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世間に言いたいことがあっても怒りすぎてはいけない

生きていると、誰しも世間に一言言いたいときがある。
どうしても世間に納得いかない、生きづらい、世間情勢が気に入らない、いろんな理由があるだろう。

しかし、言いたいことがあったとしても、怒りすぎてはいけない。
こう書くと当たり前の話に聞こえるが、怒りのコントロールが甘い現代人はたくさんいるように思う。

言いたいことを言う=感情に任せて怒りをぶちまける
世間に思うことがある=感情に任せて偏った見方で思い込んでしまう

といった図式になっている人をちらほら見かける。

特にSNSやネットニュースのコメントなどを見ると、怒りのまま世間に物申しているような人をよく見かけるのだ。
そういう人の意見をよく見ると、実は思いっきり見方が偏っていたり、根拠のないor薄い思い込みが多かったりなど、いろいろ問題点が目立つ。


当たり前だが、怒りは冷静さを失わせる。
怒りに任せて何か言いたいことを言っても、その内容は論理的でない場合が多い。

これだと、世間に何か意見しているようで、結局建設的な問題提起にはなっていない。

もちろん、人間はときに感情に任せて怒りをぶつけることもあるが、あまりに怒りのコントロールができないのも問題だ。
特にネットでは怒り怒り怒り、のオンパレード状態をよく見かける。
(昨今、誹謗中傷が絶えないのも、怒りのコントロールが下手な人が増えたことも要因のように思う。)


さて、私も20代前半くらいまで、怒りのコントロールが下手な時期があった。
その状態で世間に対していろいろ言いたいことがあり、怒りに任せて自分の意見をぶつけたこともあった。

しかし、そんなことをしても、冷静な議論から遠のくだけだ。
建設的な問題提起にもならず、ただ文句ばかり言って終わるだけだ。

また、怒りが当たり前の状態になると、自分の中でドス黒い感情が渦巻く。
そうなると自分の精神状態にも良くない。
私はこれを経験でよく理解している。


世間に言いたいことがあっても怒りすぎてはいけない。
過度な怒りは冷静さを失い、自分の見方が偏る原因にもなる。
何より、自分の精神状態にもマイナスだ。

こうした悪循環に陥らないためには、日頃から怒りを抑える習慣をつけるしかない。

何か物申す前に、自分の意見をもう一度見直そう。
SNSで投稿する前に、一度深呼吸して自分の文章を見直そう。

怒りすぎていないか?
冷静さを失っていないか?
焦っていないか?
自分が絶対に正しいと思い込んでいないか?

など、冷静に見つめ直す時間を無理やりにでも作ったほうがいい。

また、怒りに任せて何か言いたくなったら、思い切ってSNSから離れる。
SNSでの発言を減らす。
物申す機会を減らす。

こうした習慣だけでも自分の精神状態はだいぶ良くなる。


怒りのコントロールができていない人も多い現代社会。
怒りに負けてはいけない。

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