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GISAIONE - SOUND Suite

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DTM/宅録の「プロセス」にフォーカス。
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2021年11月の記事一覧

DTM/宅録〜サウンド・メイキング16〜リバーブ

サウンド・メイキングでは必須?!のエフェクトとも言える「リバーブ」。言葉の意味を調べてみると、「反響」とある。ボーカルのレコーディングでは「原音」を録ることにフォーカスして、そういう「反響」的なものは後付けするってのがセオリーになっている(それが絶対とは個人的には思ってはいませんが。。。)。 そのリバーブのエフェクトは、ざっくりと見てもー ・スタジオ・リバーブ ・ルーム・リバーブ ・ミドル・リバーブ ・ラージ・リバーブ というように、スタジオのような残響の少ないものから

DTM/宅録〜サウンド・メイキング15〜エコー&ディレイ

エコー&ディレイは、ボーカルやギターの定番プラグイン・エフェクト。その効果はこの動画の通りー 「やまびこ」みたいなヤツ。 エコーとディレイって厳密な区分ってないんじゃないかと思うけど、「エコー」っていうと「アナログ」なイメージが強い。逆に「ディレイ」って言われると「デジタル」な感じがする。といっても、アナログ・ディレイもあったりしますが。。。 言葉の意味的には、「エコー」は反響で「ディレイ」は遅延」ってなってる。 コンプレッサーやイコライザーもそうだけど、よりインパク

DTM/宅録〜サウンド・メイキング14〜ビンテージ系イコライザー

Logic Proにはコンプレッサーだけでなく、低中高音を調整するイコライザーも以下のようなビンテージ系のモノが最初から3種類入ってる。 Neve 1073 Neve Electronicsは1961年にルパート・ニーヴ氏が設立したイギリスの音響機器メーカー。1975年に売却したので、現在のAMS Neveと彼とは直接関係はないとのこと。ニーヴ氏は、1985年にオーディオインターフェイスでお馴染みのフォーカスライトを創業。 1073は、元々ミキサー卓用のモジュールとし

DTM/宅録〜サウンド・メイキング13〜Logicのビンテージ・コンプレッサー

今回の「サウンド・メイキング」は、Logicのコンプレッサーについて。 動作原理についてはこの回では深くは言わないけど、コンプレッサーは例えるとー ・「イラストの枠線の太さ」 ・「フォト・アプリのシャープネス」 のようにー 「音の輪郭をなめらかにしたり、ハッキリクッキリさせる」 っていうような側面がある。 そこで、Logicのコンプレッサーですが、度々引用するギター・アンプの例えから入るとー 「ギター・アンプはフェンダー、マーシャル、メサ・ブギー等、色々と種類が

DTM/宅録〜サウンド・メイキング12〜ボーカルのプラグイン・エフェクト

今回はボーカルに挿す(プラグイン)エフェクトについて。前回/前々回で具体的なコンプやイコライザーのことをイキナリ取り上げてましたが、コレと次回を読んでからソッチを見てもらう方が順番としてよりベターかも。 曲のメロディー作りのための「お試しボーカル」とZOOM MS-50Gのレビューを兼ねたMOVIEをUPー GarageBandやLogicはトラック新しく作る時、ボーカル指定すれば基本的なエフェクト込みでトラックが作られる。 Logicでは大体、"Natural Voca

DTM/宅録〜サウンド・メイキング11〜ボーカルにIK Mulutimediaのプラグインを挿す

先日UPしたオリジナル曲作成のためにとりあえず歌ってみた「お試し版」は、前半と後半でボーカルのRECバージョンが違っていて、前半は後半よりもう少し歌い込んだバージョンになっている。 前半はベースが同じフレーズを繰り返していて、ギター/シンセのコードが変わっていく分数コードになっていて、その部分のボーカルのプラグインは、LogicのビンテージEQ/コンプレッサーで試した機材も参考にしたりして、IK Multimediaのプラグインをいくつか挿してある。 Mic Room

DTM/宅録〜サウンド・メイキング10〜ボーカルをビンテージ機材に流し込む!?

ギター・アンプで、歪みをコントロールするゲインや低中高音のツマミをイジって音作りをするとか概略的なことの理解は必要ではあるけど、実際は、フェンダーやマーシャルといった具体的なメーカーの機種毎にセッティングを詰めていかないと音作りは出来ない。アンプシュミレーターを使うにしても、それは同じ。 ギターやボーカルのオケ作りにDAWソフトをイジり始めた時は色の付いてない素のDAWのミキサーを見ても、特別な感情は湧いてこないって感じだったけど、それはレコーディングにおけるフェンダーやマ

DTM/宅録〜サウンド・メイキング9〜ボーカルREC

今回の「DTM/宅録〜サウンド・メイキング」は、「ボーカルの録り」に関するトピック。 ある意味完成された!?「音の素材」のレコーディングの必要がないソフト音源じゃなくて、自分で「音源を録る」っていうのは、突き詰めだすと非常に難しかったりする。MIDIのグリッドを見ているだけではわからないことや身につけられないことが多々ある。 前回の記事でUPしたオリジナル曲の「お試しボーカル・バージョン」は、もちろん、曲作り的にメロディーや歌い方をどうするのかって探りもあるけど、「録りの

DTM/宅録〜サウンド・メイキング8〜「モニタリング」の音量コントロール

「DTM/宅録〜サウンド・メイキングの6&7」では、「ミックス」・「マスタリング」(あと「レコーディング」の時もそうだけど)といった過程で、音量レベルを確認するのに「メーターを見る」って話をしました。 それ以上に「音を聴く」っていうのは最重要なチェックの仕方なのは当然。 iPhoneのGarageBandで曲を作る場合、曲の全体のモニタリングの音量をコントロールするにはiPhoneのボリュームで操作する。 レベルメーター的に「赤」が出ててフェーダーを下げると、iPhon

DTM/宅録〜サウンド・メイキング7〜「マスタリング」でのレベルメーターはレッドゾーン

DTM/宅録でのレコーディングのプロセスは、大まかに言うとー 「曲作りーレコーディングーミックスーマスタリング」 っていうようなものですが、前回の「ミックス」に続いて今回は作業のファイナル「マスタリング」の音量レベルについて。マスタリングのことを詳細に述べ始めるとキリがないので、ここではDTM的なことをする場合はー 「マスタートラックにマスタリング系のソフトを挿して出力する」 っていうようなことだとさらっと考えてもらえればと。。。 ミックス段階では、マスター・トラッ

DTM/宅録〜サウンド・メイキング6〜「ミックス」でのレベルメーターは信号と同じ!?

DTM/宅録において、「ミックス」でのレベルメーターの音量の振れについては、例え初心者であってもシビアに捉えないとイケナイ。 iPhoneのGarageBandはリミッターが入ってるっぽいので、少々のオーバーでは音割れしないようだけど、それはそのiOSのGarageBandの話。無頓着でいては非常にマズイ。他のアプリやその先、MacやPCでミックスするとかってなった時に悩むことにナル。とにかく、音割れしてたら、せっかくの作品がぶち壊し。。。 レベルメーターは、音量に応じて

DTM/宅録〜サウンド・メイキング5〜鼻歌から学ぶキホン?!

前回、DTM的なことを通して曲を作るにはー 「まずボーカル、ギター、キーボード。。。どれでもいいんだけど、何か一つバーチャルでもいいから『プレーヤー』としての視点を持つ」 ってことをポイントとして挙げて、「ボーカル」の声域や声質について述べました。 その続き。 歌のメロディーを作るにはやっぱり歌ってみるのが一番なわけで、それを仮RECして確認、また歌ってみて仮RECってのがいつもやってるパターン(って言っても最近はAIシンガーに歌わせてばかりでしたが。。。)。 最初

DTM/宅録〜サウンド・メイキング4〜自分の声を捨てて歌ってみよー!?

DTM的なことをやるにはー 「楽器弾いて、歌って、DAWソフトを使って、曲作りして、レコーディングして、ミックスして、マスタリング、今は動画も必須。。。」 とにかく、一人でやること満載なわけで、それらのパートを均等にやってたら、「広く浅く」になってしまう。 もちろん、そういう視点やアプローチも必要なんだけど、それだけだとやっぱり「薄っぺらい」ってことにもなってしまう。 なので、音楽初心者な人はまずボーカル、ギター、キーボード。。。どれでもいいんだけど、何か一つバーチャ