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仏教関係の本
仏典は何冊か試しに読みましたが、今一つシックリ来ませんでした。
『歎異抄』は、シンプルすぎて物足りなかったです。
『大乗起信論』は難しくて、ほとんど理解できませんでした。
ところが先日、ある文章にとても共感しました。
清沢満之(1863-1903)の「わが信念」(1903)です。
メッセージ的には『歎異抄』の他力本願に近いかもしれません。
学者でもある清沢が求道の末たどり着いた、如来に全てを委ねるという結論は、ドラマチックな思想的変遷に裏打ちされていて説得力がありました。
「精神主義」(1901)も読みましたが、最晩年の「わが信念」よりは野心に溢れている感じでした。
後者のほうが、肩の力が抜けていて達観した雰囲気があります。
以上です。