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HSP向け!副交感神経は2つ存在「心地よい人」といればリラックスできる

公認心理士の竹内成彦さん。

竹内さんの配信されている動画には、HSPについて語られているものもあり、YouTubeを通して色々と学ばせていただいている。

竹内さんの投稿されていた記事の内容が興味深かったので、紹介させていただこう。

自律神経は、交感神経と副交感神経という2つの神経によって成り立っています。交感神経は自動車ではアクセルに該当し、盛んに働いているときには血管を収縮させ、心拍数を高め、血圧を上昇させます。いっぽう、副交感神経は自動車ではブレーキに該当し、盛んに働いているときには血管を拡張させ、心拍数を下げ、血圧を下降させます。

(中略)

交感神経と副交感神経のうち、新たな発見をしたのが、アメリカの神経生理学者であるステファン・W・ポージェス博士です。博士は、「副交感神経は、さらに2つに分けられる」ということに気付き、ひとつを背側迷走神経、もうひとつを腹側迷走神経と名付けました。背側迷走神経は1人でリラックスするときに、腹側迷走神経は、他者と心地よく過ごすときに働いています。

ポリヴェーガル理論では、心や体の状態を、人間の体にある3つの自律神経系の働きから説明でき、トラウマを体験した人の療法を行う分野で注目されています。

竹内成彦「自律神経失調症とポリヴェーガル理論」

これまで自律神経といえば、緊張に関与する交感神経と、リラックスに関与する副交感神経のふたつのみしかないと認識していた。

神経生理学者のポージェス博士は、副交感神経をさらに細分化して

・背側迷走神経(ひとりでリラックスしているとき優位に)
・腹側迷走神経(他者と心地よく過ごしているときに優位に)

に分類。

HSP気質の人は、緊張感が高まりやすく交感神経優位になりがちだ。

そのため「必ずひとりの時間を作り、リラックスタイムを設けています」という方も多いだろう。

一緒にいて、心が安らぐ人の存在は貴重だ。

これまでは背側迷走神経を優位にさせるリラックス方法に重きを置いてきたが、今後は腹側迷走神経も意識してみよう。

気が置けない仲間とお酒を飲んでいるとき、僕はリラックスしやすいのだが、そのときにきっと腹側迷走神経が優位になっているのだろう。


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