上野千鶴子氏の「家父長制と資本制」を読んでます。まだ第5章ですが、マルクス、フロイト、アルチュセール、メイヤスーなど理論的な思想家が引用されつつ家庭内労働や再生産など実践的な議論が乗っかってきます。となると、この本の出版からこれまでの総括が気になります。
恣意ではなく「自由意志」を対象として見いだすこと、即ち「物件(Sache))」に「合目的性」を付与する活動(合目的的活動)が「労働」である。 「自由」即ち目的(Zweck)の展開、或いは、「人格(Persönlichkeit)、自由意志の定在化」が私有(Eigenzum)である