マガジンのカバー画像

日刊 サウナdeプロレス

30
ひたすら古今東西問わず最高だと思うプロレスの試合を活字で伝えるマガジンです!サウナで語りたくなるプロレスのよもやま話たちです。
運営しているクリエイター

2018年8月の記事一覧

1992.4.30 両国国技館 小林邦昭 vs 齋藤彰俊 〜流血?喧嘩マッチ〜

1992.4.30 両国国技館 小林邦昭 vs 齋藤彰俊 〜流血?喧嘩マッチ〜

現代・過去問わずプロレスの試合を紹介する連載です。

今回は、プロレスの中ではある意味亜流かもしれませんが、空手vsプロレスの喧嘩マッチを紹介したいと思います。

控室の騒動から始まった喧嘩マッチアマゾンプライムの最高の番組である「有田と週刊プロレスと」でも有田が紹介している、控室での因縁から始まった誠心会館と新日本プロレスの抗争の最終決戦ということでこの喧嘩マッチは組まれました。

小林邦昭はプ

もっとみる
「虚実の皮膜」 近年のヒット映画とプロレスブームに共通するキーワード

「虚実の皮膜」 近年のヒット映画とプロレスブームに共通するキーワード



東京女子プロレスの公式パンフレットを購入し、読み浸っていたところ、滝川あずさ選手の引退に橋本宗洋さんがコメントを寄せていました。

そこで語られていたキーワードが「虚実の皮膜」でした。

プロレスの醍醐味は「虚実の皮膜」「グレーさ」を楽しむプロレスの面白さは語り尽くせないくらいありますが、醍醐味の一つはまさしく「虚実の皮膜」にあると思います。

くりぃむしちゅー有田は、これを「グレーさを楽しむ

もっとみる
東京女子プロレス 後楽園ホール 2018.8.25

東京女子プロレス 後楽園ホール 2018.8.25



初観戦の女子プロレス男子のプロレスは生観戦は何度もありますが、女子プロレスの生観戦はこの試合が初めてでした。

観客は男子プロレスよりも濃厚なイメージ近年女性ファンも急増しており、ファンの性別・年齢・国籍のバリエーションが豊かになった男子プロレスと比べると、女子プロレスの会場はある意味懐かしいというか(そこまで昔はわかりませんが)、熱狂的な男性の中年ファンが多め!試合の観戦の仕方や、ヤジの飛ば

もっとみる
オカダカズチカと外道の解散について素人なりに考える

オカダカズチカと外道の解散について素人なりに考える

今回は試合紹介ではなく、時事ネタ考察モノという形で紹介したいと思います(色々試していきます)。

G1 28で起きたもう1つのサプライズ今年のG1のサプライズはやはり棚橋の3年ぶりとなる復活優勝が大きいと思います。また飯伏が新日本の生え抜きではないのにも関わらずに、準優勝というのも大きな出来事ではあると思います。

しかし、もう1つサプライズがあったとするならば、オカダカズチカの「重大発表」です。

もっとみる
プロレスの意地・三沢の意地が炸裂!! 〜2001.4.18  三沢&力皇 vs 小川&村上〜

プロレスの意地・三沢の意地が炸裂!! 〜2001.4.18  三沢&力皇 vs 小川&村上〜

現代・過去のたぎるプロレスの試合を紹介する連載です。
今回は、前回に引き続き、総合格闘技とプロレスが火花を散らしていた時代の話です。

経緯を知らなくても観ていてゾクゾクする試合背景を全く知らない状態で、この試合を観ても十分に楽しめる試合だと思います。他のプロレスの試合ではなかなか観られない、物々しい空気感や、異様な緊張感。いつもにも増して眼光のするどい三沢の顔つき、デビュー1年とは思えない力皇の

もっとみる
その時確実に日本のプロレスが世界最高峰クラスに到達していた! 〜2016.1.4 中邑真輔vsAJスタイルズ〜

その時確実に日本のプロレスが世界最高峰クラスに到達していた! 〜2016.1.4 中邑真輔vsAJスタイルズ〜

今やアメリカのスーパープロレス団体であるWWEの花型カードである中邑真輔とAJスタイルズですが、一番最初に交えたのは2016.1.4の東京ドームでした。

世界最高峰の圧倒的なオリジナル対決を目撃したセミファイナル2人のカードはその日のセミファイナルでした。IWGPインターコンチネンタルのベルトをかけての試合でした。この2人のマッチアップは、日本だけでなくすでに世界中が注目していました。

バイブ

もっとみる
ある意味時代を写した世紀の珍戦 〜98.1.4 橋本真也vsデニスレーン〜

ある意味時代を写した世紀の珍戦 〜98.1.4 橋本真也vsデニスレーン〜

現代だけでなく過去のたぎる試合を紹介する連載です。
今回は、名勝負というより、時代をある意味写した珍戦をご紹介します。

98年という時代まずは、この時代性に注目する必要があります。僕は当時まだ小学生でしたが、クラスの男子はプロレスごっこに夢中でした。

まさに、闘魂三銃士や全日本は四天王の最盛期でプロレスはかなり並みに乗っていた時代だからです。

しかし、一方で不安な波も押し寄せてました。それは

もっとみる
張り手の打ち合いを観ていたら涙が出る 〜05.7.18 佐々木健介vs小橋建太〜

張り手の打ち合いを観ていたら涙が出る 〜05.7.18 佐々木健介vs小橋建太〜

現代だけでなく過去のたぎる試合を紹介する連載です。今回は少し昔の13年前の試合をご紹介したいと思います。

05年のベストバウトこの試合はこの年の年間ベストバウトにも選ばれているため多くのところで語られてると思いますが、改めてご紹介したいのは、空中殺法や派手な投げ技全盛期の今だからこそ、改めて飾り気のない筋肉のぶつかり合いが新鮮に映るからです。

派手ではないのに目が離せない凄み僕も空中戦や投げ技

もっとみる
大人になってスポーツを始めるのは難しい、特にプロレスは・・・

大人になってスポーツを始めるのは難しい、特にプロレスは・・・

プロレス大好きなメディア勤務のアラサーサラリーマンです。

プロレスが大好きすぎて、ついに自分でやりたくなったのですが、なかなか程よい始め方がわからずにまごついています・・・。

bosyuで書いたり、元プロレスサークルの友人に個別にヒアリングしたりしていますが、素人が基礎から学んで試合まで出来そうなチームや団体に気軽にはいるのは難しいのでしょうか・・・

そもそも大人になってスポーツ始めるのは難

もっとみる
G1 CLIMAX28を終えて ー新日本プロレス新体制に思いを馳せながらー 日刊 粋プロレス 1

G1 CLIMAX28を終えて ー新日本プロレス新体制に思いを馳せながらー 日刊 粋プロレス 1

夏の風物詩である新日本プロレスのG1 CLIMAX28が8/12で終了しました。結果的としては、棚橋選手が3年ぶりの優勝をし、幕を閉じました。

メイ社長体制となって初のG1 CLIMAX今回のG1 CLIMAXは6月に新日本プロレス社長に就任されたメイ社長以降の初のG1でした。それもありどのような展開が考えられるかファンからの期待もありつつ、そして

・ラストは初となる武道館での3日連日開催

もっとみる