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関ヶ原 司馬遼太郎 著
荒れ狂う風が吹き荒れて、舞う砂、馬の鼻息、甲冑の擦れ合う音、罵倒、歴史が変わる瞬間のえもいわれぬ刹那、血飛沫が滴る瞬間、着物の優雅な音、サラサラと揺れる女性の髪の音すら聴こえる…
MX4Dが当たり前となった昨今にも関わらず
この本は活字でそれを遺憾無く発揮する。
臨場感がありすぎて、読んでいる間タイムスリップしている。
なんとも恐ろしい感覚。
これに沼…
司馬氏の本を開けばMX4Dが体験できる上にタイムスリップする。
こんな極上な活字を生み出す本を手にできる恍惚感…。
あぁエジプト文明の名もない先人よ!よくぞパピルス草から紙を作って下さった!
この令和でも貴方方の功績が形は変えれど生き続けて、このように人生を芳醇にして、香りを持たせ、剰えタイムスリップまでしてのけてます!
司馬氏の活字は、時間もを操る魔法の文字。