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一流の音楽家に花粉症はいない? 才能の開花には早期教育よりもむしろ、体作りの方が重要かもしれないという話。
ともえです。
(→よかったら自己紹介を読んでね)
私は、ドイツにご縁がある人生を歩んでいますが、その中でもなぜかクラシック音楽家とのご縁をもらうことが多い。
そういう音楽家の中でも、活躍のフィールドが大きく広がっている人と、そうではない人がいる。※規模の大小が能力の大小とは違うということは当たり前だけど。
その中でも、バイオリニストのオーストリア人の女性Bは、私が知る限りの音楽家の中でも最も活躍のフィールドが広い(スペイン拠点で、世界中を講演旅行で飛び回ったり講義をしている)。
※Bについてはこちらの記事に書いているよ。
で。
Bと話をしていて、それまでの自分の常識を覆されたことが2つあるの。
✔ 音楽を本格的にはじめたのは小学校に入ってから(7歳?)で十分。
✔ 幼少期はオーストリアの田舎で育ってオーガニック食メイン。病気はハーブで治療する。体ができていないと公演活動に耐えられない。
以下、この2つについて説明していくね。
一流音楽家になるために早期教育は必ずしも必要ない?
まず、早期教育や英才教育が一流音楽家になるために必要なのか? っていうネタについて。
Bは、オーストリアの某交響楽団の初コンミスになった女性で、音楽の才能を若いころから着実に認められている才能の持ち主。だから、さぞかし英才教育を幼少期から受けたんじゃないのー!?と思っていたんですよ。
ところが、たしかにBの両親は音楽教師ではあったし、家には音楽があふれていたけれど、本格的にバイオリンをやると決めてレッスンを自覚的に受けたのは7歳くらいになってからだというのです。
これ・・・日本の感覚からすると遅いですよね?
でも、ここから、彼女は着々と頭角を現していき、今や世界で活躍するバイオリニストになっている。
確かに15歳とか20歳で始めてからプロになるのは難しいかもしれないけれど、じゃあ、2歳じゃなきゃダメとか、5歳までにはじめなきゃダメというものではないらしい。
B曰く、過度な英才教育や早期教育で音楽を嫌いになる子がいるから、そうなるくらいなら自分自身で選べる年齢から始めれば十分、とのことでした。
思えば、ドイツ人とかオーストリア人で、ちゃんと音楽家として大成している人って、意外と音楽のレッスンを開始したタイミングは遅い人が多い。
たとえば、私が最初にドイツに留学しているときに一緒にいた州立オケのオーボエ奏者の人も、オーボエ始めたのは7~8歳と言っていたかな。しかも彼の場合、公立の小学校の放課後のレッスンでオーボエとか管楽器に触れて、そこから楽しくなって個人レッスンを受け始めたと言っていたので、本当のスタートは10歳近くらしい・・・。
このように、日本人の感覚からすると、圧倒的に遅いスタートで、ちゃんと音楽家として成功している人が多いっていうことが分かったのが、驚きでした。
むしろ体作り(オーガニックな食事と自然療法)が一流には必要らしい
それよりもむしろ、彼らが気を付けているのは、食事と体作りでした。
Bに関しては、オーストリアの中でもオーガニックが盛んな地域で育っており、幼少期から基本的にオーガニックな食事だけ。
そして、風邪などの治療にはハーブやホメオパシーをメインとした自然療法をしていると言っていました。
そのためか・・・
Bは、花粉真っ盛りの日本に公演しにきたときも、まったく問題ないと言っていました。
一流音楽家には花粉症はいない!
衝撃の事実ですが、考えてみれば当たり前。春とか公演シーズンが始まるわけなので、この時に鼻水ずるずるしていたら仕事になりません。
まとめ
結局、
✔ 好きが熟するのを待って自覚をもってスタートしたことを仕事にする
✔ 健康でパフォーマンスの高い身体を整えていくために、オーガニックな食事と自然療法を取り入れる
この2つが、私が知る限りの一流というか、音楽や芸術などのクリエイティブな仕事をしている人に共通する行動だったんです。
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![高橋ともえ](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/34639090/profile_be76b3011cd7a27444bd32162e5c9054.jpg?width=600&crop=1:1,smart)