記事一覧
PIW 文月悠光特集:本日公開!
Poetry International Web の最新号は、文月悠光さんの特集です。文月さんの詩10篇を未発表の英訳とともにお読み頂けます。作品の選択と翻訳はJordan A. Y. Smithさん。
https://www.poetryinternationalweb.net/pi/site/poet/item/29627/Yumi-Fuzuki
僕がジョーダンと初めて出会ったのは去年の夏
驚愕のシンクロニシティ:なんとPIWでもAI詩人の紹介が!
ここ数週間、三宅勇介に人工知能に関するインタビューを行っていた。その第一回分を今日公開したところなのだが、途中で英国に住むイラン人の詩人Abol Froushanから同じ話題に関するエッセイが届いた。
AbolはPoetry International Web (PIW)-Iran の編集者で、いわば僕の同僚、知り合ってもう十年近くになる。6月初旬に開かれたロッテルダム詩祭で一年ぶりに顔を合
水無田気流+四元康祐+宗左近=あっと驚く三人英訳詩集 by Leith Morton!
詩人にして翻訳家、日本に延べ20年にわたって在住し東京工業大学で教鞭をとっていたリース・モートンさんから、先日小包が届いた。発送地はオーストラリアのシドニー、モートンさんの故郷だ。中をあけると派手なコケシのカバーのペーパーバック、なんと表紙にはこんなタイトルがあるではないか!
Poems of
MINASHITA KIRYU
YOTSUMOTO YASUHIRO
& SOH SAKON
Tra
『笑うバグ』「旗」音楽にハックされる:森山至貴の美しすぎる犯行
先日『言語ジャック』が篠田昌伸氏作曲の合唱曲によってハイジャックされたという事件をお知らせしたばかりだが、実は数年前にも、我が処女詩集『笑うバグ』が音楽にハックされ、合唱曲として突然変異させられていたことが発覚した。ハッカーは若き社会学者でありながら作曲にも手を染めている森山至貴氏、同詩集に収められている「受付」「意思決定」「労務管理」「市場崩壊」の4編を「混声合唱とピアノのための『さよなら、ロレ
もっとみる森山至貴の『旗』初公開!
5月5日付の当ニュースにてお伝えした「美しすぎるハッカー犯罪」、森山至貴による合唱曲『旗』の音源がついに入手できた。まずはこちらからその調べに耳を澄ましていただきたい。
https://youtu.be/77_wL-zvNTk
(2016年12月11日豊洲ホールでの演奏風景)
同じ森山(曲)+四元(詩)による合唱曲でも、2012年に初演され朝日作曲賞を受賞した「混声合唱とピアノための『さよな
『言語ジャック』、音楽にジャックされる!篠田昌伸作曲、「創る会」演奏
久しぶりに日本へ帰ったら、嬉しいサプライズが待っていました。僕の詩集『言語ジャック』と『日本語の虜囚』に収められた7編の詩を、現代音楽の作曲家にしてピアニストでもある篠田昌伸さんが合唱曲にしてくださったのです。初演はさる2017年1月15日、Hakuju Hallにて、第25回「創る会」合唱団の演奏。
こちらが演奏風景を伝える「創る会」のホームページです。http://www1.odn.ne.j
詩人の肉声:LUNCH POEM@DOKKYO-獨協大学 原成吉ゼミからの贈り物
日本に帰国する楽しみのひとつが、尊敬する英文学者たちとの一夕だ。常任教授メンバーは獨協大学の原成吉さん、上智大学の飯野友幸さん、そして早稲田大学の栩木伸明だ。といっても僕にとって、原さんはなによりもゲーリー・スナイダーの翻訳者であり、飯野さんはかつては大岡信との共訳による名著、思潮社のアメリカ現代詩共訳詩シリーズ『ジョン・アッシュベリー詩集』の訳者であり、もっと後ではホイットマンの『おれにはアメリ
もっとみる詩とダンスのミュージアム by 野村喜和夫
ちょうど一週間前の4月22日、新詩集『単調にぼたぼたと、がさつで粗暴に』『小説』二冊の同時刊行を記念するトークイベントが行われました。一緒にお話してくださったのは蜂飼耳さんと藤井貞和さん。その内容はいずれビデオでご紹介できると思いますが、今日お話したいのはその会場。世田谷の閑静な住宅街にある詩とダンスのミュージアムなんです。
なんとこのスペース、詩人の野村喜和夫さんと奥さんのフラメンコダンサー眞