インドネシアを知る⑭「イドゥル・フィトリ」(Eid al-Fitr)
「イドゥル・フィトリ」(Eid al-Fitr)は、イスラム教の重要な祝祭日の一つで、ラマダン(断食月)が終わることを祝うお祭りです。
イスラム暦のシャワール月の最初の日に行われます。
最初の日は、イスラム歴のお正月です。この日は、イスラム教徒にとって、とても、特別な意味を持ち、世界中で広く祝われています。
2024年のラマダン、インドネシアでは、
3月10日、日曜日夕方に開始、4月9日火曜日夕方に終了だそうです。
「イドゥル・フィトリ」(Eid al-Fitr)は
今年、2024年は、4月10日(水)~11日(木)だそうです。
【1】イドゥル・フィトリの特徴と伝統
①断食(日中の時間)の終了がくる
ラマダン中、日の出から日没まで、飲食を断つ断食を行いますが、イドゥル・フィトリの到来とともにこの断食が終わります。
②特別な祈りをささげる
この日の朝、イスラム教徒は特別な集団祈り(サラート・アル=イード)に参加します。これは通常、モスクや開けた場所で行われ、大勢の人々が集まります。
③慈善活動の推奨活動
ザカート・アル=フィトルと呼ばれる慈善を行うことが推奨されています。これは、貧しい人々がイドゥル・フィトリを祝うための食料を提供するためのものです。
④家族との再会
多くのイスラム教徒が、家族や親戚と一緒に過ごし、お互いに祝福を交わします。新しい服を着たり、特別な食事を共にしたりすることが一般的です。
⑤食事とお祝い
断食が終わったことを祝って、豊かな食事が用意されます。地域によって異なる伝統的な料理が楽しまれます。
⑥インドネシアにおけるイドゥル・フィトリ
インドネシアでは、「レバラン」とも呼ばれるイドゥル・フィトリは、国内最大の祝日の一つです。インドネシアは世界最大のイスラム教徒の人口を有しており、この期間中は多くの人々が故郷に帰省します(ムダィックと呼ばれる現象)。
家族や友人との再会、特別な食事、祈り、そして慈善活動が行われ、全国的にお祝いの雰囲気に包まれます。
イドゥル・フィトリは、イスラム教徒にとって精神的な浄化と新たな始まりの象徴であり、共同体との絆を深め、感謝と慈悲の心を育む重要な時期です。
私は、もっと感謝の心を学びたいと思います。
インドネシアを身近に感じて頂けると嬉しいです。
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