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夢みる還暦KAHO☆ちゃん
2024年3月28日 23:03
凪良ゆう著講談社前作「汝、星の如く」の続編と言うべきか。夫婦、親子、兄弟そして家族とはなんだろう。なぜ、こうあるべきでなくてはならないのか?常識とか普通とか、一般的にはとか。ひとりひとりはみんな違うのになぜか型にはまっていないと不安になる。多様性という言葉を耳にすることが増え、そういう生き方もあると認めている気になっていても、果たしてどこまで許容できているのだろう。凪良ゆう氏
2023年5月6日 20:50
講談社 凪良ゆう著 2023年 本屋大賞受賞久しぶりに凪良ゆうの世界を堪能😆やっぱりスゴい❤️情景が流れ出す🎵花火、自転車、海。彼女の作品には欠かせないシチュエーションであり、重要な展開の演出。ヤングケアラー。毒母。社会の片隅でもがきながらも自分だけの世界を夢に終わらず目的地として手にいれる楷。同じような境遇から飛び出したいのに、母と言う荷物を捨てきれないで生きる暁美。
2021年12月15日 21:27
高校2年の高良の実家は代々続く開業医。成績も優秀ではめを外すこともなく、よく言えば真面目、裏を返せばダサい。そんな高良には、同じ制服なのにどこかあか抜けた諏訪という、幼なじみがいる。誰にでも気軽に声をかけて肩を抱いたり、甘えてみたり。諏訪の周りにはいつも誰かがいた。男でも女でも諏訪が絡んでいくとみんなほだされて悪い気がしない。そんな奴、クラスにひとりはいるもんだ。高良は親同士が従兄弟の成り
2021年10月24日 23:46
『わたしの美しい庭』古いマンションの屋上には手入れの行き届いた美しい庭があり、緑の小道の奥には赤い祠の縁切り神社がある。祠には今日も形代を納めにいろんな人がやってくる。まだ三十代半ばの若い宮司の丁寧な仕事のあとはカフェのような美しい庭のベンチで、彼の可愛い同居人が淹れてくれる美味しいお茶とお菓子で心を癒されて帰って行く。病院でレセプトの仕事をしている桃子。オープンカーで居酒屋をしている