エリック・クラプトンって?初心者向け導入支援記事その6 ~ 80年代のクラプトン
1980年代
この時代の音楽については過去まとめている通りです。少し振り返ると、英国が経済的に厳しくなっていくなかで、世界的には明るい兆しが出始めます。
それが1985年にとあるポイントを迎えます。
マイクロソフトのウィンドウズが誕生した年であり、ペレストロイカの年であり、プラザ合意の年でもあります。プラザ合意の延長線上に、日本は好景気になっていくことになります。
音楽的にはキーボードが主体となった音が全世界を席捲します。これは英国をルーツとしたニューウェーブによるもので、英国音楽の米国音楽への侵略という意味合いで、第2次ブリティッシュインベイジョンと呼ばれます。
*第1次はビートルズによるアメリカ進出を指します。
こういった時代ですから、アーチストの音も様変わりしていきます。
電子音が幅を利かせてくるわけです。
ビリージョエルも変わったし、オリビア・ニュートン・ジョンも変わった。デイヴィッド・ボウイも変わった。
そんな時代、ブルーズを基調としたエリック・クラプトンの音もまた変わっていくのでした。ゴージャスにきらびやかに。
そして、その波が通り過ぎた後には、原点回帰のアコースティックや、70年代回帰のグランジが幅を利かせるようになっていくわけです。
1980年代のエリック・クラプトン
この時代は、前述の通り、ゴージャスな音になっているので、どのアルバムを聞いても80年代が鳴り響いています。
その中で、個人的に彼の作品の中で最も好きなアルバムが登場します。
これについては、こちらにまとめていますのでご覧いただくとして。
そして、このアルバムのツアーは映像で見る限り、大人のロックを醸し出しており、これまた音楽ファンにはたまらないライブになっています
このライブの映像をいくつかご紹介します。
どれも80年代のムードが漂っていますね。
ゴージャスで、厚みがあって、温かみのある音。
この時代、アルバムはどれを聞いても遜色はありません。ただ、後世に乗る名曲が誕生したとも言い切れません。
そして、時代はゴージャスさから、装飾を取り払い、シンプルでアコースティックな方に向かっていくのでした。
この先は、以前書いた通りです。
というわけで、今回の記事「80年代のクラプトン」にて、エリッククラプトン導入支援記事はこれでラストです。
■最初から並べると
初期の時代のこと
90年代のこと
60-70年代の特筆すべきグループのこと
レイラのこと
70年代のこと
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