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私はなぜ小説なんだろう
私はなんで小説というジャンルを選んでしまったんだろう。昔から別にそんなに本を読むのも好きだったわけじゃなかったし、むしろ昔はお絵かきをする方が好きで、親にも絵が上手いねとさんざん言われた。絵の道に行くと思ったと言われたこともある。でも、私は言われるほどそこまで上手くはなくて、ただ見たものをそのままに近い状態で描けるだけだった。頭の中だけで描いたものは描けず、理想とは程遠いかたちで紙の上に具現化さ
もっとみる森山満穂のバックボーンpart2 読書遍歴(漫画編)
だいたいの人がそうだと思うけど、私は小説よりも漫画を読む。
読書家の方は小さい頃から本を読んで育ってきたとよくいうが、私ははっきり言って小説より漫画を読んで育ってきた方だと思う。人生の一番多感な時に漫画に触れたことで、多くの場面で漫画に救われてきたと言っても過言ではない。
少女漫画雑誌期初めて漫画に触れたのは、おそらく小学生の頃。毎月、姉と二人分、少女漫画雑誌「ちゃお」と「なかよし」を買ってもら
終わりなきストーリー
14歳の頃、ある物語をつくった。
それは、当時好きだった漫画やライトノベルの好きな要素だけ織り交ぜたバトルファンタジーで、設定も展開もつぎはぎだらけの借り物。カッコいいと思った言葉を意味もわからず使い、やたら登場人物が多い。全てが未熟を絵に描いたような駄作だった。
多分それが、私が一番最初に生み出した物語だった。
当時使っていたのはピンクのキャンパスノート。色褪せてところどころに傷が見える。
大人になってわかること
「死ね」
声変わり前のまだ幼さが残る声色でそう囁かれた時、私は何を思っていたんだっけ?
先日、koalaさんという方の『いつの私と会ってくれる?』という記事を読んで、まったく関係ないのだけれど、あることを思い出した。
小学5年生の時だった。帰りの会の最中、隣の席の男子の声が私の耳元で囁いた。
「死ね」
先生が連絡をしている声、周りが雑談をしている声。全ての音はぼんやりと聞こえ、その言葉だけがは
おめでとうが云えなくて
カレンダーを見ると、今日は仏滅。嫌な予感はしていたけど、やっぱりだった。
「誕生日おめでとう。〇〇ちゃんが楽しみつつ、充実した日々を送れるように影ながら祈ってます」
前日から用意していたメッセージを何度か読み直し、送信ボタンを押す。
その瞬間、けたたましい音と共に送信失敗を告げるメッセージが届いた。何度かやり直してみるが、結果は変わらなかった。彼女との連絡は完全に絶たれてしまった。
去年は返事
櫻井翔の入浴法