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明後日10月31日は、大きな意味で日本の未来を決める1日になります。 ハロウィン? いや違います。 そう、明後日31日(日)は第49回衆議院議員総選挙の投票日です。 衆議院では平成29年から数えて4年ぶりの総選挙です。 もちろん知っていた、またはすでに投票も済ませてるという人がnoteユーザーには多いと信じていますが、なかには「え?選挙?よく分からない」「政治は難しい」「どうせ自民党が勝つんだから行っても仕方ないでしょ」という人も相当数いるかと思います。 それを証明する
(トップの写真はHarukaちゃんが作ってくれた、ラテアートになったきび) 今年7月、突然のご縁で我が家にやってきた生後8週の子ねこ。「きび」と名付けて、shironyanさんをはじめとする頼れるねこ飼いの先輩たちにアドバイスをもらいながら一緒に暮らし、早くも3ヶ月が経ちました。 おかげさまで、よく食べてよく寝てよく遊ぶ。すくすく成長して、体重は3キロ弱。長毛混じりな上に冬毛に変わりつつもある今、とっても立派になってます。 初めはキトゥンフードと子ねこ用のミルク、だんだ
先日、片道3.5時間の移動日に、書籍『本当に君は総理大臣になれないのか』を持って家を出ました。ノンフィクション作家の中原一歩さんが、立憲民主の小川淳也衆議院議員に迫る一冊。小川議員にグイグイ質問する中原さんとの対話パートと、中原さんが取材して書き上げたパートに分かれています。 小川さんは、総務省の官僚から政治家に転身された議員。2003年に初出馬してから彼の半生を長い間追いかけていたドキュメンタリー映画『なぜ君は総理大臣になれないのか』が映画賞を受賞したりNetflixで配
私がライフワークにしている自分史では「過去の事実は変えられないが、過去の解釈は変えられる。そしてその解釈をしているのは現在の自分で、その現在の自分をはっきり自覚することで、未来にどうなりたいかが明確に見えてきます」とお伝えしています。 つまり自分史とは、過去を振り返りながら、実はすごく未来志向のものなんだということ。 これは実際に自分が自分史活用アドバイザーとして活動しはじめてから、ハッと気づき、すごく腹落ちしたことなのです。 それ以来私はこのことを最重要テーマの如く繰り
成人式の日も、大隈講堂の舞台に立っていた段ボールの中にしまわれた学生時代の芝居のチラシはいくつもあるが、この時代のチラシには、何故かどれを見ても「年」が記されていないのである。 1946年5月生まれの私の成人の日は、1966年でなく1967年の1月15日だったようだ。今では何でもネットで調べられば何でも正確なところがわかる。 チケットの下方にある<早稲田大学演劇科’65公演>とあるのは、私たちが早稲田に入学した年で、入学から卒業までずっと<’65年度生>という呼び方がついてま
「キューガーデン 英国王室が愛した花々」展を 東京都庭園美術館で楽しむ 先週まで真夏とほとんど同じ格好をしていたのに、突然秋が深まり、冬めいた肌寒さにライダースを引っ張り出した。とはいえ、散策するには心地よい季節の到来。JR目黒駅から徒歩数分の別天地、東京都庭園美術館へ訪れてはいかがだろう。隣に自然教育園の林を臨む、旧朝香宮邸である本館の佇まいは、訪れるたびにここが都会であることを忘れてしまう。 東京都庭園美術館外観 現在、『キューガーデン 英国王室が愛した花々 シャー
「自分らしさ」という深い問いみなさん「自分」についてどれくらい分かっていますか? そしてその自分をどれくらい信頼していますか? また、その自分は、他者との関係においてもうまくやれていますか? 私はかなり長い間、こんなことを考え続けてきた自覚がありますが、特に最近は仕事柄もあり、さらに学びたい思いが強くなっています。 私はこれまでいろんな趣味や仕事にトライしましたが、長いあいだ「自分が本当の自分らしく生きれていないんじゃないか」という思いが強く、いつも今ひとつちょっと不安で
特殊メイクを担当したケビン・ヘイニー『レオニー』の制作過程で特筆すべきは、何と言っても本場の特殊メイクの技術でした。何人ものメイクアップアーチストをインタビューして、ケビン・ヘイニーが「僕の代表作?もちろん89年にアカデミー作品賞を受賞した『ドライビング・ミス・デイジー』だね。なぜなら僕もあの作品でメイク賞をとったから」と聞いて、あのジェシカ・ダンディーの自然な老女のメイクを思い出し、迷わずケビンを採用したのでした。 レオニーの老けメイクはハリウッド映画技術の粋この回のカバ
世田谷美術館のエントランスに そっと置かれた能の演目 『夢の解剖―猩々乱』 世田谷美術館のエントランス・ホールでは、美術とは異なる分野の様々なパフォーマンスが実施され、本館を設計した建築家・内井昭蔵の意図した「開かれた美術館」そのままに、空間的にもジャンル的にもオープンな姿勢を誇ってきた。昨年、コロナ禍で多くの美術館がクローズする中、展示室の窓を開け自然の風景を見せる展覧会『作品のない展示室』を無料公開し、多くの人々を感動させたが、その時も窓のない奥の展示室で開催されていた
我が国の酪農史 ⅱ 昭和20年代後半から我が国の酪農振興政策が次々と打ち出された。その初発が同27年の「飼料需給安定法」である。その法の「目的」第一条には次のように書かれている。「この法律は政府が輸入飼料の買入、保管、売渡を行うことにより飼料の需給及び価格の安定を図り、もって畜産の振興に寄与することを目的とする」とある。 初発の酪農関係の法律が輸入飼料を前提としていることが興味深い。我が国の酪農政策は米国からの輸入飼料を前提に成立してきたことを裏ずけるものである。この時点から
私の日本での映画制作において何といっても欠かせないのが、全国のサポーターの皆さんの存在です。『レオニー』では企画段階から「松井久子監督の第三作を応援する会」が立ち上がり、集まった約3300人のマイレオニーたちが日本ロケの間も現場で様々な役割を担い、監督の私を支えてくれました。エキストラで映画に出演くださった皆さんは勿論のこと、各ロケ地で見物人の整理や炊き出しなどで参加してくださった方々の活躍ぶりを、今回はスナップ写真を中心に見ていただきます。 撮影初日の犬山市明治村。撮影が
映画技術の粋を集めた日本ロケがスタート 2009年6月1日。愛知県犬山市明治村で、日本シーンの撮影がスタートした。 野外博物館・明治村には、夏目漱石や森鴎外など明治の文豪たちが存命中に住んでいた東京の邸宅が移築されている。(漱石と鴎外は時期は違うが文京区小石川の同じ家作に住んでいた) 作品ではレオニーが来日して最初に住んだ家のシーンを鴎外・漱石邸で、竹下景子さんが演じた小泉八雲の妻・セツの家は幸田露伴邸で撮ることにした。 観光で明治村に行ったことのある人ならご存知だろう。どの
LIFULLという会社がドキュメンタリー作品を2本撮ったのでよかったら、とご連絡をいただきました。興味があったのでどちらも拝見すると、いずれも考えさせられる内容でした。ウェブ上で誰でも観れて、短めの作品でもあるので、2本ともこちらで紹介させてください。 その前に、LIFULLさんのことについてちょっとだけ。 不動産情報のポータルサイトを運営するLIFULLは、この数年、特に社会課題の解決に意識を向けている人たちにとって、耳にすることが増えた企業名だと思います。 不動産ポ
突然で恐縮ですが、本日10月1日、私と妻の10年目の結婚記念日「錫婚式(すずこんしき)」を迎えました。 こんな私的なことをテーマにコラムを書くのもちょっと気恥ずかしいのですが、タイトルのとおり私のライフワークは「自分史」なので、この10年という節目に、私たちの自分史を振り返って書かせてもらおうと思います。 人生の転機となった2011年自分史は「シニアが晩年残す書籍」という認識が浸透していますが、自分史の持つ価値は、年齢を問わず、また書くことだけに留まらないということを私は