【マーケ基礎】“気づきのセンス”がファンを創る。
世の中には、「気づく人」と「気づかない人」がいます。
人の動きや仕草をよく観察していて、
その人が求めていることを察知し、すぐに行動に移す人。
もう一方は、人のことなど興味もなく、
誰が何をしようが、知らぬ顔をしている人。
どちらが商売人に向いているかはわかりますよね。
お客さまが額に汗をかいていれば、
そっと冷房を強くする。
お客さまがキョロキョロして、
何かを探しているようなら、
近くに寄っていき、声を掛けやすくする。
お客さまが退屈していそうなら、
新聞や雑誌を奨めてみる。
あなたは、こうした心配りができているでしょうか。
できているなら、
あなたには“気づきのセンス”があります。
あまりできていないようなら、
「気づかない人」の烙印を私が押させていただきます。
どうして気づかないのでしょうか。
気づいて行動すれば、
お客さまのお店に対する印象が
変わってくると思いますよ。
好感を持っていただけ、
また来店してくれるかもしれないのですよ。
一生のおつき合いができるかもしれませんよ。
なのに、あなたは気づかない。
やはり、商売人には向いていないのでしょうね。
『お客さまを喜ばせたい』
そう思ったことがないのでしょう。
儲かっている商売人は、
儲けようと努力しているのではありません。
「お客さまを喜ばせたい」
という思いで行動しているだけです。
お客さまに喜んでいただくためには、
お客さまの“喜びそう”なことを
見つける必要があります。
これが、“気づきのセンス”なのです。
「じゃあ、俺にはセンスが無いからダメだ」と、
諦めることはありません。
このセンスは、生まれ持ったものではなく、
身につけ、磨いていくことのできるものなのです。
まずは、お客さまに興味を持つことです。
お客さまは百人百様。
ひとりひとりをじっくり観察し、
欲しているものを探ってください。
そして、行動に移してください。
これを毎日繰り返せば、
“気づきのセンス”は身についていきます。
無意識で気づくようになります。
これが、商売人の素養となるのです。