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思考低下の時

”考える”事を正常に行えなくなること、その瞬間はもう正しい判断ができない状況になっています。
そんな時は、決して大きな決断をしてはいけません。

思考が低下している状態、すなわち脳の酸欠状態や糖不足の状態に起こりえる可能性があります。

簡単にまとめ、いくつかの状況を表してみると、

①眠たい時

②お腹がすいてる時

③すでにイライラ、または怒りの感情がある時

④うつ状態や心のエネルギーが低下している時

このような状態の時は冷静な判断をすることができません。
よく心が弱っている時に、商法や様々な勧誘を受け、思わず入信してしまったり、購入してしまう事というのはよく起こりえる事です。

日常生活の中で特に起こりやすいのは、①~③の状況です。
④に関してはまた今後お話ししたいと思います。

①眠たい時
眠い時は、脳波の状況が変わっていきます。リラックスするα波へ移行中、またはΘ派からδ派となると、かなりうとうと状態です。ベットで寝てしまいそうな場合はそれでよいのですが、例えば、過度な仕事や身体への負荷をかけた場合、覚醒中にも関わらず、眠気がある時があります。それが大事な仕事中や、何かを決定しなければいけない状況であるならば、避けれる状況であれば、行わないようにしましょう。

②お腹がすいている時
お腹がすいてる時は、感情が安定しない場合が多くあります。状況的にイライラのような感情が生まれてくることもしばし見られます。もちろん脳への糖不足や過度な身体エネルギーの消耗による空腹状態では思考が正常に働いいていない状況の方が多くみられます。しっかりと食事をして、感情を落ち着かせてから、物事の決定や、判断をした方が良いですね。

③すでにイライラ、怒りの感情の時
何かのはずみで、怒りの感情が生まれている時、思考が一方方向を向きすぎている場合があるので、こういう時に大きな決断や判断は避けるようにしましょう。特に誰かと口論になることや、仕事の内容などで対立してしまった時、つい感情に任せて言葉がでてしまい、取り返しのつかない決定をしてしまう場合もあります。怒りの感情があるときはまず、自分が今”怒っている”という事を認識し、冷静な状態になってから判断する、自己分析を促すことが大事です。アンガーマネジメントなどが有効になります。

こういった状況は日常で多く起こりえる事です。
状況をなくすことは難しいので、どのように対処できるか考えていきます。

マインドフルネス瞑想は、これら①~③の中でも感情のコントロールとしてはとても有効になります。

瞑想の習慣化は、自分を常に俯瞰視し、一歩離れた状況で見る事ができるようになります。状況に応じて、今の自分の感情を理解し、それが本当に自分が思う感情かどうかを見極めていく、それができるようになることがとても重要です。

眠たいときは、ぐっすり寝て、朝起きてから考えましょう
お腹がすいている時は、しっかり食べて、ゆっくり休んでから考えましょう
イライラしている時は、少しその場を離れ、冷静さを取り戻してから判断しましょう

ゆっくり呼吸を整え、呼吸に集中する、この瞑想の流れが心を安定化させ、いかなる状況でも落ち着いて物事を視れるようになります。
そしてあるがままの状態、フラットな状態を作り、受け入れ、周りを客観視していきます。

それこそがマインドフルネス瞑想から生まれる自己受容になります。






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