3分読書「ブランディングの科学」
結論:マーケティングの常識を疑え!
ポイント1|できるだけ多くの人にリーチする
・売上の大半はヘビーユーザーではなくライトユーザーからもたらされる
ヘビー→ヘビーになることはないがライト→ヘビーになることはある
・過度なターゲティングは避けること
・物理的距離(普及率、配荷率)と精神的距離(認知率、想起)の両方からリーチすること
ポイント2|買い求めやすいこと
・買わない理由を無くす
・購買時の行動と使用時の行動を観察する
ポイント3|目立つこと
プライミング効果:人は慣れ親しんだものを選ぶことが多い
・広告は何気なく見られていてもいざ陳列棚に行くといつも見ている商品を手に取りたくなる
ポイント4|記憶構造を刷新 / 再構築する
ブランドイメージ調査を行い、消費者が抱えている記憶構造を”正しく”理解し、それを反映したブランドコミュニケーションを行うこと
ポイント5|ブランドならではの資産を構築する
・消費者が「自分のブランド」「自分で選んだブランド」と思うようになる
・広告のメッセージが伝わりやすくなる
・製品のセイリエンスが高まる
ーーーーーーー
※これ以降は3分の中に含まれません!!笑
この本はマーケティング版FACTFULNESSだと読んでいて思った。
その一例が皆さんご存じ「パレートの法則」である。
この法則は上位20%の顧客が80%の売上を占めているという法則である。
しかしながら本書では真に売上に貢献しているのは、「たまに」かつ「何気なく」購入するライトユーザーであると主張している。
他にもマーケットシェアが1位の企業は他の数値でも2位の企業と2倍近くの差が開くという「ダブルジョパディの法則」、他にも広告戦略・価格販促の注意点などなど、目から鱗な話がたくさん載っていた。
また本書は真正面からコトラーのマーケティング理論を批判する場面もあり非常に面白かった。
私の記事を読んで買う前に注意点
・この本のすべてを真に受けない
・どちらかというと大企業のマーケター向け
ブランディングは1日にしてならずとは考えていたが、目の付け所や先入観に囚われていてはブランディングは永久にならずということが分かった。
ーーーーーーー
※以下はより個人的な話になります。笑
もともとこの本を手に取ったきっかけは所属しているチームで集客が上手くいかないことが続いていた。私の考察ではこれは集客の“量”に問題があるのではなく“質”に問題があるのだと考えた。そこで1からブランディングとはなんぞやを知るために勉強を始めた。
よって今後の考えられる戦略は、
・想起力をつける(○○といったら...)
☞(のち)記憶構造を把握し適切なブランドコミュニケーションを行う
・自社での資産を形成する(モノカネヒト情報)
・買う理由より「買わない理由」を徹底的につぶす
新市場開拓編も面白そうだから読もうかな~
ではまた!