DTM/宅録〜サウンド・メイキング16〜リバーブ
サウンド・メイキングでは必須?!のエフェクトとも言える「リバーブ」。言葉の意味を調べてみると、「反響」とある。ボーカルのレコーディングでは「原音」を録ることにフォーカスして、そういう「反響」的なものは後付けするってのがセオリーになっている(それが絶対とは個人的には思ってはいませんが。。。)。
そのリバーブのエフェクトは、ざっくりと見てもー
・スタジオ・リバーブ
・ルーム・リバーブ
・ミドル・リバーブ
・ラージ・リバーブ
というように、スタジオのような残響の少ないものから大聖堂のような響きまで多種多様。加えて、「時代」の空気感やトレンドみたいなものもあって、そういう要素も加味して、どういう味付けをするかを考える必要がある。
Logicにはいくつかのリバーブが搭載されていて、よく使うのはー
・Chroma Reverb
・Space Designer
といったものだけど、最近は残響が飛び散る?!派手な見た目のChroma Reverbをよく使う。
Chroma ReverbがLogicに搭載されるまでは、Space Designerが個人的な定番だった。こっちはかなり色々な空間の響きのプリセットがある。
Logicのリバーブは元ネタ?!な機材はないので、例によって?!ビンテージなものをシュミレートしたプラグイン・ソフトも。。。ってことで、WAVESのEddie Kramer Signature Seriesのー
Eddie Kramer Effects Channel
を取り上げてみる。
エディ・クレイマーと言えば、ジミ・ヘンドリックス、レッドツェッペリン、ローリング・ストーンズ、キッスなどのアルバムのプロデューサーやエンジニアとして有名(日本のバンドではラウドネスも)。
そのエディ監修のソフトがWAVESからいくつか出てて、Eddie Kramer Effects ChannelはEMTのプレート・リバーブをシュミレートしている。
このプラグインは前回の「ディレイ」で述べてたことそのままのエフェクトで、「ディレイ+リバーブ」で構成されている。
上のサイトを見ると、演歌歌手の中には、このプレート・リバーブしか使わないってこともあったとか書いてある。
「プレートリバーブ」って、ようするに金属板。。。
ちなみに、今のJ-POPだとどういうリバーブがかかってるかと言えば、例えばー
・あいみょんの「裸の心」はスゴくドライ。残響的なフィールはない。
・LISAの「炎」の歌い出しは、薄くディレイがセンターにかかっていて、時折サイドにリバーブ的な残響が見え隠れするみたいな味付けになっている。
・GRIM SPANKYの「ストーリーの先に」の歌い出しは、透明感のあるリバーブ残響が耳に届いてくる。途中のフレーズにはディレイの味付けもあったりする。
というように、それぞれ表情の違うリバーブが使われている。いすれにしても、ボーカルの原音というか芯はハッキリさせた上でリバーブで彩りを添えてる。
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