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MY FAVORITE BOOK

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オススメの本あります。私の読書日記。
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「このモヤモヤをどうしよう」が解決できるといいのに。

「このモヤモヤをどうしよう」が解決できるといいのに。

お惣菜コーナーで衝動買いした
イカフライを食べながら考える。
モヤモヤした思いや
感受性に訴えてきたものを
どうにか整理したい。

悩んでいる時間があるなら前に進みたい
…と決めたはずなのに
それでもそこにとどまって
考えが追いつかなくなることがある。

そんな時によく眠って、好きなものを食べ、
エネルギーを蓄える…だけではダメらしい。
「ぼんやりする」ことが大事だなんて
今までになかった発想だな

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好きだった絵本

好きだった絵本

絵本コーナーで幼い頃に何度も読んだ本に再会。
今でも読み継がれているのねとうれしくなる。
新しい絵本もたくさん出てくる中で
世代を超えて楽しめる本があるってうれしい。

コンプレックスがあってもいい。
それぞれのよさがあるから大丈夫。
小さいからこそ大活躍!
そんなメッセージが聞こえてきそう。

『じぷた』を読んだら渡辺茂男さんの他の本も
読みかえしたくなってきた!
絵本作家って素敵なお仕事だな…

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いま気になる人

いま気になる人

成田悠輔さんが政治や選挙を語ると
「革命かラテか?」という問いかけになるのか。
そもそものルール変更を
そんな風に言い換える言葉のセンスが面白い。

印象に残りやすいフレーズははじめから
決め言葉として用意しているのだろうか?
頭のいい人だから
戦略的に記憶に訴えかけてくる。

はじめは突拍子もないことだと思った考えも
成田さんの論理からすれば
いとも簡単なことのように聞こえるのが不思議。

面白

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チョコレートと認知症

チョコレートと認知症

父がくれたチョコレートを食べながら
いよいよ考える時が来たかと
腹をくくる準備中。

年齢相当に老いが進んでいるのは感じていたけれど、
生活に支障が出るまでは
あまり口を出すことでもないと
少し距離を置いていた問題「認知症」。

実際のところ娘として
どうアプローチすべきかは難しい。
そんな時に読んだうちの一冊が和田先生の本。

このタイトルだけで肩の力が少し抜ける。
脳によさそうなポリフェノール

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祝祭と予感

祝祭と予感

芳ヶ江で才能をぶつけ合った彼らのその先や
「春と修羅」の創作エピソード、
マサルがナサニエルに師事する経緯、
奏の新しい出会い、
さらに風間塵の過去まで…
盛りだくさんすぎる短編の集まり。
世界観がちゃんとしているからこそのスピンオフ。
まずは『蜜蜂と遠雷』を読むべし。
あぁ、すっかり恩田ワールドの虜。

次はどの恩田作品を読むべきか…、
悩む時間もまた楽しい。

本のデザイン

本のデザイン

たくさんの本が並ぶ中で
読みたくなるのは装丁が素敵な本が多い。
瀬尾まいこさんの『私たちの世代は』を
本屋で見つけた時もデザインに一目惚れだった。

屋外でラムネが2本写った写真。
その場で本を手に取り「読みたいリスト」に入れた。
写真の印象から
ラムネ→シュワシュワ→爽やかな青春
…と予想したけれど
思った展開とはかなり違い、それもまたいい。

私なら理想とは違うキラキラしてない現実を
彼女たち

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心に響くコトバ

心に響くコトバ

「毎日の微差は時間が経つにつれ大差となる」
そんなコトバが今の私にはとても響く。
だからできることを少しずつながら埋めていく。
ステップアップのために
大きく環境を変えることは難しいけれど
チャンスが来た時にすぐに決断できるように
自分の求める環境を整えたい。

並行して読んでいたしょ〜こさんの本を読みながら
とりあえず身の回りをきれいにしようと
雑巾がけをはじめたりして…。

たくさんの人とコミ

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ゆるいけどゆるくない

ゆるいけどゆるくない

特定の信仰を持たず、聖書とも縁遠い生活。
でも政治や世界情勢を知る上で
もうちょっと宗教のことを
知っておきたいなとは思っていた。
そんな時に出会ったキャッチーな表紙。
文体も砕けていてとっつきやすい。
まさに私のような超初心者向け。

表紙に反して中身は濃厚。
よくわかっていなかった
旧約聖書と新約聖書の違いも解決したし、
登場人物も網羅できた。
歴史的流れを知るだけで
こんなにスッキリするとは

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息抜きも読書

息抜きも読書

小難しい本を読んでいると
集中力が続かなくて本から本へのハシゴ。
見た目には本を読んでいることにかわりないから
息抜きしてるようには見えないかも。
就活生を題材にした小説を手に取り
しばし世界に入り込む。

就活ザムライこと「てっちゃん」は
スーツを普段着にする就活最優先男。
キャラが濃すぎでふりきってる。
でも一生懸命もがいてる「てっちゃん」を
みんなが応援したくなる魅力がある。

大きな人生の

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行きたくなる、食べたくなる。

行きたくなる、食べたくなる。

本を読んでいて
食欲そそられたり
行きたい場所ができたり…。
原田さんの本はいつも私に
「〇〇したい!」を運んでくる。

あぁ、神保町で本屋巡りをしたい。
古本屋には詳しくないけれど
神保町はききなじみがある。
そういえば『Sound Library』も
神保町が舞台だったな…。

建文くんがカレーを食べる場面を
何度もリピートして読みながら
ボンディに行きたい!
私も建文くんと同じ方法で中辛を食

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短編のようなそうでないような…

短編のようなそうでないような…

装丁に惹かれて手に取ったものの、
登場人物は50人以上の韓国人。
名前が覚えられないまま読み続けられるのかしら。

それぞれ個人の話の中に
前に出てきた人が少しかすって出てきたりして
「この人知ってる」の瞬間が気持ちいい。
自分の生活が他の人にも影響を与えていて
狭いような広いような世界。
俯瞰で見ているようで
それぞれの物語に寄り添うようでもある。

同じアジアとはいえ
違うところがたくさんある

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ドーナツ食べながらどこ行く?

ドーナツ食べながらどこ行く?

仕事の休憩時間はドーナツを食べて栄養補給。
ロイヤルミルクティーを飲みながら、
つかの間の京都旅に出ることにする。

ページをめくりながら季節を感じ、
お気に入りのお店に次々と訪れる。
文もいいけど津久井さんが切り取るアングルが
また素敵なんだよな。

京都って和だけど洋もあって
古と思いきや新も素敵で…、
そこにみんなメロメロになったしまう。

トリップしてるうちに休憩時間のタイムリミット。

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蜜蜂と遠雷

蜜蜂と遠雷

本来あるべき居場所…、
人生にちゃんと向き合えた人だけが掴める
居場所があるのなら私もそこに辿り着きたい。
音楽の世界とは違うところにいるけれど
そんなことを考えながら読み進める。

読み終わったら映画も見てみようなんて
軽く考えていたけれど
この密度の濃さを全て表現することは
不可能だと気づき軽く絶望。
それならわざわざ今私の中にある
イメージ残像を映画で上書きしない方がいい。
でも音楽部分を聴

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あの頃には戻れないけれど

あの頃には戻れないけれど

鼻の奥がツンとする。
中学生に感情移入するとは思わなかったな。

がんばりたい気持ち、挫折感、なりたい自分…
いろいろないまぜにした単純じゃない感情。
子どもだけど子どもじゃない
あの年代にちょっとだけ戻れた気がする。

2人がどんな高校生になるのか
展開が気になる。
どこかでまた交差する瞬間があるのかな…。

眞島さんの他の作品も読みたくなった!
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