luna

初めまして、月に住むlunaといいます。思い思われ・・・甘く切ない恋愛という時間。 それはちょっぴり胸がときめく物語。そんな甘い時間によろしければ立ち寄っていただけると嬉しいです。

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マガジン

  • 恋愛小説の世界

    恋愛というのは様々な形があります。 現実的な恋愛 体験するには難しい恋愛 そんな恋愛の世界を緩やかにつづっていこうと思います。 甘くて穏やかな恋愛の世界を、よろしければ一緒にお過ごしください。

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    日々何気ない風景を写真ACに投稿しています。 よろしければ是非ご利用ください。皆様のお役に立てれば嬉しいです。 写真ACプロフィールサイト https://www.photo-ac.com/profile/25935011

  • 恋する思い

    ひそかに思う気持ちを綴っていくコラムです。 良かったら覗いてみてください。

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心機一転 あらためまして

夜の月に住むlunaです。 恋愛というのは様々な形があります。 現実的な恋愛 体験するには難しい恋愛 そんな恋愛の世界を小説の中で緩やかにつづっていこうと思います。 甘くて穏やかな恋愛の世界を、よろしければ一緒にお過ごしください。 そして、写真という世界 日々何気なく撮ってきた写真を写真ACへ投稿しておりますので、よろしければ是非ご利用ください。

    • 甘い静かな時間 31

      さとみはカクテルを一口含みゆっくり飲んだ。 喉をゆっくり流れ落ちる感覚を、記憶にとどめながら。 さとみは、あやがなぜ恋に落ちたか、そして今2人が少しづつ見えない絆でしっかり結ばれていっている状況など、丁寧に話した。 「あやさんは、今ここにいきつくまで、苦しかったんですね」 と、瞬時にあやの気持ちを理解した。 そんな気持ちを分かってくれるマスターだからこそ、さとみは話したのだ。 そして、さとみがなぜ心を揺さぶられたのか。 「はじめは、あやちゃんの恋してしまった気持ちと、

      • 甘い静かな時間 30

        さとみはきらと別れて、このまま家に帰る気にもなれず 「久しぶりに行ってみるか」 と、昔通っていた、barに行くことにした。 「いらっしゃいませ え?さとみさん?何年ぶりですか?」 と、声をかけてくれたマスター。 「ご無沙汰しています」 と、さとみは頭を下げて、カウンター席に座った。 お店はさほど広くはないが、クラシックな作りで、静かに流れるジャズが心地いい。 元々が、今時というような、華やかなネオンが使われているようなお店ではない。 だから来るお客さんも年齢層が少し高

        • 甘い静かな時間 29

          電話から聞こえてくるきらくんの声が心地いい 一気に体がとろけていく感じ そんな感覚をかみしめながらも私は、この電話がさとみさんの携帯だから早く切り上げないと、と思い 「きらくん、明日にでも連絡しようと思ってたところだったのよ 遅くなってごめんなさい」 「そうだったんだ 俺こそごめん、田中さんに相談してしまって・・・」 少し低めで静かで、ささやくようなきらくんの声 ドキドキしてきちゃった とわたしは思う一方 さとみさんに相談? なんなんだろと思いながらも、今は手短に話さなき

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        心機一転 あらためまして

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        記事

          甘い静かな時間 28

          話を聞こうじゃないの! と、さとみは思ったが、拍子抜けするくらいきらは、覇気がなかった。 「田中さんは、あやさんと最近会いましたか」 と、コーヒーカップをみつめながら言ってきた。 「昨日会ったわよ」 「えーー、昨日!会ったんですか!」 と、いきなりこっちを見て言ってきた。 「びっくりするじゃない、会ったといっても正確には、私が朝倉コーポレーションに行ったのよ」 というと、 「すみません、つい、会ったっていうから・・・」 「そうですか、田中さんからですか」 と、つぶやく

          甘い静かな時間 28

          甘い時間 27

          さとみは、あやの会社と関連する仕事をしている。 あやの夫である朝倉が経営する会社に登録しているクリエイターは、さとみが働く会社からも、推薦しているのだ。 さとみは、昨日あやに会って、元気な顔が見れてよかったと安心していた。 「今日はお忙しいところありがとうございました。 では、わたくしの方からも朝倉社長の方に伝えておきます」 さとみはクライアントと商談を終え、ホッとしたところだった。 「朝倉さん所に案内するクリエイターは気を遣うわ とりあえず、落ち着きたい~」 と、

          甘い時間 27

          【写真AC】食欲の秋

          こんにちは。 見に来てくださってありがとうございます。 新しく投稿いたしましたので、見ていただけると嬉しいです。 写真ACのプロフィールページにはカテゴリーで見れるようにまとめさせていただいているので、よかったら参考にしてみてください。 一つでもお役に立てる写真や気に入った画像などございましたら、ご利用ください。

          【写真AC】食欲の秋

          甘い静かな時間 26

          きらくんと甘い時間を過ごして、あっという間に1週間が経った。 なんだかまだ嘘みたい と、ふと何かの拍子に私はあの日を思い出す。 思い出すと、ついつい顔が緩む。 いかんいかん、こんな顔今はいいけど、夫の前では絶対だめね と、我に返り仕事をする。 あれから私は、夫の仕事が急に忙しくなり、その上夫は2週間ほど海外に出張に行っている。 その間、私は夫から送られてくる情報を常にキャッチしてまとめていっている。 毎日忙しすぎる。 でも、あの日の幸せな時間を思い出すと、忙しい仕

          甘い静かな時間 26

          甘い静かな時間 25

          時が止まってくれればいいとさえ思った。 きらくんとの甘い静かな時間 「じゃあ帰るね また、連絡するわ」 と言って私は部屋を出た。 ロビーに行くととしふみさんがいた。 「今日はありがとうございました お部屋代、いくらですか」 と聞くと 「いいですよ ここは俺が」 というとしふみさんに 「だめです お料理代も出してもらってるのに」 「俺とあいつの仲なんで気にしないでください」 私だってきらくんにお祝いしたい と思って 「そういうわけにはいかないわ 今日はきらくん

          甘い静かな時間 25

          【写真AC】季節が変わったら

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          【写真AC】季節が変わったら

          甘い静かな時間 24

          ここのレアチーズケーキはとっても美味しい。 私は幸せだー と思いながらデザートを食べ、きらくんの紅茶を飲みながら、幸せをかみしめていた。 そんな私に 「あやさん、何も話さない、食べるのに夢中になってる」 と笑った。 その言葉に慌てて 「ごめんなさい あまりにも、ケーキが美味しいのと、きらくんの紅茶に癒されて、幸せかみしめてた」 というと、きらくんはにっこり微笑みながら、席を立った。 そして 「あやさん、この部屋からも外に出れるんだよ」 と、部屋についているテラスを指

          甘い静かな時間 24

          甘い静かな時間 23

          彼との食事はとっても楽しかった。 試験の時の緊張感とか、勉強してなかったことが問題に出てあせったとか 「自分でブレンドして、オリジナルを作るブレンドティを実践する試験もあるんだ」 「そんなことまで! 大変だったのね」 私は話を聞いているだけで、自分では絶対無理だと思った。 そうしていると食事も終わって、デザートになった。 「デザートお持ちしましょうか」 と、としふみさんが入ってきた。 そして、 「きら、準備できてるぞ」 「ありがとう」 と2人で話しているのを見て

          甘い静かな時間 23

          甘い静かな時間  22

          ホテルの外で話していると、彼の友だち、としふみさんが出てきた。 「2人ともホテルの前でいちゃつかないでくれますか?」 「なんだよ、いちゃついてなんてないし」 「あやさん、お久しぶりです」 と、私にもにっこり挨拶してきた。 「こんにちは、としふみさん」 と笑顔で返しているのを見て、きらくんがすねたような顔で 「山中でいいよ お前もあやさんって呼ぶな!」 この感じほんと心地いい 2人の会話に和む と、この空気の余韻に浸っていると 「いらっしゃいませ ようこそ当ホテルへ」

          甘い静かな時間  22

          甘い静かな時間 21

          今、部屋を予約したって言ったよね と、私は一瞬返事が出来なかった。 そのまま彼は 「ごめん、勝手に・・・ でも、あの、変な意味じゃなくあやさんと誰にも邪魔されないでゆっくり過ごしたいって、そう思っただけだから この間みたいに、俺の気持ちだけで行動しないから」 と、返事をしない私に不安そうな声で言ってきた。 何黙ってるの 彼にちゃんと返事しなさい という、さとみさんの声が聞こえた気がした。 ちゃんと答えてあげなきゃ、と思い 「ごめんね、ちょっとびっくりしただけだから

          甘い静かな時間 21

          【写真AC】美味しいもの

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          【写真AC】美味しいもの

          甘い静かな時間 20

          あれからひと月が経ち、いよいよ彼の試験の合格発表の日がやってきた。 私は朝からソワソワしていた。 でもそんな気持ちを夫に悟られないように、出勤するまでは忘れようと自分に言い聞かせていた。 そして、夫が家を出た。 私は一気に力が抜けた。 なんか脱力感だわ と思いながら時計を見た。 確かお昼ごろにわかるって言ってたよな まだ4時間以上もある と、ため息をついた。 忙しくしていればきっと時間なんてあっという間よね と、動こうとした時携帯から着信音が聞こえてきた。 ドキッ

          甘い静かな時間 20