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CLとクラシコにあわせて来たスリ集団‐エスパニョール選手寮生活日記㊵

まさか、こんなにアウェイのチームのサポーターが来るなんて。

2004年11月25日、バルサ×セルティックのチャンピオンズリーグ当日。
前日から街のアイリッシュバーなどで、セルティックサポーターが騒いでいる。
これはイギリス人をはじめとしたサッカー熱狂国特有の反応で、スペインはこんな感じじゃない。

一日中サッカーで盛り上がっている、という作られたイメージ

日本だと欧州の街は、サッカーの試合日になると一日中地元クラブのシャツを着た人で盛り上がっている、なんてイメージを持つ人も多いかもしれない。

しかし、それは作られたイメージだ。

試合の数時間前にスタジアム周辺に行くと、確かにそんな感じだが、日中はそこまでじゃない。野球の日本シリーズだからといって、街中が全て阪神ユニや巨人ユニで染まるわけではない(もちろん、相対的なユニフォーム着用数は上がる)、と思ってもらえば良いだろう。

生活の一部としてサッカーが根付いている、というのはあまり意識しなくても、特別なことがなくても、すぐそばにサッカーがあるということなのだと思う。
(もちろん、スタジアムの中や試合後の喜び方などは報道のように通りで火を燃やしたりハジけるのだが、あくまで試合前のお話)

だからたまに、イギリス方面のチームと試合があると、おぉーこんなに来るのか、と面をくらう時がある。代表戦はけっこうそんな感じなので、見慣れてはいるが珍しいと、うぉっ!となるものだ。

ビッグゲームにあわせてくるスリ集団

さて、そんな風に盛り上がるチャンピオンズリーグ、そして数日前のクラシコ。この2大ゲームにあわせて、欧州のどこかからスリ集団がバルセロナにやってきていたらしい。

モンジュイックでハンドバックを無理やり引きちぎられた人や、国際キャッシュカードを盗られて○万円勝手に引き出されていた、なんていう話も聞いた。

セルティックファンの中にも、お金をすられた人がいるらしく、プラッサ・カタルーニャ(町の中心部)で大騒ぎしていた人がいたそうだ。

まったく、人ががんばって貯めたお金使ってサッカー見に来てるのに、楽して金をくすねようなんて、ひどい話である。

そういえば私も、カンプ・ノウ周辺で、スリにあったことがある。
「小鳥のフン」詐欺だ。
せっかくだから、ケーススタディとして、明日にでもこのお話を書くことにしよう。

CL試合当日は、合計15000人ぐらいのセルティックファンが来てたいたらしい。他のカードに比べて、騒がしかったカンプ・ノウ。ミラン戦とかでも、いつもは静かなものなのに。


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ライター守本●インタビュー取材実績2000件以上(主にスポーツ)
芋けんぴが好きなので、芋けんぴ代にさせていただきます。お仕事のご依頼もなんなりと。本当はWEB制作・企画、運用などが軸です。写真撮影、動画編集、サーバ管理、コーディングと、制作に必要なことはだいたいやれます