目」か
世の中のすべての人はとてもまじめに生きており、人によって「何に対して」という目的語が異なるため、第三者から見た際に評価が分かれる
⇒自分の目標に対して本気・真剣であることが真面目であり、目標達成のための優先順位を誠実に守ることといえる
自己肯定感が不足している人の目標は、人から愛されたり認められたりすることで、「~すべき」というMust志向に支配された行動を取り続けること
自己肯定感の高い人の目標は、「自分が本当にやりたいこと」に取り組むこと(Want思考)
⇒自己肯定感を高める最もシンプルな方法は、Want思考に基づいた行動に変換すること
ただ、自己肯定感が不足していると、自分のしたいことがわからない。幼い頃から「どうすれば親から褒めてもらえるか、親が喜ぶか」そのことばかり常に考えて生きてきたから
もし真剣に「自己肯定感を高めたい」と考えているのであれば、今のあなたの中にある「真面目」の価値観を粉々に破壊しなければならない
それは、親をはじめとした他者が望む人生を歩むためのものであり、自分の望む人生を歩もうとする上で不真面目なものとなるから
☆真面目は不真面目
「真面目な社員」と思われることにとても真面目でも、業績は上がらない
「真面目にやってさえいれば許される」価値観は学生時代のものであり、社会人には当てはまらないから
⇒真面目を「目的」にすることは「自分の未来」に対してはきわめて不真面目だといえる
なぜ真面目を手段ではなく目的として用いてしまうのか、それは「真面目であれば愛される」という信念を抱えているから。しかし、社会人として働き続けたいのであれば、その信念を「真面目と思われたいだけの自分は社会人として不真面目である」と書き換えることが必要
☆人間関係でうまくいかないときは、キャラを①仕事キャラにモードチェンジ
私たちは自覚の有無にかかわらず、以下の場面に応じて、人格(キャラクター)を使い分けて生きている
①仕事(業務の場面)
②交友(友人との場面)
③愛(恋人や家族との場面)
人間関係の構築が最も難しいのは③で、①→②→③の順で難易度が上がっていく
①仕事には明確な目標や上下関係などがあり、ふるまいを理解しやすく、時間や場所も限られているから
②交友となるとそうはいかず、「認められたいけど自慢すると嫌われる」「助けてあげたいけどおせっかいとは思われたくない」などの矛盾を上手に解決していく必要があり、③愛になるとさらにその難易度は上がる。嫉妬や依存といった感情も生じやすく、何より共に過ごす時間が多いため、お互いの欠点も目につきやすい
⇒仕事の場面で「自分のことを理解してほしい」「認めてもらいたい」といった②交友の場面で生じる感情を持ち込まず、業務的な付き合いに切り替える
「自分のことを理解してほしい」という願望は誰もが持つもので、人間に備わる本能だが、仕事キャラにおいてはそれを胸の奥にしまっておくことができる
(アラレ)こうなると、「職場で本音を言わない(言えない)」というのは、ごく当たり前のことなのか💦
家族関係においても、③(愛)から①(仕事)にモードチェンジすることで、自分の中の「理解してほしい」という感情を手放すことが可能となり、淡々と対応ができるようになる
☆自分と相手の間に「太い線」を引く
親であっても、生い立ち、価値観、感性も異なっている
相手の考えを変えようと無駄に時間や労力を割くのではなく、
「あなたはそう思うんですね」と心の中で唱えて終わりにしてしまえばいい
この太い線は自分から他者へも引けていることが大切
自分の価値観を相手に押し付けることで、自己肯定感の不足を補い、相手を支配しようとする。しかし、そうした行動によってさらなる自己肯定感の不足が引き起こされる。なぜなら相手を支配しようとしている限り、その人の幸不幸は相手の反応に依存してしまうから
相手への支配欲は、Must思考と強い関連性
⇒Must思考に縛られている人はいつも努力の連続で、自分以外にも我慢や忍耐を強いてしまう
⇔Want思考の人は周囲からは努力しているように映ったとしても、本人の中では我慢や忍耐ではなく、希望や興奮に満ちている
☆甘えのすすめ/コフートの心理学
こちらの本からの抜粋が掲載されています
「人間は誰しも「精神的な自立」などというものを、いつも完璧にできるわけがない。(中略) 自分の自己愛を素直に認め、その分、人の自己愛も認めてあげればいい。そして、他人に上手に依存できるようになることを、人間の成長とみなすべきである」
コフートの唱えた自己心理学では、
「一人でも生きていける」といった強い自分をめざすのではなく、
「うまく人に頼ることができる」
「誰に頼ればよいのかを見極められる」
そんな自分をめざしましょう
といっている
「自分は頼るのが得意」
「いざとなったら、みんなが自分を助けてくれる」
こうした信念があってこそ、安心してこれから「自分の人生」を生きていくことができる
ここでいう「本当の意味で強い人」とは、
「自分は弱い。だから頼れる人をたくさん作ろう」と考え、その方法を学び、実践している人を指す
(アラレ)人を頼る名著はこちらにも✨
☆「信じていたのに」という発言を相手にぶつけることは、自分の願望の責任転嫁であり、「裏切られた」という感情はある種の被害妄想
相手に尽くしてきた理由が「相手のためではなく、相手の気持ちを手に入れたい自分のため」ということに気がつかないと、被害的な感情が強まる
「尽くすこと」の正体が、自分の「愛されたい」といった欲望を「あなたのため」と相手に押し付けるコントロール願望と同じ
「こんなにも尽くしているのだから、あなたは私を愛さなければならない」=条件つき愛(自分は無償の愛を求めていながら)
☆結局は世の中の愛は全て、程度の差こそあれ、「条件つきの愛」
自己肯定感を高めるとは、
「世の中の愛は、程度の差こそあれ、すべて条件つきである」
「完全なる無償の愛とは幻想である」
といった信念を育むことであり、これこそが「他者を肯定する」ということ
☆コフート「理想的な人間関係の形は相互依存」
他人と持ちつ持たれつの関係をめざしましょうということ
そのためには、「まずは、結局、人は自分が一番かわいいと自覚することが欠かせない」
「相手だって、自分が一番かわいい」ということ
⇒自分のサポーターをつくるとは、まずは自分が「相手に何かしらのメリットを与えられる人になる」ということ
(所感)母からしたら、自分の子どもは自分の思い通りに言うことを聞くので、メリットありなんだな。自分の子どもには気をつけなきゃ
☆コフートはこのメリットを「人間の心理ニーズ」と称し、以下の3分類
①鏡対象
自分自身を映してくれる対象(相手)
自分の一番ほめてほしいところを褒めてくれたり
自分では気が付いていなかった長所を教えてくれたりする鏡(相手)
だからといってお世辞を言う、とにかく褒めるということではない
本人や周囲から敬遠されてしまう
「相手が最も言ってもらいたいこと」を言うには、徹底した相手への観察が必要
「この人は何を大切にしているのか」を探り、想像した上で、積極的に口に出し、相手を褒める
「おべっか」のように感じるかもしれないが、実際にやってみれば、「つねに相手に注目し、想像力を働かせ、試行錯誤の上で相手を褒める」という作業には莫大なエネルギーを要する
⇒相手の鏡対象となるためには、本心から相手への興味や関心を持つ必要があり、これは表面的なおべっかとは対極の「配慮」「思いやり」が欠かせない行為
・小学生でも言えるような褒め方は最も良くない
・「Iメッセージ」で自分を主語にする
「センスを感じます」「尊敬します」
相手(You)を主語にするとどうしても上から目線で相手を評価している印象を与えかねない
また、褒めるだけが鏡対象であるとは限らない
「呼ばれたら走って駆け付ける」
「元気よく返事をする」
「笑顔から挨拶をする」などの行動によって、「尊敬しています」というメッセージを非言語的に伝えることも可能
「どんな本を読まれましたか?」
「習慣として取り組んでいることは何ですか?」
などと相手に対して「尊敬しています」というメッセージを間接的に伝えるテクニックも
☆相手の「鏡対象」となるとは、相手から「かわいい」と思われること
「かわいい」の正体とは、配慮や気遣いであり「自分に対して好意や尊敬、感謝などを示している相手」に用いられる言葉
⇒あなたがどんなに頑張ろうと、相手から「かわいい」と認識されない限り、その相手があなたのサポーターになることはない
「かわいい」の反対語が「無礼もの」であることは、あまり知られていない
紹介されていることわざ
「人があやしている時に笑いなさい。でないと、やがて人はあやしてくれなくなりますよ」
②理想化対象
不安な場面でも「この人がいれば大丈夫」と思える相手
職場では頼もしい、プライベートでは相談できる相手
※注意点
相手から「すごい」と思われることと、
相手の「理想化対象になる」ことは区別して考えなければならない
自分のすごさを自慢したところで、人はそれについて「すごい」と思うことはあっても、必ずしも「この人のような生き方をしたい」とは思わないから
自己肯定感が不足していると、人は自慢することで「自分を好きになろう」とすることがある
「尊敬してもらえるはずだ」という信念のもと、ひけらかした結果、「誰からも尊敬されない」という事態に陥る
そして、「尊敬されたい」という想いはさらに強まり、行動がさらにエスカレート=負のスパイラル「悲劇の人」
③双子対象
たまたま自部との共通点が見つかると、なんとも言えない親近感がわく
人は「自分と同じ」「似ている」相手を心理的に求めている
双子対象を用いてサポーターをつくるなら、趣味のつながりがよい
これらをうまく組み合わせることで、相手はあなたを大切な人と認識し、あなたのサポーターになってくれる
⇒相手との「相互依存」の関係をめざすことができる
☆「上手に依存する」とは、「甘えんぼうになる」こと
自分の人生を生きながらも上手にサポートを求めることができる人
たくさんの人から「かわいい」といってもらえる人のこと
⇒思いやりと配慮のある甘えんぼうとなり、多くのサポーターをつくることで、自分自身もいつしか頼られる存在になれる
☆自分の信念を開放する
陥りがちな罠:自分にはやりたいことがない
治療的な質問①:「メメント・モリ」の力「死を想え」
余命30日だったら何をする?
「人は何のために生きるのか?」
著者の答えは「好きな人と好きなことをたくさんするため」
それ以上の答えに出会えたことはないとのこと
☆治療的な質問②自由連想ゲーム
・まずは以下の質問に答える
Q.どこにでも住めるとしたら?⇒夏は北海道、冬は暖かいところ
Q.大好きな曲、アーティスト⇒サンボマスター
Q.大好きなブランド⇒サニークラウズ
Q.一番好きな料理⇒お寿司
Q.尊敬している人物⇒サント―シマ 香先生
Q.子どもの頃になりたかった職業⇒記憶が無いので、花屋ということに
Q.最も好きな映画⇒バックトゥザフューチャー(初めて観た洋画で印象深い)
Q.お金で買えるほしいもの⇒ネットフリックスとかの配信サービスに入る
・これらの単語を適当に2つずつ組み合わせ、両方のイメージを併せ持つ新しい単語を連想する
サンボマスター+配信サービス
「好きな曲とドラマや映画に好きなだけ浸る」⇒鑑賞
サニークラウズ+サント―シマ 香先生
「自分の好きな服を着て憧れの人に近づく」⇒おしゃれ
花屋+お寿司
「花を飾りながらお寿司を食べる」⇒精神的豊かさ
バックトゥザフューチャー+夏は北海道、冬は暖かいところ
「映画を観ながら穏やかな暮らし」⇒のんびり
・さらに、その4つの単語を適当に組み合わせて、両方のイメージを併せ持つ新しい単語を2つ作る
のんびり+鑑賞
「好きな映画とドラマと曲に触れながら穏やかな暮らし」
精神的豊かさ+おしゃれ
「外見や暮らしを整えて花を飾る」
⇒心の憶測に眠る、やりたいこと
Must思考からWant思考へと解放される
☆おわりに
あなたはいつだって最良の選択をしてきた
人は誰しも、いつだって「できることに全力で取り組んでいる」
これまでの人生のどの段階においても、その時点では最良と判断した行動を選んできた
自分を責めてしまう過去があるかもしれないが、それは誤解
その時その時で、持っていた知識と経験のもとベストと思われる判断をしてきた
過去の自分を受け入れてあげよう
自分を責めるのは、そろそろ終わり
過去の事実そのものは変えられない
過去に起きた出来事に対する解釈を変えることは可能
その方法はただ1つ、自己肯定感を回復して幸せになること
「thanks to~」は「~のせいで」の他に、「~のおかげで」と訳せる
「あれのおかげで今がある」といった思いに変えることができる
⇒過去に対しても、「太い線」を引いて、「できること」を見定めて、積み上げていく
「自分の人生を生きる」ということは、なにごとも「人のせいにしない」ということ
だからこそ、「誰かに助けてもらう」ことが大切かつ必要になる
世の中において間違った考え方は一つとしてないが、しかし、著者が思う「正しい考え方」はいつも一つであり、それは「あなたにとって大切な人が増えていく」考え方だといえる
☆人生好転 わがままを極める9つの方法
執筆者:為末 大
多くの日本人はわがままに生きにくい、自己を解放しにくい
それ以前に、自分のしたいことが何なのか、よくわからなくなっているのでは
心からの願望・欲望を認識する機会が少ない
子どものころからの教育に一因があるのではないか
他人の気持ちを考える日本の分化は素晴らしい一方、折衝することをわがままと思われることを恐れ、葛藤を抱え込む癖を多くの人が身につけてしまっている
「みんな」を気にするあまり、「自分は何がしたいんだろう」という自問自答が弱い
年を重ねると抑圧し続けていくことの弊害が大きくなる
良く勢力が弱まり、ストレスが他者への嫉妬や攻撃につながったり、自分と同じような自主規制を他人に強いたりする人も。自由に生きても、思ったより世の中は壊れない。一人の力はそこまで大きくないし、あなたが思うほど人は他人のことを気にしていない
多少わがままに生きて、ストレスと溜めない方がいい
溜めた結果、爆発したり他人に攻撃になったりすることが一番よくない
自分のわがままを完全に封じない方が、自分にも社会にもプラス
☆脳科学が実証!
「脱まじめ」で幸福最大化の5大法則
~底知れぬわがままのパワー~
つい他人を優先してしまう人
法則1:他人に合せるより自分の意見を主張する方が好かれる
NOって言えない人
法則2:断り方の引き出しを増やすほど断り上手になる
感情を表に出せない人
法則3:感情ではなく事実を伝えれば相手を不快にさせない
甘え下手である
法則4:共感上手からの頼みごとなら叶えてあげたくなる
罪悪感を覚えがち
法則5:同等の「お返し」より「ありがとう」だけで実は幸せ
☆頭がいい人は絶対やらない!
いい人に見せる習慣
執筆者
講師紹介 | 考えるエンジン講座代表 高松 (kanataw-consultant.com)
「あの人、いい人だよね」
この言葉、コンサル界隈では「仕事ができない、褒めるところがないから性格を褒めておく」時の言葉
「何かしらの付加価値を出してくれないなら、存在価値はない」
コンサルの世界だけでなく、今や職場において昔のように「いい人」だけでは相手にされない時代に
⇒昔ながらの「いい人」を捨てないと、健やかに過ごせない時代
ではどうすれば「いい人」をやめることができるか?
職場での習慣から変えていく
ビジネスは答えのあるゲームではない。絶対的な正解がない世界では、意見が食い違うのは当たり前。喧々諤々のやり取りを日常のものとして受け入れましょう
いい人ぶって文句を言わずに黙々と仕事に取り組んでも、偉くはなれない
人材として市場価値は上がらない
このままではまずいと危機感を持つことが重要
悪巧みをしてでも出世したいかを考えてみれば、自分の大切にしていることが見えてくる
あくまで「無駄に」「周りに流されて」いい人になるなというだけで、生まれつき「いい人」はそのまま「いい人」でも構わない
・朝令暮改もOK、思考放棄の首尾一貫よりマシ
・「行けない」ではなく「行かない」を選択
・ビジネスはあくまで人生の下位互換。仕事で怒られたからといって不機嫌になり、家庭の雰囲気が悪化するなんてありえない
・facebookの友達リストを眺めて友達解除。なんとなくつながっていることの多さに気づくこと。自分で自分の人生を決める最高さ
・基準に合わなければ断る
☆意見が飛び交う!自由闊達なチーム術
執筆者①チームラボ取締役 堺氏
堺大輔 - Wikipedia
・どんなわがままもアリ、ではない。ゴール到達に役立つわがままであれば尊重されるが、目的と関係のないわがままは意味がない
・チームラボでは「私はこうしたい」はNGで、「こうしたほうがいいと思う」「ああしたほうが最終ゴールに近づく」という文脈で語られるべき
・わがままを言いやすい環境だと統制を取るために制約をつけたくなるが、生産性を上げたいならルールは少ない方がいい。チームラボには、「クオリティが高いものをつくることが正義」というたったひとつのルールしかない。ルールがシンプルであれば、それ以外は自由であることである結果、そのルールに集中できる
執筆者①クラシエ代表取締役社長 岩倉氏
岩倉昌弘 - Wikipedia
カネボウ時代は強烈なトップダウン体制、若手が意見を言うなんて言語道断、服装から挨拶の順番まで厳しく管理されていた⇒決していいアイディアは生まれない
「いい意味でのわがまま」を言えるように
最初は浸透しない、多くの社員が拒否反応
⇒「CRAZY創造部」を新設し、様々な施策
・「クレイジーアカデミー」
・「ナナメンター」
・部活制度
・こんなことを主張しても怒られないんだという雰囲気づくりをリーダーが率先
・社長ブログで素の自分を見せ、「この社長になら言いたいことを言えそうだ」と思ってもらう
・さらに大事なのは、社員の声を聞く姿勢:すべての事業場へ出向き、事業方針を説明したあとにディスカッションや希望者との食事会:「言いたいことがあるなら言いに来い」ではなかなか本音が出ないため、社長自ら入っていく。無理な提案も即却下すると次から本音が言えなくなるので、一旦持ち帰ると保留にして、受け止める姿勢を示す。企画は年次関わらず、事業性が評価できたら会社として全面的にバックアップ。小ロットで試しながら展開することで、チャレンジしやすい風土づくり
※いい意味のわがままと単なる自分勝手を区別することに注意
単なる自分勝手を許すと組織が成り立たないので、リーダーがしっかり見極めなくてはならない
☆解明:自己中でもモテる人は、なぜモテるか?
執筆者 心理学者・作家の晴香 葉子氏
晴香葉子 - Wikipedia
自己中の良い面:主体的に決断できる、自分の意見を堂々と言える
⇒自信に満ち溢れているように見えて、ポジティブな印象づけ
自分の意見や考え方を人に押し付けないのがポイント
自分が大切にしている価値観を理由に、それを優先したい、大事にしたいことを言葉にしてNOといえば、相手も「協力してあげよう」という気持ちが起こる
基本的な社会のルールはしっかり守ったうえでの自己決定した発言であれば、一方的な発言ではないと認識される
ストレートな物言いであっても本質的に相手を傷つけないことは重要なポイント。共感力や語彙力を磨いて、誰も傷つけない表現の鋭さを育てよう
☆稼ぐ人は「ビジネスわがまま」を演じている
幸福な人生を手にするための「3つの要素」
執筆者 黒字化経営のスペシャリスト 富田 英太氏
やっぱとみた | 経営コンサルタント富田英太の「つなぐサロン」のブログ (yappatomita.com)
ビジネスシーンではわがままな部分がないと他との差別化はできない
そのことを理解している経営者がわがままを上手に自社アピールに生かしている
生来のわがままとビジネス上でわがままであることは異なる
周囲に迎合せず、闇雲に時流に乗らず、自分の理想を貫くところ
周囲が投げかける一般論や助言は馬耳東風
突飛なアイディアや言動が常識外れ、頑固と評されることもあるが、手段や戦略としてわがままに振る舞っている
従来のピラミッド型の組織ではなく、行動力のある同志が集い、それぞれの信念をビジネスの形に具現化していく自律分散型の組織は、日本企業の未来の可能性を示している
成功する/しない人の違いは「自責の覚悟」
「人に言われたから従った」、これは一見真面目なようで、実は結果を引き受ける覚悟がないということ
人生100年時代、わがままであることはこれまで以上に重要な要素
ずっと「上司のせい」「会社のせい」で他責に生きる人生は、悲しすぎる
そうはいっても特別やりたいことなんてないという場合は「これだけはやりたくないこと」を探してみては?
戦略的「わがまま」×「自責」×「自己効力感」で幸福に
自己効力感は他者との比較からは生まれない、自分の中で小さな目標と達成を繰り返すことでしか育まれない
池谷先生の14年間の連載エッセイをまとめた本で、とても読みやすいです💡
現代において、人間が動物だということは忘れられがち
人類の脳の回路には、食物と体の活動と学習とのつながりがもともと組み込まれている
しかしわたしたちはもはや狩りも採集もしていない。そこに問題がある。動くことの少ない現代生活は、人間本来の性質を壊し、人類という種の存続を根底から脅かしている
脳を最高の状態に保つには、体を精一杯はたらかせなければならない
強いストレスを受けると脳の何十億というニューロンの結合がむしばまれることや、うつの状態が長引くと脳の一部が委縮してしまうこと、しかし運動をすれば神経化学物質や成長因子がつぎつぎに放出されてこのプロセスを逆行させ、脳の基礎構造を物理的に強くできることなどをほとんどの人は知らない
☆体にいいことは、脳にもいい
間違えた時、健康な子供は心を落ち着かせ、つぎは間違えないようにすることを発見
一旦立ち止まり、結果を見直し、失敗の経験をつぎの選択で活かすようにする能力は、脳の前頭前野が司る遂行機能と関連がある
失敗から学ぶことは日々の生活でとても重要であり、健康状態がその基本的能力に強く影響しうる
☆運動は単に心の準備を整えるだけでなく、細胞レベルで学習に直接影響し、新しい情報を記録し分析する脳の機能を高めていることはわかってきた
脳の世界では、学習とは、情報を伝達するためにニューロン同士を新しく結びつけることを意味する
→脳の可塑性について知ることが欠かせない
私たちの行動や思考や感情は全て、ニューロン同士のつながり方によって決まる。さらに、私たちの行動や思考や環境がニューロンのつながり方にフィードバックし、それを変えていく。脳の配線は、絶えずつなぎ直されている
脳は、さまざまなタイプの無数の細胞からできていて、それらが数百種の異なる化学物質を介して互いにコミュニケーションを取りながら、私たちの行動や思考をひとつひとつ決めている
ニューロンの枝と枝の結合部位はシナプスと呼ばれ、最も重要な場所
運動は、脳のなかの神経伝達物質と、そのほかの神経化学物質のバランスを保っている。脳内のバランスを保てば、人生を変えることができる
☆学ぶことは成長すること
神経伝達物質と等しく重要なもので最も有名なものは脳由来神経栄養因子(BDNF):ニューロンの回路(脳のインフラ)を構築し、維持している。ニューロンの機能を向上さえ、その成長を促し、強化し、細胞の志と言うプロセスから守っている。BDNFは思考と感情と運動を生物学的に結びつける上で欠かせないもの
環境要因は脳を成長させ、感覚刺激と社会的刺激の多い環境で暮らすと、脳の構造と機能が変わる(脳が重くなる)ことがわかった。環境富化(学習、運動、社会との接触という環境の刺激)によりニューロンに新たな樹状突起が生まれ、その結果、シナプスは結びつきを増やした。シナプスが作り変えられると、神経回路の情報処理能力には多大な影響が及ぶ。つまり、あなたには脳を変える力がある
☆体と心の関係
BDNFはシナプス近くの貯蔵庫に蓄えられ、血流が盛んになると放出される。その際には体内の多くのホルモンが招集され、そのプロセスを手助けする。運動すると、成長因子が血液・脳関門を通過し、脳内でBDNFと協力して学習に関わる分子メカニズムを活性化させる。成長因子は脳内でも作られて幹細胞の分化を促すが、運動中はその働きがより顕著になる
年をとるにつて、成長因子とBDNFの生産量あ減り、ニューロン新生も少なくなっていくが、高齢でなくても、ストレスにさらされたり、うつ状態が長引くと、これらの因子やニューロン新生は減っていく
学習と記憶の能力は、食料を見つける時に頼った運動機能とともに進化したので、脳にしてみれば、体が動かないのであれば、学習する必要は全くない
歩く以上に複雑な運動技能は全て、学ばなければ身に憑かないため、どれも脳を刺激する。何度も繰り返すことによって信号の質や伝達速度が向上し、回路はより効率的になる
楽しさと社交的要素が加わると、脳と筋肉の組織全体が活性化する
☆ホルモンの変化
妊娠中、産後うつなどについても紹介されていたので気になる方はぜひ!
私は閉経の章をまとめます。
卵巣のはたらきが活発でなくなると、ホルモンのリズムが乱れ、脳内の神経化学物質のデリケートなバランスが崩れ始める。そうした兆候は閉経の何年も前、40代半ばから始まることがあり、閉経後も数年間続く。出る影響は人によって異なり、予測がつかないが、日常的に運動する女性の多くは、運動によって症状が和らぐことを知っている。閉経を迎えた女性に運動は素晴らしい効果をもたらし、認知機能の低下を抑制する。ホルモンが加齢の合図を発していても、運動が脳をだまして、生存のためにその機能を維持するように仕向けているといえる
☆女性の方がアルツハイマー病になりやすいが、かなりの量の運動をしている65歳以上の女性は、それほど活発でないグループ(男女含む)に比べて、認知症になる確率が50%低かった
年をとると、体中の細胞がストレスへの適応力を失っていく。細胞は古くなるほど、ストレスなどに立ち向かう力が弱くなるため。細胞の死のスパイラルが始まると、免疫系が活性化し、炎症を生じさせ、炎症が慢性化すればさらに多くの有害タンパク質が生じて、アルツハイマー病に直接関係している
シナプスの衰えるスピードが、新たな結合の生まれるペースを上回るようになると、頭と体の機能にさまざまな問題が生じる。40歳を過ぎると、脳は平均して10年に5%ずつ減っていき、70歳から先は、さらにさまざまな要因がこのプロセスに拍車をかける
ただし、年を重ねてもずっと社交的で活動的な人は、脳の劣化のスピードを遅らせることができる
運動を続けている人は、退職後4年経っても脳内血流レベルはほとんど変わらなかった(運動をしない人は、著しく低下)
→運動は老化の進行を阻むことのできる数少ない方法のひとつ。ストレスに抵抗する力の衰えを遅らせることができ、さらに、運動は脳の回路が結合を増やし、成長するきっかけを与える(ニューロンの活動と発生を促す)
置いた脳はダメージに対して弱いが、だからこそ、脳を鍛えた時の効果は大きい
☆認知力の衰え
軽度認知障害は進行するとは限らないが、放置すると認知症になりかねない。運動は脳の衰えを防ぎ認知症を防ぐだけでなく、老化にともなう細胞の衰えを「逆行」させる
運動はうつの症状を緩和し、ドーパミンの量を回復させる。ドーパミンは老化のカギを握る、報酬と意欲のシステムにおいて信号を伝える神経物質
→ライフスタイル次第で、健康に過ごせる時間が増える
本書でも、こちらで学んだポリヴェーガル理論が紹介されています。
「身体に起きていることは、一旦正しいと受け入れる」
怒りたいときは怒っていい:
健全な防衛反応。自分を不当な攻撃から守るための自衛。
誰にも会いたくないときは会わなくていい:
コミュニケーション・オーバーの状態。階のように固く閉ざし、じっとしていることが最も合理的
他人に安心感を与えたいならば、ゆっくり動くこと(協働調整:他者を通じて安心が伝わり、落ち着いていくこと。哺乳類にとって非常に重要な能力)。安心とは決して言葉だけで達成されるものではない
承認欲求は「他者とつながって生き延びる」という哺乳類としての戦略であり、罪/悪者ではない。ただし、行き過ぎた承認欲求で苦しんでいる人がいるのも事実。常に何らかの価値観によって他者からジャッジされてきたことの裏返し?ジャッジしない関係性に逃げること、ジャッジする人から離れることがピンチの定石
文化人類学者ヨハン・ホイジンガの言葉
「遊びこそが人間活動の本質」
つらく厳しい場面ほど、ユーモアや遊び心をもって危機を乗り越える
「シリアスに対抗できるのはユーモア」著者が大事にしている考え方、身をもって得た経験則、信念
社会的な役割を果たす自分(ニンゲン)と、その役割から降り、ただ生物として存在している自分(ヒト)のどちらもが自分自身であり、そこを行ったり来たりできることこそがより健全な状態
北山修先生の言葉「人生にも『心の楽屋』が必要」
当たり前と思っている社会的役割をオフにできるようにすることは、生き延びる力を大きく高める
セルフ・コンパッションは、他者へのコンパッションの土台
自分の葛藤に完全に巻き込まれたままでは、他者に対して少しでも関心を向けることはできない
ということはすごくよくわかるのですが、瞑想やマインドフルネスってなかなか習得できない😳
本を読むだけでは体得できないタイプなので、どこかで習いたい🕺
ゴマさんが読んでいた本🥰
🎃仕事関連🎃🎃
🕌ワーキッシュアクト
本業の仕事以外の活動のうち、「誰かの何かを、助けているかもしれない活動」
・シャドーワークのように義務的ではなく、何らかの報酬(金銭的のみならず、心理報酬や社会的報酬を含む)がある(←単なるやりがい搾取、善意の搾取にしては長くは続かない)
・大きなポイントは「自分が楽しいからやる」「自分が得をするからやる」というきっかけが動機になっていること
⬅️これまでは慈善活動、ボランティアなどと呼ばれてきた活動のうち、本人が自分のためにやっているに過ぎないことでも、結果として誰かの困りごとを助けているもの
・活動を通じて地域に居場所ができ、いきいきと自分らしく過ごせる人が増える
・リモートワークは従業員、可処分時間を直接的に増やし、労働供給制約社会において重大な社会貢献に
・ドイツの「ミニジョブ」制度が参考にならないか?🤔非課税の金銭的インセンティブあり
🕌企業ができること
「雇用を守ることが会社の存在価値」ではないと認識する
雇用を守るためにムダな仕事をつくり出して社員にさせているのであればそれは社会にとってもマイナス
🕌個人ができること
いろいろな自分を楽しむ
労働供給制約社会では、いろいろな活動をする小さな力が大切になる
その際のキーワードは「楽しい」こと
豊かな人生が、持続可能な社会をつくり、さらに豊かな人生につながる好循環を起こす
🕌人生100年時代のライフシナリオ
幸福の前提条件は
・自己決定権領域をもつ⬅️自己操縦感と類似?🤔
・特技を人に教える
・本当にやりたかったことに時間を使う
➡️60歳以降はやりがいのある小さな事業を開始し、イキイキしていられる場をもつ、小さな安心・小さな自信をもち、充実時間を自ら作り出すこと
💡これは上の古屋星斗さんの著書にある働き手1100万人不足の解決策の一つ、シニアの小さな活動にも通じる😳
そして巻末付録ではライフキャリア研修ワークシートがダウンロードできます💡
その中で「現代の読み書きそろばん」としてITリテラシーチェックシートなるものがあり、
🕌ブログを書いている
🕌SNS投稿をしている
🕌3つ以上SNSを使っている
🕌イベント主催経験あり
🕌オンラインコミュニティの主催
🕌オンラインミーティングができる
ということで15点中、自分は6点でした。
フォロワーは500人台なので、1,000人以上いけばさらに+1点になるみたいです。
さらに、ビジネス創造資産トレーニング・アイディアという別の巻末付録もあり。
・リフレームができる→課題発見力
・新しいコンセプトを生み出せる→ビジネス構想力
・一仕事終わったら必ず総括する→チーム実行力
・チームに行動修正のフィードバックがある→チーム実行力
・三方よしを意識→ヴィジョンメイク
・主体性&学び続ける&好奇心→心構え
と、サラリーパーソンにも必要なアイテムが✨
硬直マインドセット:知能の人間的資質も徳性も一定で変化し得ない=自分の能力を繰り返し証明せずにはいられない
しなやかマインドセット(Groth mindset)
人間の基本的資質は努力次第で伸ばすことができるという信念
才能は磨けば伸びるという信念が、どれほどの情熱を生み出すか
思い通りにうまくいかないときにこそ、粘り強い頑張りを見せるのがしなやかマインドセットの特徴
能力を伸ばすことができると信じていれば、現時点での能力についての情報を、たとえ不本意であってもありのままに受け容れることができる。さらに、学ぶことに重点を置くので、効果的な学習のために現時点の能力についての正確な情報が必要になる⇔硬直マインドセットの場合、もう伸ばしようのない能力が値踏みされていると思うと、どうしても受けとめ方がゆがんでしまう⇒都合の良い結果ばかりに目を向け、都合の悪いことは無視して、いつの間にか本当の自分を見失ってしまう
☆違いは脳波にも現れる
硬直マインドセットの人たちの関心が高まるのは「あなたは正解です」と言われたときだけで、学習に役立つ情報には興味を示さない、たとえ答えが間違っていた時でさえ、正しい答えを知ることに興味を示さない
🕌自己効力は行動を換起する重要な源
バンデューラ(現代社会学習理論の父)
人がやり遂げるには自らの力を確信することが必要
「自分はやれる」と思うことが実際に成功する上で非常に重要
自分は何ができるのか、それがどんな結果を得ることができるのかについて信じることの方が、客観的にどうであるかというよりも大きな意味をもつ。その人が何を信じるか、信念が重要
共著者どちらも有名人😳
少なくとも伊達さんがキャリア自律のセミナーに登壇していたのをオンラインで聴講しました。
印象に残った章はこちら
☆「越境学習者は二度死ぬ」
①越境中
自社の常識が通じない衝撃
→もがきながら試行錯誤
異質な環境で動くための情報を自分で取りに行き、速習する力
経営の全体像を把握する力
自己の価値観を相対化→異なる価値観の中でも貢献しようとする経験
②越境後
ホーム自体の景色が今までと違って見え、違和感を持つようになり衝撃
・逆カルチャーショック:帰任後のなじめなさ
自身が変化したことによって起こる
これまで気にならなかったことが気になり、職場から浮いてしまうことも
しかしこれまでの自分に戻りたくない自分、戻れない自分との間に葛藤
・自分の情熱と周囲の情熱との落差への衝撃
「周りの人がみんなゾンビに見えた」
💡自分の価値観は強固なので、そこに揺さぶりをかけるには、活動意義を感じられるようになったり、コミュニティを大切にしたいと思えるようになったりすることが必要
→越境中と越境後の二度の葛藤が越境学習の中核をなす
これらの二度の葛藤をすぐに解消しようとせずに、葛藤の中にとどまってきちんと味わい抜くことが、越境学習の原動力となっている
☆「迫害をどう防ぐか」
越境学習を組織に活かしていくうえ鍵となるのは、越境後に学習者をどう受け入れるか、組織・職場の受け入れ態勢をつくることができるかどうか
→報告会、還元学習
「迫害」「風化」は避けなければならない
越境学習者は組織変革をもたらす人材であると同時に、現組織のやり方に対する違和感や批判的な見方を持った人材=面倒で厄介な人材に見える可能性がある→煙たがられ、迫害を受ける恐れがある
学習者が違和感を持ち、葛藤を抱え続けることは、越境学習の観点からは歓迎すべきこと(組織変革につながる)
→上司や人事、伴走者が定期的に面談を設け、関心を持って話を聴くことが大事。そうすることで両組織を学習者が俯瞰的に見ることができるようになる
※ただし、関与しすぎるのも問題💦管理しようとすると離職につながりかねない。特別扱いも逆効果。関心は寄せつつ、関与は慎重に。自発性に任せ、必要な支援は行う方が、組織変革にも効果的
「風化」への対処
「どうせこの組織は変わらない」というあきらめ
→「越境はなかったことにしよう」
「おとなしくして、元の自分に戻ろう」
関心を持って話を聴く以外にも、越境先や社内外の人とのつながりを持ち続けることを支援する
アウェイとホームの行き来を継続させ、アルムナイのコミュニティづくりなど
自主的な活動を妨げずに見守ることが、学習者の「冒険する力」を発揮させる
☆関与のしすぎは避ける
組織変革の担い手として活躍を期待しすぎることも関与しすぎることにつながり、逆効果
すぐにざん新なアイディアを思いつくことができるはずはなく、じわじわと時間をかけて組織を変えていく
役員とのインフォーマルな食事会をセットすることで組織の方向性と調整できるように場を設けるなど、社内のキーパーソンとのネットワーキングを通じて学習者が新しいことを始める際に味方になってもらえるように計らう
🕌巻末資料にはこちら
経産省の資料です。
これを見れば、何のために越境学習をするのかが整理されています✨
・越境先で何を学びたいかが明確
・越境先からの期待値を言語化できる
⬇️
・自分の組織で培った能力が通用せずに葛藤
・自分の意見が通らない
・メンバーとのコミュニケーション上の齟齬に苦しむ
⬇️
・とにかく自分にできることを実行し続ける
・自分の意見を積極的に周囲に伝える
・所属組織の立場を忘れ、対等に越境先のメンバーと会話
⬇️
・越境先での知識や技術を吸収
・自分の仕事ぶりについて周囲と確認を取りながら進める
・キーパーソンに普段から相談
・経営ビジョンの理解
・経営実態の理解
⬇️
・広く社会を意識した業務遂行
・自分に不足しているものの的確な把握
・自分の価値観の理解
⬇️
・越境先の暗黙的な規範にもうまく応えて行動
・越境先で大事にされているものを共感した上で受容
・期待された役割を遂行、成果に貢献
・真の課題の掘り下げ
・顧客理解、貢献
・新しい取り組みを自分主導で開始
⬇️
・越境先での学びを所属組織で活かす方法を具体的検討
・所属組織のやり方について、その前提を疑う
⬇️
・越境先での学びを活かそうとして、周囲から反発にあう
・所属組織の良い点にも目をやり、そこを活かそうとしている
・自分の業務に対し、これまでとは異なる肯定的な意味付け
・所属組織の規範に配慮しつつも、過剰適応はしない
⬇️
・思い付いたらすぐ行動
・自分の身の回りのことから少しでも改善実行
・現在の仕事に万ⓩのクセ図、仕事のやり方をうまく変えている
・変革のための専門的な譲歩を収集し、体系化
・他の越境先を求め、実際に越境体験に参加
ひとり言には脳を覚醒させ、眠っていた能力を伸ばす力がある
優秀な人ほどひとり言をつぶやく
ひとり言をつぶやくことによって思考が整理され、考え方がまとまる:ひとり言は思考の動きそのもの
ひとり言には集中力を高めたり、記憶力を高める作用がある
内面の奥底から吹き出してきた知恵や情報を言語化するには、自己と向き合い、自己と対話することが大事だが、ひとり言はまさに自己との対話そのもの
ひとり言をぶつぶつ言うだけで、脳はかなり激しく変化し、刺激を受け、活性化した状態になる
つぶやきによって自己の内面=脳とつながり、脳の持っているポテンシャルを引き出す
自己認知には「自分との対話」が不可欠。言葉にすることで思考が現実化する
成功する人は「良いひとり言」をつぶやいている:自己を肯定する言葉、自分を激励したり、鼓舞する言葉
心の底から漏れた言葉ほど良いひとり言はない。さほど思っていないのに無理してつぶやいても効果は期待できない
💡寝る前に自己肯定のひとり言+「感謝の言葉」を言おう
「今日もよく頑張ったな」+「ありがとう」
💡お風呂🛀でリラックスしながらつぶやく
1日の出来事を振り返る
本音や本心が出る
💡アルバムを見ながら思い出をつぶやく
現在の自分を客観的に見つめ直すきっかけになったり、励まされたりする
家族との楽しかったエピソードが思い出される
ノートテイク📒
☆ワーク・チベーション
1)テイラーの科学的管理法
標準仕事量よりもたくさん働いた労働者により多くの賃金を払う制度の導入を提案。労働者に犠牲を強いる労務管理ではなく、科学的に生産効率を最大化しようとしたが、人間たちを「機械の歯車や部品」として位置付ける観点を強化した
2)メイヨーたちによるホーソン研究
ホーソン工場で5人の女性労働者にさまざまな異なる条件のもとで作業を行ってもらったが、影響はほとんど見らせなかった。労働者たちの意見要望を聞き、会話をしながらの作業を容認するなど、柔軟な対応をして人間的な対応を受けたことで感情が良くなり、仲間との連帯感も強まり、生産量が次第に増加→情緒的な要素が、生産性に重大な影響をもたらす
3) 期待価値理論
自分の行動がもたらすであろう結果の予測と同時に、その結果の持つ価値の高さ(誘意性:目標を達成した結果に対して得られる魅力の度合い)について評価し、期待と価値の認知によって行動するか否かが決まるという考え方
しかし実際の人間の期待の見積もり過程は、それほど合理的でも厳密でもなく、「実際にやってみないとわからない」という感じで行動することは誰でも経験がある。価値の見積もりや選好(好み)に関する人間の認知メカニズムの複雑さ・曖昧さはモチベーション理論において克服すべき重要課題
4) 報酬の分配
平等分配、衡平(こうへい)分配、必要原理の3つの基準を組み合わせた方法が採用されやすい。
本書では「ワーク・モチベーションと関連が深いのが貢献度に応じて分配される衡平原理で、モチベーションの高揚・低下と深く関連している」とあります。しかし現代の若者は、平等分配を望む人の比率が高く、「努力や成果等の条件は関係なく、平等な分配、みんな一律であることが重要」という時代の変化はこちらの本で分析されていました。
上の、「産業・組織心理学」の続き
バンデユーラ:目標達成に向かって行動を自己調整しようとする内発的動機付けが働くため、人々は自分で設定した目標を何とか達成しようと頑張る
目標設定によってモチベーションが高まるメカニズムには、自己効力感(「自分はやれる」という実感を伴った自己評価)が強く関連。
☆組織の情報処理とコミュニケーション
1) 組織における目標達成のための分業には、業務内容に基づく水平方向の分業と、指示命令系統に基づく垂直方向の分業がある。
組織の分業の構造ゆえに、トップの指示や意図が末端のメンバーに届くまでに中継点を経なければならないことが多い。また、末端メンバーがつかんできた市場動向の情報がトップに伝わるまでに、いくつかの管理職を経なければならない=伝言ゲーム→組織が大きければ大きいほど、分業が複雑になるほど、情報伝達はゆがみやすくなるばかりか、伝達されないこともあり、組織全体でまとまりのある行動や判断をすることが困難に
2) 的確な情報伝達における伝達者の変換と受信者の解読は、共通規則に基づいている必要がある。
コミュニケーションを取ろうといううとき、もっと相互作用の機会を増やそうという意味が込められる場合があるのは、意味共有が相互作用によって促進されることが期待されるから
職場の相互作用過程において、メンバーが記号のもつ意味に対する理解がずれていることを認知しあい、修正して、意味を共有するような取り組みが自然に行われる
3) 協同と競争が包摂された関係をコンフリクト関係と呼ぶ。
分業によって役割の違いが生まれ、同じ組織に属しながらも、個々の局面においてはメンバー・部署間で競争や対立が生じることがある
4) コンフリクトを解決するためには、問題直視が有効である。
シャイン
「コンフリクトはさまざまな害悪をもたらすのでできるだけ避けるべき」
しかし、コンフリクトの発生が、組織で解決すべき課題を明確にする機能を果たすことがある
→それまでの組織の硬直化したシステムに創造的な変革と再活性化をもたらす契機となりうる。
コンフリクトを対策検討の機会として前向きにとらえる姿勢をもつことが大切だが、そのためには関係当事者による前向きで適切なコミュニケーションが不可欠
→問題直視が有効。原因の所在を冷静かつ的確に直視して、解決方策を検討しようとする態度
つい感情が先走り、自己を過度に正当化し、相手を攻撃する姿勢に陥りがちだが、もともと共同関係にあるからこそのコンフリクトであることを思い起こして、何が問題なのかを直視することが建設的な解決につながる
具体的に有効なコミュニケーション方法
①フレーミング(交渉の過程で、何を一番気にするのか、問題となる焦点のあて方)
相手との話し合いで、自分に都合の良い結果ばかりを期待することは無理で、互いに譲歩し合うことが必要だが、譲歩=損失と「損失のフレーミング」交渉に臨むことになる。一方、情報しても何かしら得るものもあり、「結局、どれくらい自部に得るものがあるか」を気にしているとき「利益のフレーミング」で交渉に臨むことになる
→ヴェルスキーとカーネマンによれば、利益のフレーミングで交渉するときに、互いの得る利益は最大になる
②傾聴
傾聴することで、相手の主張の核心を整理して明確化することが可能になり、自分側にとっても有益な対応策を講じる契機となる
ただし、コンフリクト関係にある相手の話を傾聴することは、自分の認識とは異なる見解も提示されたりするなどストレスも強い
5) 集団意思決定の際に、自己および他のメンバーへの信頼の高さゆえに、客観的な判断の視点を失い、愚かな決定を導いてしまうことがある。
集団浅慮(Groupthink) by ジャニス
集団分極化のメカニズム(集団で話し合って出して決定が、個人単独で行った決定よりも、いっそうリスキーあるいはいっそうコーシャス(慎重)なものになる現象)と、自己及び他メンバーへの信頼の高さゆえに、客観的な判断の視点を失い、身勝手で愚かな決定に導いてしまうこと
→異質な意見や考え方をもつメンバーを仲間に入れて話し合うことが鍵。異質な意見や寒天はコンフリクトを生じ、ストレスを与える可能性があるが、他方で、独善的な見方から抜け出し、客観的で適切な判断に近づくきっかけになったり、1人では思いつけなかった斬新な視点に刺激を受けて創造的なアイディアを生み出す契機になったりする。
☆キャリアの展開と育成
1) エリクソンのライフサイクル理論
想定されている段階でキャリアと関連するのは青年期・成人期・壮年期・老年期
2) スーパーのキャリア・ステージ論
25~44歳頃はキャリアの確立段階とされ、試行期(25~30歳)を経て安定期(30~44歳)に至るが、人生の折り返し地点で、中年期の危機(30代から44歳頃)※を迎える可能性もある
※中年期の危機
キャリアに関する当初の目標や野心などに照らして、自分の人生を再評価する段階。自分が思い描いていた夢が実現できそうもないことや、それまで達成してきたことが自分の求めていたものではないことを受け入れる
3) シャインはキャリア・アンカー※として、①専門的・職能別能力②経営管理能力③自律・独立④保障・安定⑤起業家的創造性⑥奉仕・社会貢献⑦純粋挑戦⑧生活様式の8つをあげた
※キャリア・アンカー:キャリアを自己決定していくときの拠りどころ。職業を選択するにあたって、何かを犠牲にしなければならないときに、どうしてもあきらめたくない動機や能力(コンピタンス)を考えたり、なによりも大切にしている価値観を内省することによって明らかになるもの
4) キャリア・マネジメントとキャリア・プランニング
・キャリア・マネジメント:企業の取り組みとしてキャリアデザインをとらえる
・キャリア・プランニング:個人の取り組みとしてキャリアデザインをとらえる。自分自身の興味・関心と、社内外で得られるキャリアの機会とを判断し、自分が満足できるキャリアを計画していく(社員が会社内外の手助けを借りて自己責任でキャリア展開を計画していく)
→キャリアに関しては社員本人と企業側双方の努力と責任が必要で、さらに忘れてならないのは家族からのインプットも必要。家族の意見や希望はこれまで軽んじられてきたが、共働き家族や多様な家族の在り方が増えた現代において、キャリアの問題は本人だけの問題ではなく、家族にも大きな影響を与える。自分自身のキャリアを考えるときにも、家族を取り込む必要があることを十分認識すべき
☆組織の変革と管理者のリーダーシップ
組織にもライフサイクルがあり、発展している段階から硬直化への対策を前もって講じておくことで、組織は若返り、さらなる発展のループに進めることが可能になる
1) 組織の柔軟な適応能力は、普段の取り組みとは異なる特別な変革があってはじめて高めることができるのではなく、組織変革の取り組みは、普段からなされてこそ意味がある
→一時的なイベントで終結するのではなく、日常の取り組みによって、組織メンバー全員が変革を志向する態度を育み、変革行動の実践をしていくことが大切
しかし、変化を求められたとき、人は心理的な抵抗を誰もが抱く。それを克服して変革を志向する規範を醸成し、メンバーの変革への取り組みを推進するためには、変革の必要性と変革への道筋を明確に示して、みずから率先して変革を実践する存在(管理職やチームリーダー)が組織に必要になる。
組織変革にあたっては、メンバーのもつ心理的障壁を克服することが基本課題であり、交流型リーダーシップを発揮して、集団のまとまりをよくしておくことは不可欠
→交流型リーダーシップも変革旗リーダーシップもどちらも高度に発揮させることが必要=フル・リーダーシップ
2) 組織の硬直化現象(硬直化した組織の状況)は、メンバーにとっては居心地が悪いものではなく「ぬるま湯」のような状況
これまでのやり方が成功してきたからこそ今があり、これまで通りにやればよいと考えるのは楽だから
硬直化は環境変化への適応力を弱めてしまうので、そのまま放置すれば組織の終焉を迎えてしまう
3) 部署の活動についてのふりかえりと総括、報告はあとまわしにしてやりっぱなしにせず、活動の進捗状況を正確に把握し、どれだけの成果を挙げているかを確認して、活動を総括するとともにその内容を纏めて報告したり、部下にFBすることで、一つ一つの課題遂行過程で学ぶことや反省すべきことを得ることができる
4) リーダーシップの2機能説によれば、「集団の目標達成」と、「メンバー間の良好な人間関係」のどちらか一方の機能を果たすだけでは有効なリーダーの行動とはなりえない。両方の機能を兼ね備えるべき→PM理論
5) 変革型リーダーシップ※では、組織を取り巻く外の環境に目を向ける。
※定義:メンバーに外的環境への注意を促し、思考の新しい視点を与え、変化の必要性を実感させ、明確な将来の目標とビジョンを提示し、みずから進んでリスク・テイクし、変革行動を実践するリーダーシップ
※忘れてはならないのは、変革型リーダーシップは、組織を「変えること」を最終目標にするものではないこと。今までの仕事のやり方の中で、変えない方がよいものまでを変えるのは意味がない
☆「女性役員」めぐり厳格化する機関投資家の目
女性社外取締役人材は争奪戦、依頼が集中し、3社以上を兼任する女性も増えている
☆社内登用
執筆者
越直美 - Wikipedia
女性役員登用の4ヵ条
①トップのコミットメント
社内の講演会の冒頭5分でもトップが挨拶するか否かで聴き手の真剣味が大きく変わる
②透明性の高い評価・報酬制度をつくること
「実力主義」が曖昧で男性有利な基準ではないか?
「長時間働けるから」「気心が知れているから」といった理由で評価者が自分と似たリーダーを選びがち
➡️評価者側に男性が多いと、男性への評価が高くなる
③自社データの分析
「印象論」「べき論」で突き進むと、感情的な反発を生む
評価の差の検証、社員アンケートによる分析
④会社のステージに応じた施策
メンタリングも有効
男性同士なら夜の付き合いやゴルフ等を通してメンター的な存在を得られるが、女性は相対的にその機会が少ないため、会社として場を設ける
超優秀な女性に限らず、身近な女性が登用され始めれば、リーダーシップのあり方は1つではないとわかってくる
☆丸投げは困るが、細かい指示はしなくていい
マイクロマネジメントは嫌だが、放置されるのも困るというのが部下の本音。基本は部下に任せつつ、やり方をおおまかに教えたり、適切なタイミングでの進捗確認など、つかず離れずのマネジメントが求められる
☆自分も相手もラクになる
「任せる力」を上げる3つの思考法
執筆者
伊庭正康プロフィール - 株式会社らしさラボ公式|営業力向上、ソーシャルスタイル研修、コーピング研修 (rasisalab.com)
①任せる不安を解消する
・部下の失敗を恐れなくていい
・70点でOK
②自分でやった方が早くても任せるべきワケとは
・部下と同じフィールドに立っているプレイングマネジャーこそ、大きな成果を挙げる可能性を秘めているが、それでも自分のプレイイング業務に割く時間を30%程度に抑え、70%をマネジメントに宛てていると、チーム全体の生産性が最も高い
プレイング業務が5割を超えると、チームパフォーマンスが急落する
出典:プレイングマネジャーの時代|報告書|リクルートワークス研究所 (works-i.com)
・マネジャーがやるべき業務は
レベル1:今起こっている状況改善
レベル2:将来起こりそうな問題の予防
レベル3:緊急度は低くても、将来的に大きな変革につながる仕事
⇒基本業務は部下に任せ、改善・変革業務に取り組む時間を捻出しよう
③部下が自分から動いてくれる「任せ方」
・4つのポイントを明確に伝える(期限、目的、優先事項、ベストな成果)
・2つを一緒に確認する(サポートの必要性、定期的な報告のやり方・時期)
・不明な点・不安な点を聞く
・定期報告でフォロー
・必要な情報はどんどん与え、ただし、情報提供とアドバイスは紙一重
その情報にそのまま従おうとする場合は、思考を深める質問をする
「こうしたいと思う」という意志が感じられる言葉が部下自身の口から
出てくるまで対話を重ねることが重要
✖「とりあえずやってみて」
✖相手からの報告を待つ
✖相手の不便や不安に無関心
✖アドバイスぐせ:一緒に状況と原因を確認し、複数の方法から自分の意思で選んでもらう(GROWモデルを使った対話)。自分の経験を話したり、よかれと思ってアドバイスすると、伸ばすどころかやる気を削いでしまう。上司にとってはアドバイスのつもりでも、部下は指示と捉えてしまうから
✖マイクロマネジメント:「言われた通りにやっておこう」という発想になり、部下の主体性が著しく損なわれる⇒最悪の場合、優秀なメンバーの離職につながる
新人には指示型、年上部下には委任型のコミュニケーション方法が適するが、それはほんの一握りで、ほとんどの部下に対しては、対話を通じて気づきを与えることがマネジャーの役割
任せるときも、任せたあとでも、部下に考えさえるコミュニケーションを意識しよう
☆上機嫌に家事を任せる魔法のフレーズ
執筆者
山名裕子 プロフィール|講演会・セミナーの講師紹介なら講演依頼.com (kouenirai.com)
人は自分の貢献度や働きを過大評価しがちな生き物
「貢献度の過大視」自分の貢献度を過大評価してしまう認知の歪み(認知バイアス)
自分の方が多く働いていると感じること自体は決しておかしなことではないが、家庭ではなかなかそのことに気づく機会がない
もう一つの認知バイアス「ダニング=クルーガー効果」
人は、経験の浅い仕事ほど自己の働きを過大評価してしまう
ふだん洗濯をしない人が1日だけ洗濯を担当し、「意外と簡単、こんな家事が大変だなんて、甘えている」と思ってしまう
⇒これらのバイアスから抜け出すためには、認知バイアスがかかっているかもしれないと自分自身を疑ってみること、客観視することが第一歩
しかし、確証バイアスによってその脱却が妨げられる
確証バイアス:人は、自分にとって都合がいいものや、信じたい情報ばかり集まて信用してしまう
⇒パートナーに家事を押し付ける理由ばかり集めてしまう
自分が認知バイアスに陥っているのではないかと自問自答する事の他に、日ごろの声掛けや他の見方を変えてみることも有効
「家事をお願いすることは悪いこと」と考えないこと
お願いすることを良くないことと捉えていると、かえってパートナーの負担が増える結果にもつながる
「〇〇が必要だから、△△をしてくれるとすごく助かる」と明確かつポジティブな言い方をする
「無理ならいいんだけど」「忙しかったら大丈夫」というあいまいな言い方では、「それならなんで言うの?」「しなくてもいいんだ」と流される結果につながる
☆シーン別言ってはいけない!最新版「ハラスメント」言い換え辞典
執筆者
ハラスメント対策専門家-山藤祐子プロフィール - ハラスメント対策専門家 山藤祐子(ざんとうゆうこ) (diamond-c.co.jp)
△(ハラスメントではないが不適切)
わかりますか?
(こう聞かれて、「いいえ」とは答えにくいので)
↓
〇
質問はありますか?
△若いのにやるなぁ
↓
〇しっかりしていて頼りになるね
△見直したよ
↓
〇期待通りだったよ
△女性なのに、バリバリ仕事して偉いね
↓
〇 ◇◇さん、バリバリ仕事して偉いね
△ ◇◇さんもやればできるよ!(他人との比較)
↓
〇 ◇◇さんはやればできるよ!(本人のみを見据える)
△ 変わっている名字ですね(普通とは違うという印象)
↓
〇 珍しい名字ですね(類い稀なという印象)
コラム判断意見
☆有名企業ですら本質をつかめていない
人的資本経営、人的資本開示とは何か
執筆者
田中弦 - Wikipedia
Unipos代表取締役社長CEOの田中さんの記事!
GAFAMのようなTOP企業は有形資産は保有せず、そのほとんどが人やビジネスモデルなどの無形資産だが、それらは財務情報では見えてこないので、人的資本の開示が不可欠
しかし、上場企業4,000社の有報を確認したところ、期待したほどの開示はされていない
金融庁のガイドラインを元に評価すると、しっかり開示(レベル4以上)したのが1割程度
開示企業の約9割が「わが社は最高!」と言っているだけ
その企業で働く人にとっては「いいこと」を伝えるのが当然と思っているのだろうが、しかし求職者にとっては本当のことを知りたい。口コミサイトの内情とのギャップは不信感を生み出し、従業員のエンゲージメント低下にもつながる
先回りして、課題を明らかにした上で解決策や取り組みを伝える方が信頼につながり、結局は得
好例
①デンソー
合理的な対策
課題に直結するスキルを可視化し、その専門性を535項目に分類
②カプコン
合理的な対策
シャインの年収レンジを開示し、年収400~600蔓延の社員を減らし、全体の水準アップ
③安川電機
合理的な対策
女性管理職の比率の低さに対し、管理職を希望する人の割合をKPIとしてその推移を公表
課題をオープンにして、合理的な対策を立てて真摯に立ち向かう姿勢を伝えることで、信頼感を高めている
↑ かきのたねさんが読まれていた本
🎃買った本🎃🎃
☆帯・背表紙から
幸せは親から学ぶもの
親の心が明るくなれば、子どもの心は安定する
→親が幸せでないのに、子どもが幸せになれるはずがない
☆本書から
子どもの幸せを願うなら、まず自分が幸せになればいい
親自身が社会人として、一個の人間として力を高めていけば、それに伴って子どもの力も高まっていく
あとは子どもを接する時間をどう確保するか、時間が短いなら短いなりにどう接すればいいのかを考えるだけ
「子どもと接する時間が少なくて子どもに申し訳ない」と悪い方へ考えるのではなく、そんな負い目を感じることをせずに、伝えなければならないものがあるならば、限られた時間でいかに効果的に伝えるか、どう共有そればいいかを考えるだけでいい
1日もしくは1週間の中で、短くても子どものことだけに集中して愛情を注ぐ時間を作ること。親に愛され、親とコミュニケーションが取れているという実感を持ってもらうこと
親が仕事に邁進することは、実は子育てそのものであり、仕事を通じての苦労や成功は、子どもに伝える価値のある最も重要なことの一つ
→親自身が一人の人間として納得のいく生き方をしているか、自分の仕事に誇りを持っているか、人の幸せを考えているか、それが一番大切
子どもから尊敬されるような生き方をしていれば、子どもは自然と親の背中を追いかけるようになる
☆幸せな人は周りの人も幸せにする
ならば、誰かを幸せにしようと考えるならばまず自分自身が幸せになること
エゴイズムこそ最大のヒューマニズム
まずは自分。自分が幸せであってこそ、それは人に伝わり、分かち合うことができる
心配性や貧乏性は伝染するので、距離を置くのが賢明
必ずブレーキをかけてきて、頭から否定してくる、「絶対失敗する」と平気で決めつけてくる
→自分の子どもにしないように注意😢(アラレ)
☆負のメンタリティは伝染するところが厄介
いい先生が燃え尽き症候群、病気になるのはよくあること
ネガティブな感情は伝染する
身を守るためには巻き込まれないように注意すること、危ないなと思ったら一定の距離を置くこと
ネガティブな感情にとらわれると物事の悪い面しか見えなくなり、人を幸せにすることなど考えられなくなる
幸せになるためにはポジティブであることが一番大事。明るく前向きでおおらかであること、多少のことには動じないこと、いろいろなことに挑戦する気持ちがあること。お気楽で能天気な親の子どもが優秀なのは、親がポジティブだから。家庭の中で親は笑顔でニコニコしているのが一番
☆ストレスでいっぱいになったら、投げ出していい
自分の時代の理想を押し付けてくる舅や姑、精神論でしかモノを語れない上司、いずれもストレスの源
そんなときは一度投げ出しましょう。そして自分を取り戻す時間を確保しましょう
それほど親、お母さんの心の健康は、子育てにおいて大切なもの
お母さんが追い詰められ、心にも時間的にもゆとりがなくなってることでお母さんから笑顔が消えているなら、それは子どもの心を不安定にする大きな要因になる。心が健康なお母さんは過程において太陽のような存在。だからこそ、無理なく、そのためなら自分ファーストであっていい
家族の心の動きを察するには、自分自身に心のゆとりがないとできない。そのためにお母さんには自分をもっと労わってほしい
☆子どもに注意をするときも、子どもの人格を尊重しながら、子どもがリラックスして聴ける状態を作る
感情むき出しで無く、「子どもはきっとわかってくれる」と信じて、笑顔で注意する
お母さんの笑顔が増えれば、子どもは必ず自然に伸びる
心配性を克服すれば、未来に対してポジティブになれる
「それいいね、きっとやれるよ」と肯定的な声掛けができるようになる
これこそ、親が子どもに対してすべき一番大切なこと
親は子どもの可能性に対して、楽天的でいること
挑戦した結果、夢に破れるのはいいこと。人が後悔するのは、挑戦することもなく諦めた場合。挫折や失敗は教材。子どもが自分で乗り越える力を信じること
☆人生を上昇気流に乗せる必須ツールの一つ目は読書
読書は脳トレにいいだけでなく、健康寿命も延ばしてくれる
41万人の高齢者の生活習慣をAI分析した結果、健康長寿と関係のある生活習慣・行動の第一位が「本や雑誌を読む」
マンガは読まないよりはマシという程度の効果はあるが、自分の脳を変えるほどの体験は得にくい
レベルの高い本を読んでいる時は、脳は高速回転している
読書はチャレンジングな行為で、1冊読み終えたときは達成感があるもの
→あるレベル以上の本を一定量以上読んでいれば、人間としての力量が高まり、器も広がる
著者自身も、読みたい本、読まなければいけない本が山のようにあり、何かに憑かれたように読み続けたことが今の自分のベースになっている
憑かれたように本を読むのでは、その効果が全く違う
集中して読み続けている時は、脳そのものが激しく活動(脳トレ効果)
新しい知識が次々にインプットされ、効率も良くなる、相乗効果が働く
このような読み方をすることが、人生を変える一歩になる
☆読書の次はアウトプット
書くことは自分にとって大事なことを見つけ出すため
大量の情報が詰め込まれ、脳内はカオス状態
そのままではせっかくの情報も使い物にならない
そこで、頭の中のものを一つずつノートに書き出すことで、混とん状態が解消され、情報が整理される。その中から重要と思われること、自分にとって大事なことを絞り込んでいくと、今の自分に最も必要な情報が明確になり、そこから次にとるべき行動も見えてくる
→読みっぱなしでは頭の中はいつまでたってもカオスのままで、時間が経てば情報が雲散霧消してしまう
書くという行為は読む以上に脳を活性化させ、自分にとって大事なことを見つけ出すことができる
🎃買いたい本🎃🎃 (図書館にない)
🎃図書館で予約中の本🎃🎃
↑ ゴマさんが読まれていた本
↑ 借りるの3回目。今回こそ読了したい!
↑ 借りるの2回目
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