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かいぶつにおそわれる
センチメンタルだ。何かを成した後や何かに追われていたあと、そのたびに訪れる虚無感だ。
今年で18になる。ぼくは生まれてこのかた、あまりうまく生きてはこれなかった。誰かに問題があるとか、そういうんじゃなくて、ただ本当にうまくないだけだ。そういうのってあると思う、麺が啜れないひとがいるみたいに。アレルギーみたいなものだ、うまれつき過敏に反応してしまうから。
今回で17になる。何かから逃げなく
殺されたがり夢個性病女
わたしはひどく無個性な人間だと思う。上には上、下には下があるので見るなとよく言うし自分もそう思うのだが、時々差をまざまざと見せつけられてしまう瞬間がある。
わたしなんかは文字書きで絵描きで歌を歌うのが好きな人間だが、ここまででわかる通りとても一般的な少女ちゃんだ。対して満足できない文字を綴り、対して満足できない線を引き、対して満足できないメロディを紡ぐ。聞けない、見れないレベルではないため(驕
きっとそれも、愚かで愛しい肉塊だった
日常に侵食してきている、と思う。それはおぞましく耐え切れずこっぱずかしくてひどく愚かで、きっとそれでも愛しい肉塊だ。まだまだ紡ぐ言葉が幼稚なので「大好き」だの「愛しい」だの、通り一遍のアイラビューなのだが。
本屋に、昔見ていた(今もちょこちょこ見るが)実況者のエッセイ本があった。CDコーナーに歌い手やVTubeのアルバムが並んでいた。駅前広告に平気な顔をして、アニメのキャラクターのような顔を