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【マーケ基礎】お店にあるモノすべてが新商品。

売れていないお店に共通していることは、

・いつも同じレイアウト
・古い商品が、いつも同じ場所にある
・新しい商品が無い

などです。

店内に足を踏み入れると、煤けた感じというのか、
雰囲気がモノトーンなのです。
入っただけで、買う気が失せます。

売れていないから、新商品を仕入れられなくなり、
古い商品だけで商売をしなくてはいけなくなっています。
悪循環です。

せめて、時々レイアウトを変えたり、
商品の見せ方を変えたりすれば、
入っただけで買いたくなくなることはありません。
見る気にはなります。

そんな簡単なことさえしないから、売れないのです。

なのに、
「流行のモノを大量に仕入れたら、売れると思うけど、
 そんな余裕は無いし」
と、悩んでいる店主が多くいます。

流行を追い掛けると、その時は売れるかもしれませんが、
すぐに在庫を抱えることになります。

そしてまた、流行のモノを仕入れて…、の繰り返し。

そんな不安定な商売のやり方では、将来がありません。

流行りモノの価値ではなく、
お客さまにとって本当に価値のあるモノを売らなければ、
商売を長く続けることはできません。

それは、一流品を扱うということではなく、
投資対効果、つまり、お金に見合った、
もしくはそれ以上の価値をお客さまに提供することです。

「どんな商品を扱えばいいのか、わからないよ」

いまお店に残っている商品で勝負すれば良いのです。

キレイに磨き上げ、陳列や照明も工夫し、
“良さそうだ!”と思えるように演出してください。

「古い商品だから、そんなことをしても無駄だ」

もし、そう思うのなら、捨ててください。

そんな商品しか置けない
自分の不甲斐無さを恥じてください。

しかし、私は古いからダメだとは思いません。
発想の転換です。

ちゃんと陳列・演出された商品なら、
お客さまには古いか新しいかは、わかりません。
それは関係無いことです。

初めて接したモノは、すべて新商品なのです。

つまり、初めて来られたお客さまにとっては、
お店にあるモノすべてが新商品だということです。

新商品のつもりで、売り込めば良いのです。
商品の価値を決めるのは、お客さまですから。

そう思えば、気合いも入ります。

見ためは大切です。

潰れかけのお店は、このことを忘れています。

暇そうにしているくらいなら、
お店の模様替えでもしてみてください。

気分も変わるかもしれません。

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佐藤きよあき
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