【マーケ基礎】遠いお店のマネをしろ!
人マネでは、ウマくいっても所詮2番手。
誰もマネできないオリジナリティを
作らなければいけません。
……と、コンサルタントは言うかもしれませんが、
そんな簡単にオリジナリティが作れるはずはありません。
できるのなら、誰も悩むことはありませんよね。
確かに理想ではありますが、そこに辿り着くまでには、
さまざまなモノを見て、聞いて、一度はマネをして、
実験&検証を繰り返さなければいけません。
その結果、“たまたま”見つけ出すことができるのです。
ほとんど偶然です。
奇跡と言っても良いかもしれません。
しかし、その偶然は、実験&検証の繰り返しがなければ、
生まれない奇跡です。
いろんなことを勉強して、人マネをやってみなければ、
オリジナリティは創り出せないのです。
大手の動きを観察していれば、
人マネの繰り返しであることがわかります。
世界のトヨタでさえ、そうです。
2番手に差をつけるために、
3番手4番手のアイデアをマネして、
自分のものとしています。
これはちょっとイヤミですが。
最近流行っている定食屋チェーンを見ても、
同じことをやっています。
おばちゃんが切り盛りする定食屋さんをまわって、
売れているメニューをパクります。
ちょっと小綺麗にして、女性が入りやすくすることで、
オリジナル以上に流行らせています。
居酒屋チェーンのメニューもそうです。
世の中の情報を集め、
小さな地域だけでファンを持ち続けているお店の
メニューをパクり、
“話題の料理”として、お客さまの気を惹いています。
人マネというと、良くないイメージがありますが、
そうではありません。
無から有は生まれないのです。
すべてのことは、マネから始まります。
どんどんマネすれば良いのです。
といっても、同じ地域の競合店をマネするのは、
ルール違反です。
商圏の違う、遠い地域のお店をマネしましょう。
話題になっているお店なら、
「行ってみたいけど、遠いから行けない」
というお客さまが必ずいます。
そんなお客さまが、“近くにある”ということを発見して、
やって来てくれます。
知らなかったお客さまにとっても、
新しいモノを見つけた驚きがあり、
その地域で話題になります。
つまり、その地域では
“オリジナル”の存在でいられるのです。
人マネすることを躊躇する必要はありません。
お客さまが求めているモノを提供することが、
商売人の務めです。
人マネも続けていれば、
やがてオリジナルとして残るかもしれません。
いいなと思ったら応援しよう!
