見出し画像

ベトナム伝統料理『Ốc lẫn luộc』オック・ラン・ルォク

はじめに


ベトナムを身近に感じていただくために、ベトナムの伝統料理であるタニシ料理の3つ目のご紹介になります。

Ốc lẫn luộc(オック・ラン・ルォク)は、「タニシの『 sả 』レモングラスゆで」

として知られています。

今日は、オック・ラン・ルォクその特徴、歴史、地域性、料理の仕方、食べ方、人気度について、解説してみたいと思います。


ベトナムのỐc lẫn luộc(オック・ラン・ルォク)のタニシ

Ốc lẫn luộc(オック・ラン・ルォク)のタニシ


※昨日と同じですが、タニシについて、もう少し、お知りになりたい方は、『ベトナムの伝統料理ブンオックについて』の記事を、ご覧いただくと幸いです。

Ốc lẫn luộc(オック・ラン・ルォク)という料理は、ベトナムの伝統料理の一つです。
Ốc は、ベトナム語で、タニシを意味し、lẫn luộcは「混ぜる」と「茹でる」という意味です。
Ốc lẫn luộc(オック・ラン・ルォク)は、新鮮なタニシを、茹でて調理する方法です。タニシはさまざまな種類の海産物の中でも特に人気があり、ベトナムの海岸地域では一般的な食材とされています。

一般的なỐc lẫn luộc(オック・ラン・ルォク)のレシピでは、茹でたタニシを特製のタレに漬けて食べます。
タレには、ニンニク、唐辛子、砂糖、ナンプラー(魚醤)、レモングラス、ライムジュースなどが使われることがあります。このタレは、タニシの風味を引き立てるために使用されます。
Ốc lẫn luộc(オック・ラン・ルォク)は、ビールやライスワインと一緒に楽しまれることが一般的です。ベトナムでは、都市部の北部ハノイでも、中部のダナンでも、南部のホーチミンでも、屋台やレストランで手軽に購入でき、友人や家族と一緒に、その美味しさを味わうことが出来ます。
外国人就労者の実家でも、手料理で、おもてなし、美味しく、いただくこともあります。私は、濃厚なタニシのボリューム感が、レモングラスのおかげで、清楚な味わいとなり、とても、食べやすくて、大好きです。
ベトナム料理の一部として、Ốc lẫn luộc(オック・ラン・ルォク)は、ベトナムの食文化の一端を担っています。
タニシの独特な風味と、タレの組み合わせが、特徴であり、多くの人々に愛されています。

1.ベトナムの伝統料理Ốc lẫn luộc(オック・ラン・ルォク)の特徴


Ốc lẫn luộc(オック・ラン・ルォク)は、タニシを主成分としたベトナムの伝統料理です。新鮮なタニシを茹で上げ、スパイシーな特製タレにつけて食べます。ユニークな風味と食感が特徴で、特に海岸地域では人気の料理です。

2.オック・ラン・ルォクの歴史


Ốc lẫn luộc(オック・ラン・ルォク)の起源についても、詳しく記録されていませんが、ベトナムの料理文化において、新鮮な淡水、水産物、海産物を活用した料理は、長い歴史を持っています。

それはこの料理にも反映されており、豊富なタニシを使ったシンプルでヘルシーな料理として受け継がれてきました。

3.オック・ラン・ルォクの地域性


Ốc lẫn luộc(オック・ラン・ルォク)は特にベトナムの海岸地域で一般的です。しかし、タニシは、ベトナム全国に内陸部でも淡水に生息していますので、全国的な人気料理です。

特に、海岸線は、海産物が豊富な地域だからこそ、新鮮なタニシを使った料理が多くの人々に受け入れられてきました。

4.オック・ラン・ルォクの料理の仕方


Ốc lẫn luộc(オック・ラン・ルォク)の作り方は、まずタニシをよく洗い、鍋に入れて茹で上げます。

タニシの前準備です。
タニシは、何度も、水でよく洗い、茹でる前に、約3から4時間、浸けます。
食べる時間から、逆算して、この時間で、漬け過ぎは、最悪だそうです。

タニシが、早く泥や粘液を出すためには、米のとぎ汁で、タニシを浸け、数切れのフレッシュチリを入れて、はさみか、フォークを一緒に浸けておくと良いと聴き取りしました。

酢やレモンジュースで、タニシをつける方法も、早く粘液や汚れを落とす方法の一つだそうです。

浸けた後のタニシは、何度も洗い、水が澄み、粘液がなくなるまで、よく、よく、洗います。その後、ざるにあげて水を切ります。

他の材料の前準備です。

レモングラスは、外側の古い部分を、剥いで、洗って2つに切ります。

一部をタニシを食べるときのソースを作るために、細切りにします。

残りの部分は、タニシを茹でるために、つぶします。

ショウガは、洗って薄切りにするか、つぶします。

ライムの葉または、グレープフルーツの葉を洗います。

タニシを茹でます。

タニシを、鍋に入れ、水をタニシが浸るくらい、入れると甘くなるそうです。レモングラス、ショウガ、ライムの葉又は、グレープフルーツの葉を、入れて、一緒に茹で、臭みを取り、タニシが、より香り高くなるようにします。そして、最も美味しく、小さじの半分の塩と、小さじの半分の砂糖を、茹でるときに、追加するのが、コツだそうです。

水が沸騰したら、火力を少し下げ、タニシをさらに、5から7分間茹でます。
茹で過ぎが良くなくて、固くなってしまう、そうです。

時々、箸でかき混ぜて、各タニシの貝殻が、身と分離して、食べやすくなります。

一方、タレはニンニク、唐辛子、砂糖、ナンプラー(魚醤)、レモングラス、ライムジュースを混ぜ合わせて作ります。茹で上がったタニシをタレにつけて食べるのが、一般的です。

5.オック・ラン・ルォクの食べ方



Ốc lẫn luộc(オック・ラン・ルォク)は通常、ビールやライスワインと一緒に,楽しまれます。友人や家族と集まり、一緒にシェアするスタイルが一般的です。また、タニシの貝殻から、身を取り出すのは少々手間がかかりますが、手も濡らしながら、それがまた、まさに、この料理の楽しみの一つとも言えます。笑いながら、一緒に、食べる方との親近感が、いっそう、料理を美味しくします。

6.オック・ラン・ルォクの人気度


ベトナムでは、非常に、特に、女性に、人気のある料理で、屋台やレストランでもよく見かけます。

そのユニークな風味と食感、そしてビールやワインとの相性の良さから、地元の人々だけでなく観光客にも愛されています。


お読みいただいて、みなさま、本当にありがとうございます。



#ベトナム  #ベトナム伝統料理 #伝統料理 #オックランルォク  #スキしてみて #最近の学び #少数民族 #共生社会 #東城敬貴 #ケイヤン #アイアジア#Aasia #毎日note #外国人就労者 #海外労働 #技能実習生度見直し #特定技能 #ベトナム語 #技能実習 #安全 #安心 #感動 #北海道


いいなと思ったら応援しよう!