仕事が嫌いな人は、精神疾患になりやすいが過労死はしない
今回の年末年始は、9連休の人も多かったでしょう。
(私は、9連休ではありませんでしたけど)
連休明けは、誰しも多かれ少なかれ、仕事したくない、会社へ行きたくないと思いますよね。。。
私は、現在の仕事が嫌いなため、毎日毎日会社へ行きたくないと思っています。仕事の内容自体も嫌だし、会社の体制や文化・風土も嫌いです。同僚は嫌いではありません。(唯一まともな要素)
いわゆる、仕事に対するエンゲージメントは低い状態です。
点数化して平均を60点としたら、30点を下回ると思われます。
仕事が嫌いな人は、仕事で受けるストレスが大きいです。
中には、私のように出社するだけで多大なストレスを感じる人もいます。
ここまで仕事に苦しめられていると、過労死につながると思われます。
ところが、仕事嫌いは過労死しないと私は考えています。
前提として、仕事嫌いは2種類に分かれます。
⓵:仕事が嫌いかつパフォーマンスが悪い。
②:仕事は嫌いだけどパフォーマンスは悪くない。
前者は、言うまでもなく過労死しません。
キチンと仕事をこなせなかったり、仕事をすぐ辞める人も多いため、
長期的なストレスを感じません。
後者は、問題無く仕事に取り組んでいるように見えますが、精神面の衛生状態が悪いです。嫌いなのに取り組んでいるのですから当然です。
使命感というより、義務感が原動力です。
ストレスを感じる場面が多く、ストレス自体も強く感じているため、
精神疾患のリスクは高いです。
けれども、過労死には至りません。
(※精神疾患に起因する自殺は、過労死での判定が難しいです。労災保険が下りるケースはありますが。。。)
具体的に言うと、過労死ライン(残業1ヶ月100時間超・2ヶ月~6ヵ月間の平均が80時間超)まで、仕事をたくさんこなせないからです。
仕事嫌いは、疲労感を感じやすいです。
そのため、残業時間が多くなると早い段階で心身の不調が目立ちます。
言い換えると、問題が早く顕在化するため、過労死予防につながるのです。
むしろ、仕事を楽しんでいる、仕事へ前向きといった
エンゲージメントが高い人ほど過労死のリスクが高いです。
仕事に熱中するあまり、疲労感を感じにくいからです。
疲労感と疲労は、別物です。
疲労感を感じていなくても、身体(脳・心臓)は確実に疲労しています。
漫画家は、若くして亡くなられる方が多いです。
その理由の1つが、良い意味で仕事中毒の状態になっているからです。
ストーリーを考えたり、絵を描いたり、夢中になりすぎて
ドーパミンが分泌されすぎて、疲労に気がつかないのです。
ごくたまに、長時間労働を強要する人が自分の経験した残業を武勇伝のごとく語ります。そういう人は、仕事や残業が嫌いという感情が弱いと考えられます。
だからこそ、恒常的な長時間労働に耐えられるのです。身体は気づかぬうちに蝕まれていますが、精神疾患には至らないのです。
仕事が嫌いな人は、仕事を問題なくこなしているだけで、偉いのです。
絶対に長時間労働をさせてはいけません。