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児童期・青年期に見られる障害や症状①「自閉スペクトラム症(ASD)」

 精神医学(Psychiatry)は、各種精神障害に関する診断、予防、治療、研究を行う医学の一分野です。

カウンセラーは医師のように病名を診断したり、投薬治療を行うことはできません。

カウンセラーの精神医学的な知識が乏しいと、クライアントの状況を正確に判断することができないため、重篤な症状へと発展させてしまう危険性もあります。

カウンセラーは常にクライアントの利益に繋がる判断をしなければなりません。

病名を告げるなど医師の専門領域を侵したり、クライアントが傷つくような知識の乱用は絶対あってはならないことですよね。

カウンセラーが自身の専門性の限界を知り、クライエントのメリットにつながる関わりをするためには精神医学の基礎知識は非常に大切ですよね。 

あくまで予備知識としての情報ですが、私自身の学びの場としても精神医学の基礎知識をこのnoteに書いておこうと思いました。

また、多くの人が精神医学に触れる機会となったり、理解を深めるきっかけになっていただけたらと思っています。


1.児童期・青年期に見られる障害や症状

児童期・青年期にもよく見られる障害があります。その中でもよくみられる5つから①自閉スペクトラム症(ASD)を紹介します。

【児童期・青年期に見られる障害や症状】

①自閉スペクトラム症(ASD)
②注意欠如・多動性障害 (ADHD)
③学習症/学習障害(LD)
④チック症
⑤児童虐待 

2.自閉スペクトラム症(ASD)

自閉スペクトラム症(ASD)は、子供が正常な社会的関係を形成するのが困難な特性を持っています。

言葉の習得・言葉の使い方が異常であったり、全く言葉を使おうとしないなどの言語性の特性があったり、強迫性行為のような儀式的な行動を繰り返し行うなど、行動面の特性も見られます。

また他人大人子供も問わずとコミュニケーションを取ったり、親密な関係性を築くことも苦手で、決められた日常のスケジュールに沿って行動するのも困難な傾向が見られます。

男女比で言えば男児の方が2倍から4倍多いと言われており150人に1人の割合で発症するとも言われています。

まだこの自閉スペクトラム症は、個人差が非常に大きく症状の現れ方もその個人によって大きく違います。

中には言葉の遅れがほとんど見られず、発達水準の高い子供もいます。

このような子供の場合は、小学校低学年までは分かりにくいのですが、集団の暗黙のルールなどは理解することが難しく、集団行動を取りにくいなどの問題が生じてきます。

思春期など、ある程度成長した後、対人関係で問題が生じることもあります。 


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HSP心理カウンセラー じゅんさん
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