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【読書メモ】横浜コインランドリー/ZOO2
『横浜コインランドリー』泉ゆたか :祥伝社文庫
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新卒から3年間働いたブラック企業をやめ、家にひきこもっていた中島茜。茜はとあるコインランドリーの店長と出会う事で人の温かさや悩んでいるのは自分ひとりじゃないことを再認識していく…。
洗濯を通じて、人と人とが心を通わせ、成長していく様子をふんわりと描いている素敵な小説でした。本当に心が洗われるストーリーでぼく自身、寝る前や仕事おわりに読んでたくさん癒してもらいました。
仕事で忙しい人
家事や育児におわれている人
最近落ち込んだことがある人
そんな人には、特に見てほしい1冊。
心のシミも早いうちに対応するのが大切なんです。
『ZOO2』乙一 :集英社文庫
![](https://assets.st-note.com/img/1716081821401-8ejZA7AfUp.jpg?width=1200)
星新一さんのショートショートを彷彿とさせるようなどんでん返し展開と、異様な世界観に終始、圧倒されつづける本作。
この本はミステリーなのか、ホラーなのか、はたまたフィクションなのか、全くジャンル分けが成立しないどちゃくそおもしろ短編集でした。
個人的には、人の死体で家を建てる可哀想な人間のお話が好きでした。
迫害されつづけ、雨風を凌ぐために人を殺め、また寂しさを埋めるように殺めた人たちで家をつくる。
でもどうしてか、グロさを感じず、むしろ寂しさすら
感じるこの短編にかなり引き込まれました。
天才すぎますって、乙一さん。