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「青空ひとりきり」 井上陽水

1945年8月15日は、広く晴れた青空が広がっていたそうです。

その日、日本は終戦を迎えたわけですが、この日が雨だったらと考えます。もし、しっとりとした雨が降っていたならば、この日の記憶はかなり暗いものだったかもしれません。

でも。

たとえ、その時、青空の下、一人きりだったとしても。

その時を迎えた瞬間。

遥か頭上に、果て無く続く青い空が広がっていたというだけで、希望が持てたのかもしれません。青空という色彩には、そういった効能があるのかもしれません。

かつて、黒人奴隷にとって青空は憂鬱の対象でした。青空ならば、また苦役が待っているから。(ブルーが憂鬱という意味を持つようになるきっかけ。)

同じ青空でも、我々の祖先にとっては、希望の芽のようなものだったのかも知れません。

遥か、70余年前を思いながら。


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hisataroh358
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