可能性を広げる質問・メタモデル③
こんにちは。 心理カウンセラーのじゅんさんです(^-^)
いつも記事を読んでいただきありがとうございます。
皆さん暑さでバテてないですか? 私はちょっとバテ気味です(^-^;
そしてアイスコーヒーをがぶがぶ飲んでいます。
私はもともとコーヒー好きなんですが、カフェインには弱いんですね。。
このことに気付いたのはコーヒーを好きになってからなんですが、 それでも私はカフェイン中毒気味なので、コーヒーを手放せないんですね。
なので、 紅茶をたまに飲むようになりました。
紅茶もカフェインは含んでいるんですが、コーヒーよりは少なくて優しい感じが私にはするんですね
また、紅茶はコーヒーと違って、 何か上品な感じがするんですよね。(私の主観です汗)
なので、そんな空気間や雰囲気を「楽しむ」というような意識で紅茶を入れると、意識はコーヒーを飲まないために紅茶を飲んでる。
というよりは紅茶を楽しむために飲んでるという意識になるんですよね。
紅茶用のカップを用意したり、それに合うお菓子を用意したり。
そのように楽しみながら紅茶を飲んだりしています。
意識の仕方で、その時間が我慢なのか楽しみなのか。小さなことですが、これが後々の自分自身の環境に影響してくるんですね。
今日はそんなことを考えたりしていました(^-^)
今回は【可能性を広げる質問・メタモデル③】についてお話していきますね。
1.NLP
NLPは1970年代にアメリカで開発された心理学的な手法です。
元々は創始者であるリチャード・バンドラーとジョン・グリンダーの二人がその当時天才と言われた3人のセラピストの研究からスタートしたと言われています。
彼ら3人の天才セラピスト達は並のセラピスト達が何年もかかって治療することができなかったクライアントすら短期間に治療したと言われています。
これは言語が人間にどんな影響を与えるかについての一連の研究からスタートしています。
NLP とは(ニューロ・リングウィスティック・プログラミング)の頭文字をとったもので、日本語では神経言語プログラミングと言われています。
N…神経を表していて五感などと捉えることが出来ます
L…言葉を指しています
P…プログラミングを意味しています
NLPは五感と言葉が脳のプログラムを作ったり起動させたりしているという風に考えることができます。
これは NLP の発祥の地アメリカでは脳の取扱説明書などと言われています。
NLPは、脳に関する実践的な研究がされていて、応用範囲は人間の営みの大半に関わっていると考えることができます。
2.可能性を広げる質問・メタモデル③
このメタモデルとは1970年代に、優れたセラピストのパターンを分析した理論のことをメタモデルと言います。
メタとはギリシャ語で「~を超えた」「全く違うレベル」などを意味する言葉です。
簡単に言うとメタモデルとはコミュニケーションを正確に取り戻していく方法のことです 。
このメタモデルについては、メタモデルについて①と、情報を補う方法メタモデル②という記事でお話しています。気になった方はそちらを読んでいただけると嬉しいです。(ラジオで音声でも聴けます)
このメタモデルで重要になってくる表現です↓
【メタモデルで使う表現】
• 表層部…言葉として表している部分
• 深層部…体験の全体
• 省略…情報の省略
• 歪曲…個人のフィルター
• 一般化…普遍的な同じ意味を持つ言葉
メタモデルに関する。 省略・歪曲・一般化に関する質問には、 2つの効果があります。
【メタモデルの質問の効果】
①言葉の意味が明確になる
②可能性が広がる
3.言葉の意味が明確になる
省略された情報を取り戻す質問をすれば、相手の言葉の意味がより正確になってきます。 ここで昔の私が体験した時のお話をさせていただきます。
昔、私は働いていた職場の上司から「このアンケート用紙なるべく早めに書いてくれる」と優しい口調で言われポンと書類を渡されました。私はその時の上司とのやりとりで、「上司は優しかったしこのアンケート用紙の提出は2、3日ぐらい余裕があるんだろうな」と思っていました。
その日の帰り間際に 「あのアンケートを書いてくれた?」とちょっとムッとした様子で言われました。
「今日ですか?」と答えたら、上司は「えっ?」となってしまったんですね。
忙しい時はとくによくある場面ではないでしょうか。
このように言葉には多くの情報が省略されているんですよね。この時の私が言葉の省略に気づいていたならば、きっと上司からアンケート用紙を渡された際に、「なるべく早めにとはいつまででしょうか?」と上司に確認できていたかもしれません。
このお話上では、上司の言葉は上司の中の基準が省略されていたんですね。 このように省略された相手の言葉の情報を取り戻す質問をすると、相手の伝えている言葉の意味がよりわかってきますよね。
このように私たちは何らかの体験をした時、それを自分のフィルターで歪曲したり、一般化・単純化してそれらを認識しているんですね。
これらはコミュニケーションを言葉でしている時は、必ず通っているプロセスなんですね。
言葉はそれを体験している人の独自の解釈に過ぎないんですよね。 話し手も聴き手も歪曲と一般化がもたらす表現には、それぞれの「思い込み(ビリーフ)」に近いものがあると考えることができます
私たちが生活している中で普遍的なものというものは、自然の中のサイクルのこととか、例えば「太陽が昇って沈む」ということとか。
これらは普遍的なものですよね。どんな人が考えても同じことと言えます。
では「会社はみんな嫌々働いている場所」はどうでしょうか?これは嫌々働いてる人もいれば、楽しく働いている人もいますよね。
この言葉の中の意味はその言葉を受け取った人の思い込み(ビリーフ)になっているということになります。
普遍的な真実とかは変わらない事なんですが、これらの思い込みは私たちが気づくことで変化させることができるということになります。
4.可能性が広がる
相手から伝えられる言葉の歪曲、一般化された情報を適切な形に戻す質問をすることによって、自分の認識は自分が歪曲させた思い込み(ビリーフ)だったと気付くからなんですね。
私は昔介護の職場にいました。 その時に後輩の男の人がいたんですが、その方が「僕は介護士に向いていない…」と悩みを打ち明けてこられたんですね。
私は彼の先輩として、 私からみた彼は介護士としてとても必要な要素の優しさ、明るさ、 素直さ、誠実さをもっていると、感じていました。
介護士として十分やっていけると感じていました。 当時の私はメタモデルのことは知らなかったので、今思い返すと必死に彼を説得するようにして、私の言葉をただただ、伝える事をしていたように思います。
彼は他の介護士の持っている機敏さ・そつない動き=良い介護士だという思い込み(ビリーフ)をしていたようです。
もちろん、これらの要素も大切なことです。ただこれらは、経験や個人差もあることです。
彼が持ち合わせていたのはそのもっと奥にある部分。純粋な人間性や人に対しての愛情に溢れていたんですね。
それは彼についていた指導するスタッフが、そのように振る舞っていたことも関係していたりして、彼の中の制限となる思い込み・信念(ビリーフ)を作ってしまっていたようです。
もし、私がその時にメタモデルの質問をするとしたら。
私「介護士はみんな同じような動きを取らなければできない仕事かな?○○さんはどう思うかな?ちなみに私もそつない動きとか機敏な動きは苦手だよ。」
と質問をすることで、もしかしたら彼は自分の思い込みに気づくこともあるかもしれません。
彼(皆それぞれ個性があるのか。私の個性とはどんな部分かな?)等考えるかもしえませんよね。
ただ、これは例としての質問なので全てこのメタモデルの質問が有効になるかは分かりません。
少なくとも彼は自分の思い込みについて考える可能性が出てくると思いますよね。
このようにメタモデルの質問はその先の可能性を広げるということになります。
今回は【可能性を広げる質問・メタモデル③】についてお話しさせていただきました。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまたお逢いしましょう(^^)
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