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〈書評〉シュルレアリスム宣言
「感想」
刊行100周年とどっかのネット記事で見かけて、積読していた本書を手に取る。
ライフワークとしてシュルレアリスムに関して調べていて、いつかは読まなければ、が今に至る。
訳者解説にもあるが、シュルレアリスム宣言自体は、もともと溶ける魚の序文としてあった。
溶ける魚の執筆(編纂)後に、宣言として立ち変わった。
訳者曰く、シュルレアリスムは、「非理性主義あるいは非合理主義ではない。むしろ偏
〈書評〉成瀬は天下を取りに行く
Score(0.1~5):3.7
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thoughts :
一言で言えば「天才というポジショニングからみた凡人の貴重さ」
M-1出場.西武閉店残り30日毎日テレビ出演.マジック.東大オープンキャンパス.かるた部入部で快挙...etc...
圧倒的主人公感を、その人以外の視点から照らして、ラスト、その人本人の視点で語られる。
そのギャップにシビれる憧れるーが、
そのまた逆にはシビれて憧
〈書評〉みどりいせき
Score(0.1~5):3.9
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thoughts :
フィクションと言い切って仕舞えば、
ブリってる描写も表現の自由に守られて、
でも主人公は知らずかかずったわけで、なんていう倫理的守り。
ジュブナイル、現代版不良遊び。
世のティーンのリアルか言われたら、
嘘と言いたい。
でも一方で、こんな事だってある。
起こりうる。
タコピーの原罪や、チェンソーマン的時代性の切り取り、冷えた
【読書感想】三島由紀夫の潮騒
三島式「ダフニスとクロエ」だと
佐伯彰一が解説していた。
言わば現代版ロミジュリのような、
ど古典を当時風にアレンジしてるきらいがあるらしく、確かに話は王道で、複雑怪奇な展開は微塵もなく、少々肩透かしをくらうくらいすんなりとハッピーエンドで終わる。
それは何処の馬の骨かもしれない小説家が書けば、良く出来た小品に過ぎないが、
三島が書いたとなれば話は違う。
小説家のキャリア序盤のLGBTQ
【読書感想】たけまる文庫 怪の巻
物語の文章を、一字一句疑ってかかる事は、
反対にその物語を信じて読む事に等しいのではないか?
結局作者の掌の中でいいように転がされる道化だ。
どれだけ先を予測して寸前までよみ切ったとしても、最後の数行で容易く車線変更してしまう。
思うようなラストにならないし、
そもそもミステリに思うようなラストなど望んではいない。
「思惑が外れる方が、
外れれば外れるほど面白いなんて、
おかしな話だなぁ
【読書感想】月世界へ行く / ジュール・ヴェルヌ
映画・月世界旅行の原作。
1869年刊行。約200年前のSF。
地球から月へとの2部作だと本書の中で知る。
月に向かって撃ち出された砲弾の中で3人の男が外を眺めながらあれこれ喋って飯食ってるだけの話と言ってしまえば身もふたもないが、
そんな箱モノ設定であれだけ興奮させる筆力は凄い。
今ではWikipedia一つで、
月の情報は容易に手に入る。
だからこそ、
月に行くまでの行程を深く考え