「スイーツ全制覇会」に見るコミュニティ・ルネサンス。
スイーツ全制覇!ケーキ屋さんの全ケーキを好きなだけ食べられたら・・・そんな夢のような体験ができるスイーツ好きの解放区に潜入してみたところ...!?
こんにちは。スイーツ男子 いなつち☆稲田智 です。
引っ込み思案で人見知りで消極的で新しいことをやりたがらない私が、ホリエモンやオンデーズ田中社長、キンコン西野さんの影響もあり、新しいことをしてみました。
それは、見ず知らずの人ばかりが集まる「スイーツ全制覇会」への参加です。
1. 全20種!「スイーツ全制覇会」とは?
スイーツ愛が強すぎてイベントを開催するようになったいう、全制覇系スイーツ男子ひろゆきさんが主催するイベントです。
有名なスイーツ店を固定し、そのお店の「全スイーツ」を買って、みんなで食べるというイベントを月2回程度やられています。
その名も、「スイーツ全制覇会」。
「スイーツ」の部分には、その回の店名が入ります。
過去には、
「パリセヴェイユ全制覇会」
「サダハルアオキ全制覇会」
「モンサンクレール全制覇会」
など様々な有名店の全スイーツ制覇が行われているようです。
「全制覇」という言葉の響きがただものではない雰囲気です。信長の「天下布武」ぐらいの強さと勢いを感じます。
で、今回私が参加したのが、
「キルフェボン全制覇会!!!」
そう、あのタルトで有名なキルフェボンの全種類が食べられるのです!!
2. SNSで同じ趣味の25人を集める。
発端は3/14のホワイトデーに、私が自由が丘パリセヴェイユでマカロンとキャラメルを買って妻にお返ししたのがきっかけです。
妻がパリセヴェイユを喜んでくれて、ツイッターに写真をアップしたところ、ちょうどパリセヴェイユ全制覇会をやろうとしていたひろゆきさんにフォローしてもらったそうです。
フローを整理すると、以下となります。
①私がパリセヴェイユのマカロン&キャラメルを妻に贈る。
↓
②妻がツイッターにパリセヴェイユのマカロン&キャラメル写真をアップ。
↓
③妻がパリセヴェイユ全制覇会をやろうとしていたひろゆきさんにフォローされる。
↓
④妻がひろゆきさんのツイッター見る。
↓
⑤パリセヴェイユ以外にキルフェボン全制覇会をやることを知る。
↓
⑥妻が私にキルフェボン全制覇会に行きたいと言う。
↓
⑦私もキルフェボン全制覇会に行きたいと思う。
なんと、①〜⑦のように「つながった」のです。
つまり、「①私がパリセヴェイユのマカロン&キャラメルを妻に贈る。」という事象の発生により、「⑦私もキルフェボン全制覇会に行きたいと思う。」という一見可能性の低い因果関係がつくられたのです。
まさにSNSの威力!ソーシャルネットワーキングサービスの真骨頂です。今の時代、何がどうつながっていくかわかりませんね。まさに「風が吹けば桶屋が儲かる」状態!
こんな感じで、キルフェボン全制覇会はひろゆきさんのツイッターをきっかけにスイーツ好きの方たちが25人ほど申し込んでいるようでした。
3. 勇気を出して一歩踏み出してみる。
キルフェボンは10年前に静岡ではじめて食べて以来、そのフレッシュな大盛フルーツの虜になっていました。他のケーキ屋ならいざ知らず、キルフェボンは私の中で特別な存在です。ヴェルタースオリジナルぐらいに。
だから、そのキルフェボンが全種類食べられるなんて、とても行きたい!まさに夢!
でも、たぶんキルフェボン全制覇会は確実に知らない人ばかりです。しかもツイッターで受け付けてるというのが正直怖くて、ネットワークビジネスなどに勧誘されてしまうのではないかとか、いろんな不安が駆け巡りました。(ひろゆきさんごめんなさい)
でも、ホリエモンもオンデーズ田中社長もキンコン西野さんも、とにかく新しいことをやるべきだ、行動力が大事だ、今の時代、何も新しいことをやらないことの方がリスクだ、と言っていたので、勇気を振り絞って参加してみることにしました。
というか、妻と息子もいるし、一人じゃないから大丈夫だろうと。
4. めちゃ楽しい!知らない人。
駅前で25人の待ち合わせをしました。案の定知らない人ばかりです。思ったより男性が多いです。全力で不安です。
みなさんが揃ったあたりで、今日の会場のレンタルスペースに向かって歩きます。
ひろゆきさんを中心に、みなさん気さくに話しかけてくれます。なんか思ってたのと違う!はじめて会った人たちなのにはじめてじゃないみたい。なんなら会場に向けて列をなして歩いている光景が、ちょっとしたドラクエのパーティーのようです。
やはり、同じ趣味趣向の人たちが集まると仲間感が出るのかなと。不安全開だった私の感情は、会場に着くまでの間に徐々に和らいで行ったのでした。
そして、キルフェボン全制覇会の会場に到着。
うおー!並んでる!↓
星形のホール↓
いちごの星形!↓
フルーツぎっしり↓
マンゴーの花↓
メロンとオレンジ↓
いちごとマスカット↓
いちご、いちご。いちごといちごて!
オレンジとマンゴー↓
ベリーとクリーム↓
バナナクリームとオレンジ?↓
フルーツとチーズケーキ↓
クリームとチョコ↓
全20種!!
すごい仕入れ力!ほぼ業者レベル!
「夢が叶う場所」は、舞浜ではなく、ココに存在していたのです!
この会、コネクションが凄く、いろんな方がいらっしゃるので、現役パティシエの方がタルトを切り分けてくれます。
プロの技です。きれいに等分されました。幾何学的です↓
大好きなキルフェボンを堪能しながら、いろんな方と話しました。
午前中アイス博行ったあと、午後キルフェボン全制覇会に来てる方、毎日スイーツ食べ歩いてる方、スイーツのお店に凄く詳しい方、腕をケガしているのに来られている方、パティシエの方、パティシエを目指している方。
そして何よりひろゆきさんの情熱。スイーツが好きすぎて、趣味でこういうイベントをやるようになったそう。準備とかとても大変そうでしたが、好きだからこそできるそうです。そしてやはりおっしゃっていたのは「行動力」の大切さでした。
スイーツ男子と軽い気持ちで言ってしまった自分が恥ずかしいレベルです。
また、意外だったのは、今回はじめての参加という方が多かったこと。男性一人での初参加もあり、それってものすごい勇気だなとリスペクトしてしまいました。その方も初参加で怖かったと言ってましたが、「スイーツが好き」という感情が怖さを上回ったそうです。
妻と息子と3人で参加してるのにビクビクしてた自分が恥ずかしいです(笑)。
普段だったら絶対に出会わない年齢や職業の方々に出会えて、とてもたのしい体験でした。知らない人ばかりの会に参加するのは怖いと思っていましたが、知らない人ばかりだからこそ「面白い」のだなと。
そして、みなさん本当にスイーツが「好き」で、好きすぎて、怖くても勇気を出して行動できているようでした。
「好き」って偉大!
5. これからのコミュニティのあり方。
ツイッターとかインスタって、なんとなくつぶやいたり、きれいな写真をアップしたりしてるだけと思っていました。しかし、今回経験したこの文脈こそが、SNSの真髄なのだなと。
SNSを使えば出自や場所は関係なく、非常に効率的に、そのときどきに応じて同じ思考や同じジャンルのプロたちと仲間になることができます。
同じ町、同じ学校、同じ会社、同じ友達。これまでの日本社会はずっと固定化された同じ仲間同士で成り立ってきました。だから、知らない人たちの中に急に飛び込むのに慣れていない民族だと思います。
しかし、SNSが普及した現在、今回のように固定化されていない人たちが都度集まって楽しむとか、はじめてでも勇気を振り絞って参加する人が増えてきていることがわかりました。
コミュニティの輪郭が従来のものより柔らかくなってきています。そのほうが各分野のプロが集まりやすく、コミュニティパワーが発揮できます。好きなことだけで生きていく。恥を捨て、勇気を出し、何か新しいことをやってみる。それが未来のコミュニティ、日本社会を発展させる原動力となるのかもしれません。
おわり。
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