メタモデルの質問(歪曲) ・メタモデル⑤
こんにちは。
心理カウンセラーのじゅんさんです(^-^)
いつも記事を読んでいただき、ありがとうございます。
今日はですね。1日休みでした。 外は雨模様だったので1日部屋でゆっくり過ごしてました。(2020/6/14)
読書をしようかなと思って今日選んだ本が「流れとかたち」という本なんですね。
エイドリアンベジャンという方が書いた本です。
これはどんな本かと言うと、 自然界のデザイン形ですよね。 これを科学の一分野として扱う。そしてその中心にデザインと進化の物理法則があるよ。というような本です。(ざっくりですみません(^-^;)
それをコンストラクタル法則と呼んでいます。
どんな法則かと言うと、 例えば、身体に流れてる血管組織とか、肺の中の気道から広がる肺胞の形。後は私たちが生活している社会組織。
そして生命を持っていない河川から様々な生き物のデザインまで。自然界において生物と無生物限らず、そのデザインは共有する点がある。
全ては時の流の中で、良くするように進化している。これは願望でもなく、自然の傾向、物理現象だということですね。
これまだ全て読み終わっていないんですけども。
とても面白い考え方だなぁなんて思いました。
確かにいたるところに同じようなデザインっていうものを発見できるなぁなんて思う瞬間がありませんか?
葉っぱの葉脈と私達の毛細血管の形なんてそっくりですよね。
流れとかたちという本です。今日はそんな本を読んでいました(^-^)
過去記事でコンストラクタル法則について少し書いています↓
私が読んでる本です。気になった方は雨の日のお供に(^^)↓
今回は【メタモデルの質問(歪曲) ・メタモデル⑤】について話していきたいと思います。
1.NLP
NLPは1970年代にアメリカで開発された心理学的な手法です。
元々は創始者であるリチャード・バンドラーとジョン・グリンダーの二人がその当時天才と言われた3人のセラピストの研究からスタートしたと言われています。
彼ら3人の天才セラピスト達は並のセラピスト達が何年もかかって治療することができなかったクライアントすら短期間に治療したと言われています。
これは言語が人間にどんな影響を与えるかについての一連の研究からスタートしています。
NLP とは(ニューロ・リングウィスティック・プログラミング)の頭文字をとったもので、日本語では神経言語プログラミングと言われています。
N…神経を表していて五感などと捉えることが出来ます
L…言葉を指しています
P…プログラミングを意味しています
NLPは五感と言葉が脳のプログラムを作ったり起動させたりしているという風に考えることができます。
これは NLP の発祥の地アメリカでは脳の取扱説明書などと言われています。
NLPは、脳に関する実践的な研究がされていて、応用範囲は人間の営みの大半に関わっていると考えることができます。
2.メタモデルの質問(歪曲) ・メタモデル⑤
NLPという心理学的手法があります。これは脳の取扱説明書などとも言われています。
このメタモデルとは1970年代に、優れたセラピストのパターンを分析した理論のことをメタモデルと言います。
メタとはギリシャ語で「~を超えた」「全く違うレベル」などを意味する言葉です。
簡単に言うとメタモデルとはコミュニケーションを正確に取り戻していく方法のことです 。
このメタモデルについては、メタモデルについての記事をマガジンにしているので、気になった方はそちらを読んでいただけると嬉しいです。
そしてこのメタモデルで重要になってくる言葉をいくつか最初にお話ししますね 。
【メタモデルのポイント】
• 表層部…言葉として表している部分
• 深層部…体験の全体
• 省略…情報の省略
• 歪曲…個人のフィルター
• 一般化…普遍的な同じ意味を持つ言葉
今回はメタモデルの歪曲に関した質問について、お話していきたいと思います。
歪曲とはその人その人が持つ。 個性のフィルターを通して見ている景色。または思い込み(ビリーフ)などのことをいます。
そして歪曲には大きく四つのパターンがあると考えることができます。
3.歪曲の四つのパターン
①X = Y になる表現…泣く=気が弱い・怒る=ダメな人
• 質問方法…「どうして X が Y を意味すると思ったんですか? 」
②前提…「今の若者は軟弱だな」「男はメソメソして泣いてはいけないんだ」
• 質問方法「何があなたをそのように思わせたでしょうか?」「そのような経験があったら教えてもらってもいいですか?」 「どうしてそのように信じるようになったんですか?」
③因果…「上司の声を聴くと嫌な気持ちになるんです」「友達が元気がないと私も暗くなってしまうんです」
• 質問方法「X(上司の声) が Y (嫌な気持ちになる)の原因だけだと感じますか?」 「例えばX(友達)が原因でないのであれば Y (暗くなる気持ち)はどのようにしたらいいと感じますか?」
④憶測…「この会社では私はみんなから期待されていないんです」「私はみんなのために尽くしていたんです」
• 質問方法「一体どうしてそのように感じたの?」 「なぜそのようにあなたは感じたのですか?」
4.私の体験の実例(前提パターン)
ここで少し私の実際に体験したお話をしてみたいと思います。
昔、私は職場の上司の人からこんな事を言われたことがあります。
「男なんだから弱音ははかないんだよ」
「男でしょもっと頑張ることできるよね 」
とかそんな言葉でした。
この表現をした上司はどんな信念(思い込み)を持っていたのでしょうか。
そう。おそらく先ほどお話した、四つのパターンの中の「前提」というパターンがあったと考えられます。
男=弱音は吐かない 。男=頑張ることができる。というような「男」という前提があってその後に思い込みが発生しているということになるんですね。
この大前提は世の中全ての人が共通に持っている前提ではないですよね。その上司の前提にすぎないんですね。
実際は男性だって弱音をはいてよいし、助けてと言っても良い。
男性だから、体力の限界まで働かなくてもよいですよね。しっかり休養していいんですよね。
他のパターンの言葉も同じことが言えます。 これらは特定の価値観が特定の信念(思い込み)を作っているに過ぎない。ということに気がつきますよね。
ただ実際のコミュニケーションで
「X =Y はこうだから…」
「憶測ということだからこうでああで…」
「これは因果パターンだから…」
とか考えながらこのパターンに照らし合わせて話すということはとても難しいことですよね。
例えばですね、「この人の個性のフィルター歪曲はどのように入っているのかな?」と考えてみると、とっさに質問を返すことができるのかもしれません。
そのようにしていくと直感的に質問を返していけるようになってくるかもしれません。
今回はメタモデルの質問(歪曲)・メタモデル⑤についてでした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまたお逢いしましょう (^-^)
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