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死にたい。そんなあなたへ
「もう無理かもしれない」「消えてしまいたい」
そう思うこと、あるよな。
生きてるのが辛いあなたへ
俺も昔、人生がどうしようもなく感じて「もう全部投げ出したい」って思ったことがある。でも、こうして生きてる。なぜかって? たぶん、なんだかんだで人生ってしぶといものだからだよ。
だからまず言いたいのは、「今、疲れているあなたがダメなわけじゃない」ってこと。むしろ、こんな世界で必死に生きてる時点で、あなたは相当頑張ってる。
でも、そんなこと言われても「それでもしんどいんだよ!」って思うよな。わかる。でも、俺がこれから話すことを少しでも聞いてくれたら嬉しい。もしかしたら、あなたの気持ちがちょっとだけ軽くなるかもしれないから。
1. 「もうダメかも」は、脳のエラーかもしれない
まず、今あなたが感じている「死にたい」とか「消えたい」っていう気持ち、これは脳が誤作動を起こしてる可能性があるんだ。
どういうことかっていうと、俺たちの脳はストレスがかかりすぎると「もう逃げるしかない!」っていう方向に全力でシフトする。これは動物としての防衛本能みたいなものなんだよね。
たとえば、野生の動物が天敵に襲われそうになったとき、「逃げる」か「戦う」か「死んだふりをする」っていう選択肢を取るだろ? それと同じで、俺たちの脳も「もう無理!」って思ったとき、極端な選択肢を提示してくる。
でも実際には、「もうダメ」なわけじゃない。脳が勝手に「もう終わりだ!」って大げさに騒いでるだけのことが多い。
これ、科学的にも証明されてるんだよ。心理学者のダニエル・カーネマンって人が「システム1とシステム2」っていう理論を提唱してるんだけど、簡単に言うと、俺たちの脳には「感情で即決する部分」と「じっくり考えて判断する部分」があるんだ。
で、追い詰められると「感情で即決する部分」が暴走して、「もう生きてる意味ない!」って極端な結論を出しがちなんだよね。でも、冷静になったら「いやいや、まだやれることあるじゃん」って思えたりする。
だから、「もうダメだ」って思ったときは、とにかくちょっと待ってみることが大事だ。
2. 「疲れた」なら、休むしかない
「そんなこと言われても、もう限界なんだよ!」って思うかもしれない。でも、それなら一度本気で休んでみるのはどうだろう?
社会って「頑張れ」「努力しろ」「耐えろ」ってプレッシャーばかりかけてくるけど、そんなの聞かなくていい。だって、人間、そもそもそんなにタフな生き物じゃないから。
医学的にも、「慢性的なストレスは脳の海馬(記憶を司る部分)を萎縮させる」ってことがわかってる。ストレスがかかり続けると、脳の機能がガタ落ちするんだよね。
だから、今のあなたの「しんどい」って感覚は、実は脳が正常に機能していないサインかもしれない。
じゃあどうすればいいか? まずは何もしない。 ひたすら休む。
・仕事を休めるなら休む
・人間関係を切れるなら切る
・SNSがしんどいなら見ない
・ベッドから出なくてもOK
無理に「頑張らなきゃ」って思わなくていいんだよ。むしろ、頑張りすぎた結果、疲れ果ててるんだから、一回エネルギーをチャージしよう。
3. 「生きる意味」なんて考えなくていい
「俺は何のために生きてるんだろう?」って考え出すと、余計にしんどくなるよな。
でも、ここで大事なのは、「生きる意味って、別に最初から決まってるわけじゃない」ってこと。
たとえば、俺たちは小さいころ、何の目的もなく砂場で遊んでた。でも、楽しかったよな? あれと同じで、生きることに「意味」とか「目的」が必要になるのは、大人になってから社会に押し付けられるものなんだよ。
科学的にも、「意味を見出そうとするほど、人は悩む」っていう研究結果がある。だから、無理に「俺は何のために生きてるんだ?」なんて考えなくてもいいんだよ。
「とりあえず、生きてるだけでOK」
「意味はあとから勝手についてくる」
このくらいのスタンスでいいんじゃないかな。
4. 「楽しいこと」は、意識的に探す
「そんなこと言われても、何も楽しくないんだよ!」って思うかもしれない。
でも、楽しいことって意識しないと見つからないことが多いんだよね。
心理学では、「選択的注意」っていう概念がある。これは「自分が意識したものばかり目に入る」っていう脳の仕組みのこと。
たとえば、「赤い車を見つけよう」って意識したら、普段は気づかない赤い車がやたら目に入るようになる。
これと同じで、「楽しいことを探そう」と思えば、普段はスルーしてた面白いことが見えてくる。
・おいしいものを食べる
・漫画やアニメを観る
・お風呂で好きな音楽を聴く
・意味もなく散歩する
なんでもいい。「楽しいこと」を見つけようとするだけで、脳のモードが少しずつ変わっていく。
まだ生きていたくないあなたへ
ここまで読んでくれたあなたへ。
たぶん、「そんなこと言われても、やっぱりしんどいよ」って思ってるかもしれない。それは当然だよな。文章を読んだくらいで、すぐに元気になるなら、誰もこんなに悩まない。
だからこそ、後半ではもう少し具体的な「生きるコツ」について話したい。今、心がズーンと沈んでいるあなたに、「とりあえずこれやってみようかな」と思える何かを届けられたら嬉しい。
5. 未来の自分に全部押し付ける
「もう無理。今日で終わりにしたい」
そう思う夜ってあるよな。でも、ここで一つ提案がある。
「明日の俺に全部任せる」 って考えてみないか?
今のあなたにとっては、たぶん「未来」とかどうでもいい話に聞こえるかもしれない。でも、脳科学的に見ると、人間の「死にたい」という感情は、ほとんどの場合、一時的な衝動 なんだ。
アメリカの心理学者トーマス・ジョイナーが提唱した「自殺の三要素理論」によると、「自殺を本当に決行するには、①孤独感、②生きる価値の喪失感、③実行できる能力の習得、この三つが揃う必要がある」と言われている。
でも、今のあなたはどうだろう?
「もう無理」とは思っても、まだスマホを開いてこの記事を読んでるよな。つまり、まだ「完全に終わりにしたい」わけじゃないってことだ。
だったら、とりあえず「今日はやめておいて、明日の俺に丸投げする」ってのはどうだろう?
「今日じゃなくていい。明日の俺がどうにかしてくれる」
これを繰り返していると、気がついたら「あれ、なんだかんだで生きてるな」ってなる。
俺も昔、本当にしんどくて「もう終わりでいいや」って思ったことがある。でも、「とりあえず寝てみるか」と思って寝たら、次の日には「まあ、今日もギリギリ生きてみるか」ってなった。
あなたも、明日のあなたに全部押し付けてみないか?
6. 「どうでもいいこと」を増やす
「生きる意味」とか「将来のこと」とか、考えすぎて疲れてないか?
俺たちは、生きてるだけで勝手に「人生の重大なテーマ」みたいなものを背負わされる。でも、それがしんどいなら、一回全部やめてみよう。
大事なのは、「どうでもいいこと」を増やすことだ。
・コンビニの新作スイーツを試す
・YouTubeで適当に猫の動画を観る
・夜に散歩しながら空を見上げる
これって、別に生きる意味とか関係ないよな? でも、こういう「どうでもいいこと」が意外と人を生かす。
たとえば、「推し」がいる人って、生きる活力が湧きやすいって研究があるんだよ。「何かに熱中することで、脳内の報酬系が活性化して、ストレスを緩和する」っていうデータも出てる。
だから、「生きる意味」を見つけようとするより、「なんとなく楽しいこと」を見つける方が、ずっと大事なんだ。
あなたの人生に、もっと「どうでもいいこと」を増やそう。
7. どうしてもダメなときは、「逃げる」
「生きるのがしんどい」と感じる理由の一つは、「逃げちゃダメだ」って思い込んでること かもしれない。
でも、逃げたっていいんだよ。
・仕事が辛いなら、辞めたっていい
・人間関係がしんどいなら、縁を切ったっていい
・実家が嫌なら、離れてみたっていい
社会は「努力しろ」「耐えろ」って言うけど、それって結局「都合のいい労働力がほしいだけ」なんだよな。
あなたは「社会のため」に生きてるんじゃない。あなたはあなた自身のために生きるべき なんだ。
「頑張らなきゃいけない」「逃げたら負けだ」っていう考えは、一回手放してみよう。逃げることで助かる命は、たくさんあるんだから。
8. 「いつかの未来」じゃなくて、「とりあえず今」
最後に伝えたいことは、「遠い未来のことより、とりあえず今を生きてみよう」 ってこと。
「10年後に幸せになれるのかな」とか考えても、正直わからないよな。俺もわからない。
でも、「今日の夜ごはんは何にしようかな?」くらいなら、決められる。
たとえば、「今この瞬間にちょっと楽しくなること」 をやってみよう。
・好きな音楽を聴く
・お風呂にゆっくり入る
・とりあえず深呼吸する
人生って、結局「今の積み重ね」なんだよ。今が少しでも楽になれば、その分だけ未来もマシになる。
だから、無理に「未来のこと」を考えなくてもいい。まずは「今日をどうやって乗り切るか」だけ考えよう。
まとめ
・「もうダメだ」は、脳の誤作動かもしれない
・疲れたら、本気で休もう
・生きる意味なんて考えなくていい
・「楽しいこと」を意識的に探す
・明日の自分に丸投げしよう
・「どうでもいいこと」を増やしてみる
・本当にダメなら、逃げるのもあり
・未来のことより、「今この瞬間」を大事に
あなたがここまで読んでくれたことが、俺は本当に嬉しい。
あなたは、今までずっと頑張ってきた。もう十分すぎるくらい、頑張ってきたんだよ。だから、無理しなくていい。しんどいなら、一回全部投げ出してもいい。
でも、もし「もう少しだけ生きてみようかな」と思えたら、それだけで十分なんだ。
あなたは、あなたのペースで生きていい。どんな形でも、生きてるだけで十分なんだよ。