バルサ戦前夜-スペイン人高校生選手は人前でひとりエッチをする‐エスパニョール選手寮生活日記㊻
試合に備えて早く寝る、そんな気は毛頭ない
TVゲームをしているうちに、時計は深夜午前1時を回った。
明日はバルセロナ・フベニールA対エスパニョール・フベニールA。なのに、こんな夜中までゲームをしている子ども達。
フベニールとは、要するに高校生年代(15~18歳)を指し、スペインでは、そのフベニール世代も各地域ごとにリーグが分かれている。そして、地域リーグの中でも、さらに「一部」「二部」・・・といった具合にわけられるのだ。
ビッグクラブである、バルセロナやエスパニョール。こういったチームは、フベニール年代だけでも2チーム、17~18歳中心のフベニールA、16歳中心のフベニールBを持っている。その両クラブのAチームが対決する試合は、いわゆる”ユース年代の最強チーム決定戦”とも言えるわけだ。
目前に迫る一戦を前に、はやる気持ちをバイオレンスゲームにぶつけてストレス発散しているのか。それとも、ただ面白がってやっているだけなのか。
(言うまでもなく後者である)
午前1時半、ゲームを止めてやっと寝るようだ・・・と思いきや、寝ない。
テレビを見始める。
そんな深夜にやっているテレビ番組といえば、
そう、Hなテレビに決まってる。
無修正ビデオが地上波で流れるカルチャーショック
スペインでは地上波で無修正のポルノが流れている(2004年当時)。
すごい文化だ。他のヨーロッパの国もそうなのかしら?
気が向いた人は教えてもらえるとありがたい。
私が当時、生活していたのは4人部屋(選手3人+私。2段ベッド2つ)だった。
たとえば、ここに「プライバシー」という言葉はない。
彼女を連れてくるのも不可能だ。
だから、(いや「だから」なのかどうかは知らないが)
ひとりエッチここでしてるし・・・。
まぁ、さすがにみんなの目の前で各々やってるというわけではないのだが、2段ベッドの上と下でやってる・・・みたいな感じ。
ちょっとしたカオスである。
つまり、高校生は体力がある
横目でチラッと見て、「あぁ、スペイン人とならまだ戦っても負けてないな・・・」とか「フランシス、体ちっちゃいわりにデケェなコノヤロー・・・」とか・・・えっーと。
しょうがありませんね。高校生なんですから。
それぐらいはします。
自分が中・高とバスケ部だった時に、たとえば「試合の前日は、せぇへんで。体調ベストにしとくために」みたいな会話が交わされた。
こんなバカバカしい会話も、年頃のスポーツマンはするわけだ。
上記の考え方が正しいのかどうかはわからない。
ただ、ひとつ明確なのは、
試合前日とか関係なく、世界中の高校生には体力と精力がある。
というのは事実のようだ。
しかし、他に人がいんのに、そんなことしていること自体、
文化の違いを感じずにはいられない。
<さらに続く・やっと試合へ>
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