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いけばなnote🌹

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いけばなについて時折考えていることなど
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かきつばたの記録 2010~2023

かきつばたの記録 2010~2023

毎年夏には杜若をいける

私が所属している流派ではそういうことになっている。
大きな流派ではないので、各支部に属している人が集まりやすくコミュニケーションの密度はそこそこあるのではないかと思う。

普段はmustでやらなければならないことはないのだけど(だから忙しかったり普段来る曜日によってお稽古では会わない人もいる)、全国数か所で開催される年に1回の夏期講習だけは参加する必要がある、ということに

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花会の出瓶花 2012-2023

花会の出瓶花 2012-2023

久しぶりに開かれた花会に出瓶しました。

流派としてはたぶん年1回くらい開催したいという感じっぽいのですが、今回はコロナ禍もあり東京で開かれるのは5年ぶり。
がんばりたい気持ちはあるのだけど、仕事をしながらイベントをやるって結構しんどいんですよね。
今はわけあって労働から離脱してるので今回はなんとかなった、というところではありました。
まあ頑張れるときはぼちぼちやろうと思っています。

毎回お花会

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11月 柳とバラ

11月 柳とバラ

今月から始めたいけばなカレンダー(プレ版)。

去年だか一昨年だかにいけた花で卓上カレンダーを作っているのを見かけて、私もやってみたいな…
と思っていたのです。

ただ自分の花の写真は保管場所がとっ散らかっており(画像についてる日付も昔のやつは適当だし)、素材を集めるのに時間がかかったのと、全部が全部綺麗じゃないので加工しないといけないし、そもそも花材の季節感もあるから、一応何月にいけたものかくら

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ふと思いだしたこと

ふと思いだしたこと

結構前に「いけばなをはじめた理由」を書いたことがあるんですが、ふと思い出したことがあって。

この↓のnoteに、もともとは母が教室の様子見のためにわたしを先に入れてみた経緯があって書いたんですけど、その後本人は通わない、というところまでが綺麗なオチなのです。
今はたまに家でお花を入れてるっぽいですけどね。
道具はひと揃い実家にもおいてあるので、適当に使ってくれたらいいな。

この前そういえばいけ

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着物は業のようなもの③(終)

着物は業のようなもの③(終)

いけばなと道具

私が母の着物を丁寧に扱うようになったのは、いけばなを始めたことと無関係ではない。
実のところ所属している流派では着物を必要とする機会はそんなに多くないのであるが(全くないとは言わないが、いちおうmustでもない)、必ずしも着なければいけないものではないということは書き添えておきたい。

いけばなは基本的に花をいける技術を身につけるものだ。
センスを磨きたい、花をいけるコツを知りた

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いけばなをやめるタイミングは何度もあったんだよな。

就職した時、
夜遊びに夢中になってた時、
病気になって休職した時…

でも辞めようと思ったことはなかったから(夜遊び期は金曜夜に街に繰り出して、朝帰ってきてちょっと寝たらお稽古に行くみたいな生活してた)、やっぱ好きなんだろう。

3月は型のない花

3月は型のない花

通っている教室では、3月は型にない花を入れることが多い。
カラフルな花材が手に入りやすい季節であり、またこの季節はまだ少し寒いので草花もそれなりに長い期間保つ、というのも理由かもしれない。
(夏はだめだ。
3日保てばいい方で、クーラーの風も真夏の酷暑もどれも花にとっては過酷ですぐに傷んでしまう。
だから夏は枝ものを入れていることが多い。)
春のデザイン花と秋の秋草を入れると、ああその季節だなぁ、と

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7月のお稽古

7月のお稽古

4月ーお稽古の前日(連休前の最終日)、この職場にきてからはじめてのポカをやらかして、はじめての残業をした。
脳はすっかり仕事気分で、全然仕事の数字と緊張が抜けず、ガッツリと仕事だったからか、見事にお稽古の予定をまるっと忘れて、すっぽかす形になってしまった。
かれこれ10年以上やっているけど、無断ですっぽかしたのは流石にこれが初めてで、正直結構気が滅入る。

5月ー例年、5月から6月は体調が優れない

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夏期講習

夏期講習

8月がやってきた。
魔の8月、夏期講習の月である。

私の流派では、年イチで夏期講習を開催しており(唯一の原則参加のイベントである)、毎年8月が来ると、あー、来た来た……、と気持ちが重いやら少しだけわくわくするやら。
あまのじゃくなもので…

とは言え、である。
この日は、実技試験を受ける人以外は原則花材はカキツバタ。

カキツバタ、あぁカキツバタ…(遠い目)

いけばなに携わっていらっしゃっ方で

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9月のお稽古

9月のお稽古

ここのところ、毎月ばたばたしている。
先月カキツバタをいけたので、正直に言うと例年9月のお稽古は休みがち。

いや、言い訳するわけではないのだけど、それくらいカキツバタをいけるのは気合も体力も忍耐力もいるし、根こそぎごっそりエネルギーを持っていかれる花材でもある。

嫌いというわけではなく、好きな花であるけど、花材としては苦手意識があるのも事実だ。

元気でエネルギーが余ってるときはいいけど、ここ

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ここ5年くらいのこと

ここ5年くらいのこと

note書くのは久しぶり。
なんとなく、個人的にブログとnoteは明確に違うものなのだと思っているのだけど、未だに何が違うのかはちょっとよくわかっていない。
とりあえず、いけばなと着付けの話題についてはnoteを、そのほか雑多なことについてはブログに書くということにしている。
(noteを運営している(株)ピースオブケイクについては、昨年からどうも問題山積みでばたばたしている感じがあったのでなんと

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自分1人でいけていると、我流の癖がつくから良くない、ということは5年くらい前に考えていたことではある。

ただ、とはいえ、どこまでもでは正しくいけるのが正解なのか、という部分においては疑問もある。(完全正しくなくてもいいのでは。)
免許ってそのためにあるでしょ、とも思うのよ。

あんまり堂々とは言えないんだけど、他の流派の技術をのぞいてみたいと思うことは多い。
なんちゃら協会に所属してみたいな大々的なのはめんどくさいしなぁ…

まあいずれ、気が向いたらもうちょい深掘りするかも(´-`).。oO

門弟としては堂々とは言えないことばかり言っていて恐縮なんだけど、時々お稽古を3ヶ月くらい休んで、ひさしぶりに行くときは、新鮮な目と気持ちで花材に向き合えるので実はそういう時間もとっても好き。

本来は継続してやった方がいいことなので、古くからやっている先輩方には眉を顰められそう。