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ライター守本●インタビュー取材実績2000件以上(主にスポーツ)
2020年8月26日 02:44
vol.1vol.2から続くマルカにも取り上げられるのね一夜明けて、決戦の日の朝。エスパニョール・フベニールAは、その時、バルセロナ・フベニールAに次ぐリーグ2位。先週アウェイで負けてしまったため、このダービーで負けてしまうとさらに勝ち点差が開いてしまう。絶対に負けられないゲームとなってしまった。選手寮の子ども達の反応も様々だった。「勝たなきゃいけないけど難しいな・・・(by
2020年8月24日 21:23
vol.1から続く試合に備えて早く寝る、そんな気は毛頭ないTVゲームをしているうちに、時計は深夜午前1時を回った。明日はバルセロナ・フベニールA対エスパニョール・フベニールA。なのに、こんな夜中までゲームをしている子ども達。フベニールとは、要するに高校生年代(15~18歳)を指し、スペインでは、そのフベニール世代も各地域ごとにリーグが分かれている。そして、地域リーグの中でも、さらに「
2020年8月23日 15:40
ユース最強の座をかけた一戦、その前夜カタルーニャ州の州都バルセロナ。そのサッカーシーンをリードする、バルセロナとエスパニョールの2クラブ。もちろん、他州ではレアル・マドリーやバレンシアなども強い。だが、資金力もある都会のクラブには、人も才能も集まってくる。特に若年層は、顕著だ。2004年当時、エスパニョールのユースは前年度全国優勝を果たしていた。つまり、バルサとエスパニョールのフベニール
2020年8月17日 22:26
人はいつ、誰かのファンになるのか人はどういう時に、他人を”心から”応援したくなるのか。つまり、ファン化するのか。多分、それは一瞬の出来事ではない。事前の情報(リード期間)+きっかけ(トリガー)なのだ。リトバルスキーのFKを見て、サッカーを好きになった私も、「Jリーグ開幕&リトバルスキーはうまい選手」という事前情報があったから好きになった。「夢で逢えたら」というTV番組でユニコー
2020年8月16日 01:38
11月29日。昼飯を寮で食っていると、見慣れない人が目の前に座っている。彼はウルグアイから来た選手で、名はルイスといった。モンテビデオ出身、31歳。英語、スペイン語、イタリア語、ギリシャ語を話す。エスパニョールではなく、バルセロナにあるエウロパというチームに合流するらしい。エスパニョールとエウロパは昔から友好関係があるらしく、住むところが見つかるまで、4日ぐらい寮に泊めてもらうことになっ
2020年8月9日 05:02
時は2004年11月28日。クリスマスが近づいている。海外の人たちは基本的に、家族とクリスマスを過ごす。日本は恋人同士で過ごさないと”負け組”みたいなイメージがあるけれども。そのへんについて、パブロと話した。わたし「パブロって恋人いるけど、クリスマスってどうやって過ごすの?」パブロ「もちろん、みんな家に帰るよ」わたし「やっぱり。日本ではカップル同士で過ごすのが普通なんだよ」パ
2020年8月5日 02:04
クラシコにあわせてスリ集団が来た話、の外伝。例として自分が出会ったスリの話を載せておく。スペインでは?ヨーロッパでは?有名な「小鳥のフン・スリ」だ。別名、「アイスクリーム・スリ」とか、「ケチャップ・スリ」とも言われるやつである。ある日、テニスの大会があった(バルセロナオープン)ので、ラファ・ナダルを見るため試合会場に出かけた。FCバルセロナの本拠地カンプ・ノウから歩いて5分ぐらい
2020年8月2日 21:09
まさか、こんなにアウェイのチームのサポーターが来るなんて。2004年11月25日、バルサ×セルティックのチャンピオンズリーグ当日。前日から街のアイリッシュバーなどで、セルティックサポーターが騒いでいる。これはイギリス人をはじめとしたサッカー熱狂国特有の反応で、スペインはこんな感じじゃない。一日中サッカーで盛り上がっている、という作られたイメージ日本だと欧州の街は、サッカーの試合日にな
2020年8月1日 00:29
2004年11月。私は初めてバルセロナvsレアル・マドリーのクラシコを見た。私の知っているだけで、10人以上がバルセロナに上陸。街ですれ違っただけで、少なくとも200~300人ぐらいの日本人が来ていたと思う。で、友人たちとご飯を食べるやら、会社に人来るわで、なかなか大変なクラシコ当日。代表レベルではEUROの決勝とかも見ていたが、欧州クラブのビッグゲームは初めて。やはり、雰囲気は違う