【マーケ基礎】商売はお客さまの多いところで。
「地方都市だから人が少ないし……」
「お年寄りばかりで、お金を遣わない」
「うちの商品の良さをわかる人がいない」
……もう、商売をやめてしまいなさい。
不況のせいにする。立地のせいにする。
挙げ句の果て、お客さまが悪いと言う。
商売がうまくいかないのは、すべてあなたのせいです。
商売をなめているあなたの努力が足りないのです。
……と、厳しいことを言ったところで、
それはただの批判になってしまいますので、
具体的な話を。
もし、“人がいない”と感じるなら、
商売の基本を思い出してください。
「お客さまがたくさんいるところで商売をする」。
これが鉄則です。
地方より都市部の方が有利なことは明らかです。
儲けるために100人の来店が必要だとすると、
住民が1000人の町なら、
10%の集客率が必要となります。
住民が10000人の町なら、1%の集客率で済みます。
お客さまが多いと商売はラクなのです。
ならば、お店の移転を考えても良いでしょう。
ただし、お金が掛かりますが。
では、どうすれば……。
もう、わかりますよね。
何度も書いていることですが、インターネットを使えば、
全国あるいは世界中の人を相手に商売ができるのです。
お店を移転することなく、
一瞬にして大量のお客さまを集めることができます。
その方法は説明するまでもないので省きます。
では、どんなモノを売れば良いのでしょうか。
注意すべきは、小さな会社・個人商店が扱う商品には、
ネットで“売れるモノ”と“売れないモノ”
があるということです。
全国が相手だからと、
「話題のモノ」「流行っているモノ」
を扱いたくなるものですが、
これらは“売れないモノ”です。
なぜなら、大手が売っているからです。
品揃えと価格では勝てません。
“売れるモノ”とは、オリジナル商品や地元のモノです。
地方色の濃いモノの方が、
ネットでは注目されやすいのです。
「地元を売り込む」という
地域おこしの視点を持つくらいの気持ちで、
売れるモノを考えてみてください。
いま扱っている商品の中でも、
都市部には無いモノの方が良いでしょう。
あなたが「こんなものは売れないよなぁ〜」
と思うような商品こそ、
全国の人が求めているモノだったりします。
売れるか売れないかは、
やってみなければわかりませんが、
ネットなら、売れなくてもほとんどリスクはありません。
逆に言えば、リスクを背負わず、
大成功の可能性もあるということです。
それでも、あなたはやりませんか?
移転せずに、売れる“立地”が手に入るのですよ。