『なんでも図解』
図解。なんでもっと早く教えてくれなかったんだ!
41年も生きてきてまったく意識しておりませんでした。もうね、義務教育の必須科目でいいよ「図解」。そのくらいパワフルなスキルです。
一緒に学びましょう!
本書の目的
図解と言ってもいろいろあります。本書は「伝わる図をその場ですばやく書く」ことを重点に置いています。
伝われば、すばやく次のアクションへつながります。これが本書の目的ですね。
言い換えると、「なんでも図解」とは自分の考えや打ち合わせの内容をその場で可視化するアウトプットスキルです。
本書では、直球な言葉が書いてありました。
その場で書いて黙らせろ!
「う~ん、なんだかイメージわかないんだよね~」とざわざわするよりは、書いちゃった方が早いじゃん!ってことです。
「なんでも図解」の活躍シーン✨
①自分の頭の整理
②打ち合わせ、ブレスト
③研修や学びの場での知識のインプット
ビジネスパーソンでなくても、①や③の場面はありますよね。
つまり、誰でも身につけるべきスキルなのです。
ビジネスパーソンであれば、打ち合わせ、会議、ブレスト、プレゼン、あらゆるシーンで大活躍します。
「なんでも図解」の5つのメリット⤴︎
①複雑な内容、長い説明が俯瞰できる⤴︎
②打ち合わせ・会議が盛り上がる⤴︎
③プレゼン精度⤴︎
④創造力、発想力⤴︎
⑤説明力⤴︎
これダメ!✖
耳の痛いことですが、「いきなりPCでプレゼン資料をつくりだす」のはダメです。絶対に。
まずは手書きで骨格を図にまとめます。ここでも図解が役に立ちますね。
「なんでも図解」を身につける流れ
①「基本パーツ」(図解3大ツール)をインプット
②文章を図解するコツをインプット
③聞きながら図解するコツをインプット(会議、打ち合わせ向け)
④実践トレーニング
本記事では①の図解3大ツールを紹介します。
図解3大ツール🔧
✅①囲み□○
「文字を囲むだけ」でも図解っぽくなります😲。四角□と丸○では、意味合いや印象が違うので使い分けが必要です。
◻︎ 安定的(安定、構造、システム、完成の印象)
◯ 抽象的(広がり、有機的、ランダム、変化の印象)
✅②矢印→⤴
本書の中でも「最強ツール」「飛び道具」などと呼ばれていました。関係性を瞬時に伝えることがでるからです。
↓の3つの表現が基本です。
①→ 流れ(移行、発生、結果)
②⇆ 双方向(やりとり、交換、相互)
③↔/→← 対立(対応、対比、競合)
あと、⤴⤵で簡単に上昇⤴/下降⤵が表現できることも大事なポイントです。
<補足>🐾
①囲み、②矢印、両方に言えますが、「どんな線をつかうか」も重要です。
(1)… 点線(仮定、未定、補足)
(2)~ 波線(混沌、迷走、障害)
(3)= 二重線(強調)
✅③ひと
1秒以内で書けます。本書では「ゼロワンくん」として紹介されていました。ゼロ(0)と湾曲線(∩)の組み合わせだからです。
そういや、「他でも見かけるような気がしていました」が、Windows10のログイン画面のひともゼロワンくんですね😊
表情、向き、ネクタイ、帽子、体型、髪型、などなど、書き方のバリエーションを覚えると表現力がグンとあがります!
吹き出し💬との組み合わせも強力です。
本書を読んで
すでに使ってます。
例えば、以下で活躍しています。
①Zoom打ち合わせ/会議を聞きながら「図でメモ」
②「頭の整理(何がわかっていて、何がわかっていないか)」
③「相談用のメモ(伝わるように)」
など
本書でも、「自分用の図解メモを書いて、他人と共有する」ことがおすすめされています。私も①の会議メモは共有しています。
まだ、文字でのメモも残っていますが、使っていけばさらに精度があがる予感があります。見返したときの頭への入りやすさはほんとスゴイです。
<事例>
「まわっていないPDCA」を事例で書いてみました。なんか上からもやっとしたPがきて、Dの人はいっぱいいるけど、CAまわってないね…です!
まとめ
「伝わる図をその場ですばやく書く」ことで、人を次のアクションへ動かす。ビジネスシーン以外でもつかえる大変重要なスキルです。
ただし!使わないと身につきません。まずは「図解3大ツール」を意識して使ってみてください。
「文章の図解」「聞きながら図解」「さらなる実践」については是非本書で学んでみてください。
ところで、
読んでいる本の一部+自分の言葉をツイートしているのですが、著者の日高さんにコメントをもらいました。正直、ビビりました。😲
そして、本書および図解を紹介してくださった山田太郎さん、ありがとうございました。さらに学びたい人は↓の「図解本紹介」記事がおすすめ。
当然、私も山田太郎さんのnoteを参考にしています。強調にオレンジを使うのはパクりました!
本日の学びはここまで。また来てください。👋
読書期間 2021/05/17-2021/05/27
初版発行 2020/09/08
「会議、打ち合わせ向け」の聞きながらの図解は、『世界で一番やさしい 会議の教科書』の「書くファシリテーション」も合わせると効果的です。
この記事を書いている「高橋ひろあき」とは?
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