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DTM/宅録〜サウンド・メイキング8〜「モニタリング」の音量コントロール

「DTM/宅録〜サウンド・メイキングの6&7」では、「ミックス」・「マスタリング」(あと「レコーディング」の時もそうだけど)といった過程で、音量レベルを確認するのに「メーターを見る」って話をしました。

それ以上に「音を聴く」っていうのは最重要なチェックの仕方なのは当然。

iPhoneのGarageBandで曲を作る場合、曲の全体のモニタリングの音量をコントロールするにはiPhoneのボリュームで操作する。

レベルメーター的に「赤」が出ててフェーダーを下げると、iPhoneから聞こえる音も小さくなる。ところが、もしもiPhoneのボリュームがフルだった場合、モニタリングの音量をそれ以上大きくすることは出来ない。つまり、この機材環境ではそれが限界ってこと。

それが、ボリューム調整が出来る(iPhoneのみよりも出音がデカく鳴る)スピーカーを繋げれば、フェーダーを下げてもスピーカーのボリュームを大きくすれば、大きい音でモニタリング出来る。

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さらに、iPhoneでもMacでも、オーディオインターフェイスを接続すれば、ヘッドフォン・アンプにパワーがあれば、フェーダー下げた分をインターフェイスのヘッドフォンレベルを上げれば音はデカくなるし、ボリューム調整出来るスピーカーに繋いでやれば、「オーディオインターフェイス+スピーカー」の2ボリューム的なコントロールが可能になる。

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反面、調整ポイントが増えるので、どのボリュームをどういうバランスでっていうのをそれぞれの環境の中で考えていかなければならなくなる。

「オーディオインターフェイスのヘッドフォン・アンプにパワーがあれば。。。」って但し書きをしたのは、モノによってはフルでも音が小さいってのがあるので。

巷で人気だった?!Steinberg UR22mkII(ヤマハ系) を持ってるけど、コレってフルでもヘッドフォンの音が小さい(音がデカくて難聴になったとかで訴えられるとかの対策って話もあるとかないとか。。。)。他社のモノにもそういうことがあったりするので、そういう場合は、ミキサーに繋いで、ヘッドフォンのモニタリングをしたりってこともある。

というようにー

「シンプルで悩まないけど融通がきかない」vs「多機能だけど複雑」

どっちを選ぶ?!ってのはその人のレベルや環境によるし、ダブル・スタンダードで両方のセッティングが出来るようにするのも一案。

モニタリングの音量ではなく、「作った曲の音が小さい/迫力がない」ってのは、そもそも「録りの音/音源のクオリティ」「プラグイン・ソフトとかが絡むミックスやマスタリングの中身」にもよるので、そういう話は改めて別の機会に。。。

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