JBCEA

日本・バングラデシュ文化交流会が運営するページです。現地パートナー「JBCEAバングラ…

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日本・バングラデシュ文化交流会が運営するページです。現地パートナー「JBCEAバングラデシュ」のスタッフから毎月届く新鮮で興味深い内容のお便りを紹介しています。

マガジン

  • ボンドゥ第54号

    このマガジンは、特定非営利活動法人日本・バングラデシュ文化交流会が、年3回発行している会報「ボンドゥ」のNOTE版です。

  • JBCEA's Essay Jul. 2023

    バングラデシュの今を伝えるエッセイをお届けします。 本マガジンは日本•バングラデシュ文化交流会が監修しています。

  • JBCEA's Essay Jun. 2023

    バングラデシュの今を伝えるエッセイをお届けします。 本マガジンは日本•バングラデシュ文化交流会が監修しています。

  • JBCEA's Essay May. 2023

    バングラデシュの今を伝えるエッセイをお届けします。 本マガジンは日本•バングラデシュ文化交流会が監修しています。

  • JBCEA's Essay Apr. 2023

    バングラデシュの今を伝えるエッセイをお届けします。 本マガジンは日本•バングラデシュ文化交流会が監修しています。

最近の記事

事務局だより

変わるバングラデシュ、そのひとつにジョソール・ダッカ間の高速道路があります。以前は陸路でガンジス河をフェリーで渡り、片道10時間を要しました。航空機利用だと飛行時間は約30 分ですが、出発時刻の遅延などで空港での待機時間が長く荷物の重量制限もあり、運賃は1人4,000タカ。昨年3つの大河にパドマ大橋がかかり高速道路も完成し、早朝出発すれば所要時間は3時間半、待機時間もなく荷物も多く積め、借り上げ車1台12,000タカ。今のところ道路も空いています。 タイトル写真:パドマ橋

    • ノクシカタ刺しゅう展示販売会

      バングラを身近に感じた3日間少しずつ寒さも緩み始めた3月10日(金)~12日(日)、初の試みとしてH&T単独の展示販売会を実施しました。  場所は押上にある古民家を改修したカフェ「めぐる」で、窓からスカイツリーが間近に見える2階をお借りしての開催です。 JBCEAはふだん東京の西側で活動することが多いことから、慣れない地域で果たして来てくださる方がいらっしゃるか心配していたのですが、いつもH&T製品を愛用してくださっている方々や知人友人など、東京だけでなく、愛知や静岡から来て

      • ダッカメトロに乗ってみました!

        コラム ボンドゥの国に暮らして~その5今年12月頃に予定されている選挙に向けて、バングラデシュ政府がいろいろな催しを企画・実行している2023年ですが、バングラデシュ初の都市高速鉄道(メトロ)であるダッカメトロ6号線(日本の南北線)も、経済成長の象徴的な存在とも言えます。メトロは、昨年12月に部分開業式典が実施され、施工完了時期よりも早く開通セレモニーを実施したインフラ整備の一つで、現地では、「選挙活動の一環として、バングラデシュと日本の国交樹立50周年に伴って、ハシナ首相が

        • 母親たちの熱意で始まった学校給食

          オンライン現地活動報告会今回の報告会(1月21日)は、参加者へ事前に資料を配付し、情報を共有したうえで開催しました。当日は20人が参加し、最近のバングラデシュの様子を都市高速鉄道の動画も交えて紹介し、コロナ後の状況や政府の方針変更への対応など、現地の学校給食活動について報告しました。  参加者からの質問に答えながら、給食費の集金・集計の状況やウクライナ侵攻による物価高騰の影響と対応について説明。参加者と共に課題の解決を考える場では、学校給食を持続させるためのアイデアとして、米

        事務局だより

        マガジン

        • ボンドゥ第54号
          6本
        • JBCEA's Essay Jul. 2023
          3本
        • JBCEA's Essay Jun. 2023
          3本
        • JBCEA's Essay May. 2023
          3本
        • JBCEA's Essay Apr. 2023
          3本
        • JBCEA's Essay Mar. 2023
          2本

        記事

          新しい小学校で、学校給食を開始!

          政府の方針に従ったメニューで再開 コロナ禍中2021年の政府の学校給食政策の変更(学校給食の全国展開計画の中止、学校敷地内の調理禁止)に従い、JBCEAでは政府の許可するメニューを申請。時間がかかりましたが、承認を得て、JBCEA大豆センターで製造した豆乳入りパンやビスケット、ケーキとバナナ、そして卵焼きサンドイッチをメニューとして昨年10月から学校給食の提供を始めました。 新規校での開始 学校給食新規候補としてシャシャ郡教育事務所の推薦を受けていたバガチャラ・シャットマイ

          新しい小学校で、学校給食を開始!

          変わりゆくシャシャ、変わらぬもの

          3年ぶりのシャシャ。オンラインZoom で現地と話し合いを頻繁に行ない情報は得ているものの、それは切り取られた一面。自分の目で後ろも前も横も見られたらとの思いで、シャシャへ向かいました。アジアハイウェイの工事が完了した区間の道路は、軒を並べていた小さな商店も全て立ち退き、幅が広がり舗装されて、ガタガタ揺れを懐かしく感じるほど車はスピードを緩めずに進みます。JBCEAの事務所前は色鮮やかな電球を灯した茶店が開店し、雰囲気がかなり変わっていましたが、スタッフの元気そうな懐かしい顔

          変わりゆくシャシャ、変わらぬもの

          ナイトジャスミン(インド夜香木)の秋

           木の下の地面一面に散らばるナイトジャスミンは、秋の訪れを告げます。私のなかではナイトジャスミンは秋の最高の訪問者で、毎朝じゅうたんを敷いたように散らばる花を摘むのが、秋の私の日課です。 繊細でオレンジ色の茎をもつこの花は、秋を表現する完璧ですばらしい例です。花は夜の内に咲き、夜明けの頃には地面に落ちてしまい、とてもはかない間の命短い訪問者ですが、私たちの心に消えることのない印を残します。そして、花々がさよならするのと同時に冬の到来となりますが、ナイトジャスミンは、言ってみれ

          ナイトジャスミン(インド夜香木)の秋

          ベナプールのパトバリ(Patbari) 僧院

          JBCEA事務所があるジョソール県は、歴史があり伝統豊かな地域です。今回は事務所から車で20分程のインド国境に接するベナプールの伝統に触れる場所を紹介します。ハリダス タゴール パトバリ僧院 Namacharya Brahma Haridas Tagore Patbari Ashram は聖地巡礼の名所で、この僧院の人気は、マダビラタ(ヒッテージ/ウスバサルノオ)とタマル(クスノキ)の木 Siddha Vriksha Madhabilata and Tamal Vriksha

          ベナプールのパトバリ(Patbari) 僧院

          ビル シュレスタ ヌル モハメドの聖堂    Bir Shreshtha Nur Mohammad

          JBCEA事務所があるジョソール県シャシャ郡近くのカシプールKashipurには、必ず訪れるべき場所「ビルシュレスタ ヌル モハメドの聖堂」があります。 ビル シュレスタ ヌル モハメド シェイクBir Shreshtha Noor Mohammad Sheikh は1936年2月、ナライルNarail地区にあるチャンディプットChandikputのマヘシコラ村Maheshkolaの農家に生まれ、ミュージカル劇にとても興味をもっていました。 23才になった1959年3月14

          ビル シュレスタ ヌル モハメドの聖堂    Bir Shreshtha Nur Mohammad

          バングラデシュの果物

          バングラデシュは自然の恵みである果物の宝庫で、たくさんの種類のおいしい果物がなります。色や大きさが違ったり、甘いものや酸味があるもの、硬めや果汁の多いものなど、いろいろです。 なかでも夏の果物マンゴーは、とても甘く「果物の王様」といわれ、種類も豊富にあり、産地がラッジャヒ、ディナジプール、ボグラのものが最高においしいといわれています。 ジャックフルーツも人気がある夏の果物で、硬い果皮におおわれ、甘くおいしくて栄養価の高い果物です。主な産地は、チョットグラム、シレット、ダッ

          バングラデシュの果物

          マンゴーはバングラデシュのとっても美味な果物

          バングラデシュは果物や花の宝庫で、緑の草木が驚くほど豊富で、同様に花々も季節ごとに咲き、それはたいへん美しい風景です。私たちの国では月ごとに花や果物のお祝いをし、5月と6月は「マドゥー の月」と呼ばれます。これらの月はとても気温が高いため、人びとはスイカ、ライチ、ジャックフルーツ、生のヤシの実などいろいろな果物を食べて暑さをしのぎます。何といっても一番人気が高い果物はマンゴーです。 マンゴーは甘くてジューシーで、栄養豊か、そしていろいろな種類があります。熟したマンゴーは美味

          マンゴーはバングラデシュのとっても美味な果物

          チュクノゴール大虐殺の地

          バングラデシュ独立戦争時に、チュクノゴール(Churnagar)の虐殺は世界史上最も悲惨な出来事のひとつです。独立戦争中の1971年5月20日、パキスタンの野蛮な兵士たちがジョソール県クルナ州のドゥムリアにある小さな町チュクナゴールで、残酷な大虐殺を行いました。この奇襲攻撃で自由を目指して戦うバングラデシュ人の勇者たちを 10,000人から 12,000人殺戮したのです。 「チュクノゴール大虐殺の火曜日」はパキスタン人侵略者による、バングラデシュにおける自由闘争史上の唯一最

          チュクノゴール大虐殺の地

          モンスーンの頃(=雨季)のシャシャ村の暮らし

          バングラデシュは川の国、多様な季節のあり様は人々の心に魅力的で楽しいものを生みだしています。多くの人びとは貧困ライン以下の生活で、基本的に必要なものを全て得られているわけではありませんが、季節ごとにいろいろな趣味や仕事を楽しみながら暮らしています。 雨季が始まると河川に水があふれ、魚があちこちで飛び跳ね、吹く風は穏やかでとても美しい風景が広がります。雨季が終わると、村のお年寄りたちはネットや竹の棒で作った用具で、用水路下の木々の辺りで構え、まるで祭りのように興奮、熱狂して魚

          モンスーンの頃(=雨季)のシャシャ村の暮らし

          ジョソール県の魅力あふれる観光地紹介

          前号に続き、ジョソール県のすばらしい観光地を紹介します。 1.ボロット バイナ/ボロット ラジャル デウルボロット バイナ は考古学的に興味深い寺で、ブリ ボッドラ川に隣接、ゴウリゴナ村にあり、私は数回訪れたことがあります。発見後の発掘調査で貴重な品々が収集され、専門家が分析した結果、今から約2000年前のボロット王によって建造された寺院と推察されています。当時この辺りには多くの仏教徒が居住していました。 今日、この場所はボロット王の寺を意味するボロット ラジャル デウルと

          ジョソール県の魅力あふれる観光地紹介

          ジョソール県のすばらしい観光地トップスリー紹介

          バングラデシュの他の地域と同様に、JBCEAバングラデシュ事務所の所在地のジョソールにも自然や歴史的景観など訪れる場所がたくさんあります。国で最大規模の花園やベンガル文学の先駆者のひとりである人の住居など。きょうは必ず訪れるべき3ヶ所を紹介します。 1.モドゥシュドン ポッリ(Madhushudan Polli) ジョソールはベンガルの「ソネット詩人の父」マイケル モドゥシュドン ダット(Michael Madhushudan Dutt)の生誕地です。家はMadhupol

          ジョソール県のすばらしい観光地トップスリー紹介

          シャシャ郡におけるパン屋さんたちの実状

          シャシャの人々の暮らしぶりはつつましいけど元気、そして少しのものがあれば幸せです。住民たちは中級か低所得者たちで、殆どの人が何らかの商売に関わっていて、規模は大から小規模までありますが、より多くの人たちが小規模の食品産業に従事、なかでもパン製造に関わる人が多くいます。所有者、労働者、卸売販売業者などいろいろですが、パン製造販売で生計をたてています。 昔はパン産業もたいへん繫盛していましたが、最近はパン製造に用いる材料費がすごく高騰して、所有者は製造費用が日々値上がりするとい

          シャシャ郡におけるパン屋さんたちの実状