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気づきたくて気づいてるわけじゃない

言葉の裏なんか気づきたくない

感情を抑えながらも苛立ちは伝わってくるし
言ってはいけないこと として
言葉を抑えこんでたのも伝わってきた

「子どもいないくせに」
「親になったことないだろ」

彼の発言の裏に見えてしまったもの

私が今まで話してきたことは
一体なんだったんだろう
彼にとっては大した問題ではなかったと
証明されてしまったような気がした

私が負ったトラウマなど
まるでかすり傷のように捉えられていたようだ

明るく振る舞ってしまったり
我慢グセがついてしまったり
環境がどれだけ人格形成に影響するか
彼にとっては重要なことではないらしい

でなきゃあんなにムキになって
威圧的な言い方はできない


悲しいとか辛いとかじゃなく
愕然としてしまった

失望感 喪失感 
そんな感情に近いような
深い深い溜め息が続いてた

フラッシュバックは必然

異常な家庭で生き残ってきた
生物学上の男親はアル中で
心理的にも性的にも攻撃してきた 

その話はしたことがあるはずだけど
憶えてないのか
もしくは彼にとってはささいな出来事として記憶してるだけか

決して消えることは無い傷もある

敢えて忘れまいと決めた傷もある
だからこそ
親目線はわからなくても
子どもは思ってる以上に親を見てる
否が応でも感情まで引き受けてしまう

次世代の子どもたちにはそんな思いをしてほしくない

そう思った私は
子ども目線でいられる立場を選んだ
忘れてしまいたいけど
忘れてしまえば
同じ傷を負わせかねない

自分で決めたこと
だから後悔なんかない
後悔なんかないけど
彼にさえ響かない絶叫なら
これ以上は頑張れない

信じたかった
信じたかったけど

絶望感の一歩手前で
立ち尽くしてる

そのくせ写真はまだ消せない

彼と時間を共有できてる時の自分が
あまりにも幸せだったから

初雪体験はいかがですか?🐾

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