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インドネシアでのアニメの流行の歴史について

はじめに

今日は、インドネシアを知る、インドネシアにおけるアニメの流行の歴史について、書いていきたいと思います。なぜか、とてもワクワクします。どれだけ、人気があるのでしょうか?

1.アニメの始まりと初期の影響(1960年代)

世界の潮流の中で、アニメは、1917年に初めてテレビの広告として使用されました。

1917年には、世界で、最初のアニメーション映画の一つが制作されました。これはアルゼンチンのアニメーター、キリーノ・クリスティアーニによる作品で、世界初の長編アニメーション映画とされています。

そして、日本のアニメーション業界が本格的に発展し始めたのは、それよりも後の時代です。

日本におけるアニメーションの歴史は、手塚治虫氏の作品など、1950年代から1960年代にかけての時期にその基礎が築かれたといいます。

この1960年代には、漫画家兼アニメーターの手塚治虫氏が、ディズニーのアニメーションスタイルを簡略化し、コストを削減し、フレーム数を制限する方法を試みました。

「鉄腕アトム(Astro Boy)」が初めて人々の注目を集め、それ以降、アニメだけでなく漫画も、人気を博しました。

2.1990年代から2000年代にかけてのブーム

美少女戦士セーラームーン」と「涼宮ハルヒの憂鬱」が、世界中で大ヒットし、特に注目を集めました。

3.インドネシアにおけるアニメの普及(1970年代以降)

(1) 地元テレビでの放送開始

①1970年代のアニメ導入

1970年代、インドネシアの地元テレビ局は、日本のアニメを積極的に放送し始めました。

この時期に放送されたアニメには、「ドラえもん」、「ドラゴンボール」、「ナルト」、「はむ太郎」などがあり、これらの作品はインドネシアの視聴者に大きな影響を与えました。

②わんぱく大昔クムクム

特に、1970年代に、TVRIで「Wanpaku Omukashi Kum-Kum」『わんぱく大昔クムクム』(わんぱくおおむかしクムクム)が登場。

原始時代を舞台に、わんぱくな男の子・クムクムが仲間の子供たちや、村の人々との交流を通じて成長する姿を描く作品。
毎日放送が1975年3月の朝日放送とのネットチェンジ後に製作した、TBS系アニメの第1号。アニメーション制作は、創映社(現・サンライズ)が担当。
企画ならびにキャラクターデザインは、安彦良和氏が、監督は、りんたろう氏が、音楽は、宇野正寛氏が、担当したそうです。

「Wanpaku Omukashi Kum-Kum」『わんぱく大昔クムクム』(わんぱくおおむかしクムクム)というアニメが放映されて以来、インドネシアでは、日本のポップカルチャーが広まり始めました。

特に、アニメやマンガは若者の間で大きな人気を博しています。

インドネシアでは、アニメ愛好家の数は、増加し続けていますが、時が経つにつれて、インドネシアの地元テレビ局は、アニメの放送にあまり関心を示さなくなりましたが、これがアニメ愛好家の情熱を減退させることには、ならなかったようです。

(2)アニメの人気と文化的影響

これらのアニメは、特に子供や若者の間で瞬く間に人気を博し、インドネシアのポップカルチャーに、新たな要素をもたらしました。

日本のアニメは、物語の展開、キャラクターデザイン、文化的背景など、従来のインドネシアのテレビ番組とは一線を画す特徴を持っていました。

(3)アニメの教育的・社会的役割

①教育的価値
多くのアニメは、友情、家族、勇気、正義といった普遍的な価値を伝える内容を含んでおり、これらのテーマはインドネシアの若者にとって共感を呼び起こすものです。

社会的議論の促進
アニメは、性別、人種、社会的地位など、様々な社会的テーマを取り上げることがあり、これらの話題を通じて若者の間での議論を促進しています。

(4)オンラインコミュニティとファン文化

①オンラインプラットフォームの役割

インターネットとソーシャルメディアの普及により、アニメファンはオンラインで情報を共有し、コミュニティを形成しています。これにより、インドネシア全土のファンが繋がり、情報交換や意見交換を行っています。

②ファン文化の多様性

コスプレイベント、アニメ関連の商品販売、ファンアート展示など、アニメファン文化は多様化しており、これらの活動はアニメの人気をさらに高めています。

(5)現代インドネシアにおけるアニメの商業的側面

①商品化とマーケティング

アニメキャラクターを使用した商品や、アニメに関連するビデオゲーム、玩具などの商品が市場に多数存在し、これらはインドネシアの若者市場で大きな需要を持っています。

②アニメ産業の成長

アニメの人気に伴い、インドネシア国内でのアニメ関連産業も成長しており、これにはアニメ制作、配信、イベントの企画・運営などが含まれます。

(6)日本文化への影響と受容

①日本文化の理解の深化

アニメを通じて、インドネシアの人々は日本の文化、歴史、社会についての理解を深めています。これは、日本への興味や親近感を高める効果を持っています。

②言語学習の促進

アニメの影響で、日本語を学ぶインドネシア人が増えており、これは両国間の文化的な交流をさらに促進しています。

最後に

インドネシアにおけるアニメの普及は、単にエンターテイメントの一形態を超え、文化、教育、社会、経済の各面で、深い影響を与えています。

アニメは、インドネシアの若者文化の重要な部分となり、日本とインドネシアの間の文化交流の架け橋として機能しています。

この文化的現象は、今後もインドネシア社会において重要な役割を果たし続けるでしょうね。

インドネシアにおけるアニメの普及とその文化的影響について、今日は見て来ました。

アニメは、世界中で多くの人々に影響を与えており、特にインドネシアのような国では、その影響が、とても顕著なことが分かってきました。

インドネシアを身近に感じて頂けると嬉しいです。

お読みいただいて、みなさま、本当にありがとうございます。





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