久しぶりに開かれた花会に出瓶しました。
流派としてはたぶん年1回くらい開催したいという感じっぽいのですが、今回はコロナ禍もあり東京で開かれるのは5年ぶり。
がんばりたい気持ちはあるのだけど、仕事をしながらイベントをやるって結構しんどいんですよね。
今はわけあって労働から離脱してるので今回はなんとかなった、というところではありました。
まあ頑張れるときはぼちぼちやろうと思っています。
毎回お花会に参加するたびに、疲れ果てて「口から魂がでるわ~….」と言っていて、いちばん酷かったときにはお花会が終わったあと1週間くらい寝込んでたんですが、今の生活状況に助けられたこともあって今回はそんなに疲労を引きずらずに済みそうです。
久しぶりに花会が開催されて、出瓶されたいけばな作品を見ていると、やっぱりめちゃくちゃ出瓶者の個性が出るな〜と思って眺めました。
花材や花器は毎回先生と相談しながら決めるんですが、実際にいけこみ当日になると花材の多少の変更があったりするのはわりとあります。
それでもできあがった作品を眺めると、なんとなくその人っぽんですよね。
いつも同じような花材をいけていたり、同じ形をいけていたり、派手なのが好きな人は豪華な花材が多かったり、可憐な雰囲気が好きな人はやっぱりどことなく可憐だったり、なんとなくいけあがった作品はその人っぽい雰囲気があります。
今回は春という花材がかなり豊かに使える季節なこともあり、華やかな作品が多かったように思います。
今回はそれらを眺めていて、自分はそういえば華やかな作品をいけたことってあんまりないんじゃないかな?と思ってあらためてアルバムを引っ張り出してリストにしてみました。
リストにしてみると、うーんやっぱり(笑)
花材や花器を見るとその花材+花器だったら華やかにいけられたよね?っていうものも散見されるので、やっぱり私に派手で華やかな作品をいけるつもりがないだろうな、と思ってしまいました。
個人的な好みで言えば、お花がたくさんでぱぁぁぁ!とした雰囲気よりは、余白+空間を使いながら削りすぎずにシンプルにいけたい、というのもあって、やっぱりわりとそんな感じのものが多いですね。
最終的にあんまりかわいい感じにならない。
かわいいよりもcool、オリエンタル、中性的、立体感、TOKYOらしさ、というあたりが自分のいけばなのkey wordです。
伝統、というのもわたし自身は重視していて、伝統的な花材や型もとても好きです。
リストは上から古い順にならんでるので、下に行くほど新しく、技術もなんとなく上がっていきます。