シェア
きのしたもさお
2021年2月23日 23:18
現実に疲れていると、小説が読みたくなる。中でも特に、優しい世界が描かれていたり、感動したりする作品が恋しい。簡単に言えば、救いが欲しくなるのである。万年生きづらさを抱える私は、いつも上記のような作品ばかり読んでいる気がする。今回選んだ本もまた、そうした雰囲気の作品である。北川恵海・作「ちょっと今から仕事やめてくる」だ。今さっき初めて知ったのだが、どうやらこの作品は映画化されていたらし
2021年2月19日 23:27
更新時間が遅れてしまった。というのも、今回読んだ本は少し難しかったからである。本を読むのは好きだ。しかし残念ながら、純文学や小難しい教養書をすいすい読み進められるほど、私は頭の良い人間ではない。今回読んだ本『左近の桜』がどういったジャンルの小説にあたるのかは分からないが、自分なりに感想を書いてみようと思う。主人公の桜蔵(さくら)は16歳の男だ。彼の家はお忍び用の宿になっている。分かりやすく
2021年2月17日 17:58
予想外のトラブルに見舞われ、良くも悪くも何事もなかった2020年。去年の今頃、私はオーストラリアにホームステイをしていた。理由はよくある、1ヶ月間の語学研修だ。残念ながらその成果は、今のところ発揮される機会がないままである。とはいえ、向こうでの生活は思いの外気楽だった。日本で築き上げた微妙な人間関係の煩わしさから解放されたからかもしれない。もちろん友達や家族が嫌いなわけではないが、距離感のつか
2021年2月16日 16:14
プロフィールにあるように、しがない大学生をしている。キラキラ女子大生を目指して早3年。大学生活は残念ながら、想像していたほど輝かしいものではなかった。勉強内容は夢中になれるほど面白いものではなかったし、毎日遊び歩いたりもしなかった。友達と旅行なんてしたことがないし、ましてや恋愛なんて男のおの字も見えないという有様だった。現在の私は輝きとは無縁の境地にいる。寧ろコミュニケーションがさらに
2021年2月15日 18:31
生まれてこのかた、彼氏がいた試しがない。なんなら、恋愛したことがあるかどうかすら分からない。一度だけ人を好きになったのは、小学生の頃である。まさに恋に恋するお年頃だった。当時はそれなりに頑張っていた気もする。髪の毛をセットするために液体スプレーを買ったり、相手の好きなタイプを調べて寄せようと努力した。恋というのは不思議なもので、その相手が人間だろうが恋自身だろうが、人を努力へと駆り立てる力
2021年2月13日 11:29
思ったことを言葉にするのが苦手だ。話すことは好きだ。口数も多く、スピーチの類で困ったことはない。しかし就職活動をする中で、その認識が大きく揺らいだ。自分の意見や感想をその場で言葉にするのは、案外難しい。ただたくさん話せばいいというわけではないからだ。自覚はなかったが、大学生になってだんだんと分かってきた。どうやら私は、人に何かを伝えるのが極端に苦手らしい。今回は、そんな就職活動中の